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「反董卓連合」

旅から帰ってきた一刀達


そして解毒薬によって何進将軍の猫化は消え、丸く収まったかに思えたのだが


旅をしている間に董卓が洛陽で悪さをしていると聞き、袁紹からの文により璃々ちゃんを除く全員で向かうことになったのだった。


洛陽・反董卓連合軍陣地


桃香「桃花村義勇軍の劉備です。反董卓連合に参戦しに来ました 」


桃香が受け付けに言うと


受け付け「わかりました。ではあちらの大天幕にお集まりください 」


スッ!


そして桃香達は大天幕へと移動する。


鈴々「ホントに董卓と戦うのかなのだ!? 」


董卓がどのような人物か知っているだけに戦いたくない鈴々だが


愛紗「いささか不本意ではあるが断れば桃花村が袁紹に攻められてしまうかもしれない。だから極力戦いを避けるしかないな 」


と考える愛紗であった。


桃香「それにしても不思議だよね〜、どうして村の一義勇軍でしかない私達が連合軍に呼ばれたんだろう? 」


桃香がその事に?を浮かべていると


?「そりゃそうだろうよ 」


どこからか声が聞こえてきた。


翠「今の声は何だ!? 」


焔耶「どこから聞こえてきたんだ!? 」


声の主を探す桃香達だが


?「ここだ!ここっ!! 」


タンポポ「声はするけど姿が見えないよ!? 」


星「透明人間でもいるというのか!? 」


あまりにも見つけてもらえないので


一刀「ここにいるぞ 」


ビシッ!


一刀が声の主の場所を教えてあげた。


するとそこにいたのは


白蓮「ぐすっ!北郷ありがとう… 」


泣きべそをかく公孫賛こと白蓮であった。


桃香「パイパイちゃんいつからいたの!? 」


白蓮「白蓮だ!最初からいたぞ! 」


白蓮は目立たないため誰かに見つけてもらわないと気づいてもらえなかった。


紫苑「そんなことより私達が連合軍に呼ばれた理由を知っているようですけどどうしてですの? 」


紫苑が聞くと


白蓮「お前達は知らないようだけど桃花村の義勇軍の噂はすごいんだぜ。村に来る賊をすべて倒すほどの最強の義勇軍だってな 」


つい最近まで旅をしていた一刀達だがまさか自分達がそんな有名になっているだなんて知りもしらなかった。


白蓮「あと曹操、孫策、袁術、私が袁紹に推薦するよう頼んだんだよ 」


四人から推薦されたのならばさすがの袁紹も文句を言えなかった。(ただし最後までブーブー言っていた)


白蓮「早く代表数名を連れて大天幕に入ってこいよ、みんな待ってるぜ 」


タッ!


そう言って白蓮は大天幕に向かっていった。


愛紗「代表となると…姉上(桃香)と私と軍師の朱里と一刀殿で決定ですね 」


愛紗が言うと


鈴々「えーっ!!お兄ちゃん達が行くなら鈴々も行きたいのだ! 」


だだをこねる鈴々


愛紗「鈴々!我々は遊びに行くのではないぞ!軍義に行くのだ!お前が軍義に行ったらすぐに眠ってしまうだろう! 」


軍義の話は退屈なので眠ってしまう鈴々であった。


こう言われては鈴々もだだをこねるわけにはいかず


一刀達4人と何進将軍が行くことになった。


大天幕


一刀「どうも、遅くなりました 」


パサッ!


一刀達が大天幕に入った瞬間…


雪蓮「ヤッホー一刀♪ 」


ぎゅっ!


一刀「うわっ!? 」


いきなり孫策(雪蓮)が一刀に抱きついてきた。


一刀「ちょっと離れてくれよ孫策さん!? 」


でないと…


ゴゴゴッ…!!♯


朱里「はわわ!? 」


後ろにいる鬼(愛紗・桃香)が怒りそうですから!?


雪蓮「離れたくないもん♪それに孫策だなんて水くさいわね!雪蓮でいいわよ♪ 」


雪蓮は離れようとしない


それどころか


美羽「一刀〜、会いたかったのじゃ〜♪ 」


ぎゅっ!


袁術(美羽)までくっついてきた。


七乃「あらあらお嬢様ったらすっかり一刀さんが気に入ったようですね〜♪ 」


一刀「七乃さん!?笑ってないで止めてくれ!? 」


(一刀は美羽と七乃から真名を預かっています)


七乃「面白いから止めませんよ〜♪それにこっちも面白そうですし 」


スッ!


七乃が指差す方向を見てみると


ゴゴゴッ…!!♯


ジャキンッ!!


愛紗と桃香が武器を構えていた。


美羽「孫策!主君命令じゃ、一刀から離れるのじゃ! 」


雪蓮「いやよ!こういう時だけ主君面しないでちょうだい! 」


雪蓮と美羽が一刀を取り合っていると


華琳「いい加減にしなさい!♯ 」


ビシッ!


