「呉の口喧嘩」
一刀達が南蛮に向かっている頃
泰山へ持久草を取りに行った星と翠は
泰山へと続く山道
ドォーンッ!!
星「まさかこんな崖に出くわすなんてな!? 」
二人の前に強大なる崖が立ちふさがった。
星「まったく、翠が早く尿を済ませぬからこんな崖が目の前に… 」
翠「か…関係ないだろ!///星だって『あの村にある限定メンマはぜひ購入せねば』って言うからわざわざ遠回りしてこんな崖を通ることになったんじゃないか! 」
あきらかに星が悪い
星「それはともかく、ここから先をどうやって進むかだ。来た道を引き返すと時間がかかりすぎる、崖は険しくて登れない 」
星が考えていると
翠「おっ!そうだ 」
ガサガサッ!
自分の荷物をあさる翠
そして
ジャーンッ!
翠「ただの縄〜 」
青い猫型ロボットのような言い方をする翠
星「お主、いつの間に縄を!? 」
翠「朱里からこんな険しい道のためにって前もって渡されてたんだ 」
星「朱里からだと、ふむ〜 」
じーっ!
星は縄をじっと見つめると
星「これは!?孔明の縄だ!? 」
バァーンッ!!
激しく言う星だが
翠「当たり前だろ、さっさと行くぜ 」
無視をする翠であった。
星「(これだから翠はつまらぬ、一刀殿なら『なんでやねん!』とツッコミをしてくれたであろう) 」
ぶちぶち言いながら翠の後に続く星であった。
その頃、
ザザーッ!
ここは呉に向かう船の上
伽留「うわぁーっ!久しぶりに見る長江はすごいわね! 」
この船には呉に向かう伽留、シャオ、明命、穏が乗っていた。
シャオ「伽留は呉に来るの久しぶりだしね、伽留の知らない新しい人もいるんだよ 」
伽留「へ〜♪からかいがいのある人だといいんだけど♪ 」
からかう気満々である。
穏「皆さん、呉のお城が見えましたよ 」
船は呉に着こうとする
そしてその頃
呉の城
思春「蓮華様、こちらに向かう船があります 」
蓮華「そうか、となるとシャオが帰ってきたのかもしれないな 」
蓮華が言うと
?「しかしまぁ帰ってきたのが良いのか悪いのかわからんのぅ 」
スッ!
蓮華「祭! 」
そこに呉の重鎮である黄蓋(真名は祭)が現れた。
祭「シャオ殿ならばおそらくあの二人を止めてくれるかもしれないな 」
思春「祭殿、それはおそらく無理でしょう。長年二人を育ててきた祭殿がいくら言っても静まらない二人ですからね 」
蓮華「誰かあの二人を止めてくれればよいのだが 」
そして蓮華達が話をしている間に船は呉に着くのだった。
その後、呉の城・玉座の間の前
伽留「蓮華様、久しぶりです♪ 」
蓮華「伽留!? 」
シャオ達と一緒に伽留がいたことに驚く蓮華
伽留「祭様、お久しぶりです! 」
祭「うむ伽留よ、料理の腕は衰えてなさそうで何よりじゃ! 」
祭は伽留にとって料理と弓の師匠であった。
シャオ「ねぇそれより雪蓮お姉ちゃんに話があるんだから会わせてよ! 」
蓮華「うっ!?いま姉様はちょっとな!? 」
蓮華が言った直後
雪蓮「冥琳のバーカッ!ガミガミ軍師!♯ 」
冥琳「飲んだくれの暇人王!♯ 」
二人の怒鳴り声が玉座の間から響いてきた。
蓮華「姉様!、冥琳!、静かにしてください!シャオが帰ってきたんですよ!♯ 」
ガラッ!
蓮華が玉座の間の扉を開くと
雪蓮「い〜だ!あっかんべー!♯ 」
冥琳「ぐぬぬ…♯ 」
バンッ!
そこには口喧嘩をしている二人がいた。
伽留「雪蓮と冥琳ったらどうしたの!? 」
思春「わからん、数日前から急にいがみ合うようになってしまったのだ 」
くるっ!
そして口喧嘩していた二人が伽留の姿を見つけると
雪蓮「伽留、聞いてよ!冥琳ったらひどいのよ!♯ 」
冥琳「ひどいのはお前の方だろうが!♯ 」
雪蓮「なによっ!♯ 」
蓮華「やめてください!♯伽留、話なら私が聞いてやる 」
伽留「はい、実は… 」
伽留は自分が呉に来た経緯を話した。
蓮華「江東丸か、それなら倉のどれかにあるから勝手に持っていってくれ。亞莎、すまないが探してくれ 」
亞莎「わかりました 」
タタッ!
亞莎は倉の方に向かっていった。
伽留「あっ!そういえば一刀がただでもらうのは悪いからみんなにこれをって 」
スッ!
伽留は一刀から渡された袋を取り出した。
シャオ「何なのこれ? 」
クッキーを見つめるシャオ
この時代にクッキーがあるはずがないので未知のものであった。
伽留「くっきーっていうお菓子だって、美味しいから食べてみなよ♪ 」
祭「どれどれ 」
明命「いただくのです 」
ぱくっ!
口喧嘩している雪蓮と冥琳、倉で探し物をしている亞莎を除いたみんながクッキーを食べてみる。すると…
シャオ「美味しい♪ 」
祭「美味じゃのう!? 」
思春「あの男がこのようなものを!? 」
一刀お手製クッキーは好評だったようだ。
蓮華「ちゃんと亞莎の分も残しておかないとな 」
ササッ!
蓮華が亞莎の分のクッキーを取っていると
伽留「あっ!そういえば蓮華様、後で話があります 」
蓮華「私にか? 」
一部でのんびりしているが、もう一部では大変なことが起きている呉であった。
悔しいです!二次創作作成禁止のおかげで連載・完結の作品を計3作品削除することになってしまいました!
だが西森は諦めず新たに投稿する作品を考えています!
二次創作作成禁止に該当する皆さんも頑張ってください!