華琳の怒声により場は静められた。


華琳「孫策、袁術!北郷と話をしたい気持ちはわかるけど今は大事な軍義の真っ最中でしょ!あとにしなさい! 」


雪蓮・美羽『はい、すみません 』


華琳に怒鳴られて謝る二人であった。


華琳「(まぁ二人がいかなかったら私が行ってたけどね♪) 」


華琳も一刀と話がしたかったのだった。


その後、場が静まり軍義が始まるのだが


麗羽「おーほっほっほっ!匹婦(ひっぷ・身分の低い女性)の皆さんお久しぶりですわね 」


一刀「(相変わらずバカ笑いが激しい人だな) 」


この麗羽の言葉により軍義が少々遅れたという


そしてようやく軍義が始まった。


麗羽「おーほっほっほっ!皆さんようこそわたくしが率いる反董卓連合に集まってくださって感謝していますわ! 」


口ではそう言っているが全然感謝していない麗羽であった。


麗羽「それでは始めに各軍の自己紹介をお願いしますわ! 」


麗羽が言うと


華琳「魏国の曹操よ 」


美羽「袁術なのじゃ!こっちは部下の孫策なのじゃ 」


雪蓮「はいはい、孫策です(後で覚えてなさい!♯) 」


白蓮「幽州の公孫賛だ 」


桃香「桃花村の劉備です 」


麗羽「そしてこのわたくしが… 」


華琳「あなたのことはよく知っているから別に言わなくていいわよ。それより軍義を始めなさい 」


麗羽「うっ!?わかりましたわよ! 」


そしてその後


麗羽「では最初に董卓をどうやって殺すかですけど… 」


麗羽が言うと


一刀「ちょっと待て!董卓が悪人だという証拠もないのに何で殺す必要があるんだ!? 」


董卓がどのような人物かわかっている一刀が抗議する。


もちろんそれは董卓を知っている愛紗だって同じ気持ちだった。


だが


麗羽「は?あなたバカじゃありませんの? 」


麗羽にだけは言われたくない台詞である。


麗羽「わたくしは洛陽の張譲さんから董卓が洛陽で悪さをしているという知らせを受けていますのよ 」


その張譲という言葉に


バサッ!!


何進「張譲じゃと!? 」


天幕の外で待機していた何進将軍が入ってきてしまった。


しかも…


にゃ〜ん♪


猫耳のままである。


麗羽「あなたは確か亡くなったはずの何進将軍!? 」


何進将軍は張譲によって世間では死んだことにされていた。


何進「袁紹よ!わしの言うことがわからぬのか!悪いのは董卓を利用している張譲じゃ! 」


何進将軍は麗羽に説教しまくるが


麗羽「おーほっほっほっ!何進将軍の名を語るなんてよくできた偽者ですわね 」


何進「なんじゃと!! 」


桃香「この人は本当の何進将軍です。信じてください! 」


桃香はいうが


麗羽「あ〜ら劉備さん、あなたが偽者の肩を持つだなんてねぇ、偽者だという証拠ならこちらにありますわよ!何進将軍がそんなアホみたいな猫耳をつけているはずがありませんからね! 」


ビシッ!


麗羽は何進の頭にある猫耳を指差す


愛紗「これは薬の影響で残っているだけだ!? 」


麗羽「あらあら、関羽さんまでそのようなデタラメを言うだなんて、劉備軍ってのは嘘をつくような馬鹿者揃いのようですわね! 」


書いている作者でさえもイラつくようなことを麗羽が言いまくっていると


ドカンッ!!


いきなり机が蹴飛ばされた。


蹴飛ばした方向を全員が見てみると


バンッ!


そこには一刀がいた。


麗羽「ちょっと何のつもりですの!♯ 」


麗羽が一刀に対して怒ると


一刀「バカはどっちだバカ袁紹 」


麗羽「なんですって!!♯ 」


一刀「真実を知らずに噂だけを信じているからバカだというんだ! 」


愛紗「一刀殿、少し言い過ぎです!? 」


愛紗は一刀を止めようとするが


一刀「悪いが俺は帰らせてもらう! 」


スッ!


一刀は天幕の外に出ていった。


桃香「一刀さん!? 」


すぐに後を追おうとする桃香だが


麗羽「お待ちなさい!あんなブ男の一人や二人ほっておいて結構ですわ!追いかけたら死刑ですからね 」


連合軍総大将という地位を横暴する麗羽


愛紗「(一刀殿、どうしてあのような態度をとるのですか!?) 」


普段一刀を知っている愛紗達でも今の一刀の態度は理解できなかった。


そしてその頃、洛陽の城


張譲「フッ!連合軍が来るようだが好きに暴れるがよい、やはりバカな袁紹を使ったのは成功だったようだな 」


捕らえられている月に代わって玉座にて大威張りな張譲


霞「(ちっ!いい気になりおってからに!♯) 」


ねね「(人質さえいなければあんな奴!!♯) 」


詠「(いつか殺してやるわ!♯) 」


主君である月を人質に捕られ、董卓軍は文句を言えなかった。


その時!


兵「張譲様、我が軍に入りたいという者がいますがどうしますか? 」


張譲「この状況で董卓軍に入ろうだなんて変わった奴だな。そいつはどこにいる? 」


張譲が聞くと


?「俺ならここだよ 」


スッ!


兵の後ろからその者が現れた。


一刀「俺の名は北郷一刀、董卓軍に入りに来た! 」



バンッ!


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