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「桃香の妊娠騒動」

桃香が太ってしまい落ち込んでいると


桃香「(何で太っちゃったの!?そりゃあ最近夜中に肉マンやアンマン食べたり昼間からゴロゴロしていたけどさ!?) 」


それが原因である。


桃香「(もしこのまま太りすぎちゃったら!?) 」


〜桃香の想像〜


でっぷーん!


そこには相撲取りのような体型をした桃香がいた。


一刀「桃香、俺は豚まんは嫌いなんだよ。やっぱり女の子は痩せてないとね 」


プイッ!


桃香「一刀さん待って〜!?(太い声) 」


一刀に見捨てられる桃香だった。


〜想像終了〜


桃香「そんなの嫌だーっ!? 」


ビィーンッ!!


桃花村・庄屋の屋敷に桃香の叫び声が響き渡る。


桃香「(このままじゃダメ!絶対減量しなきゃ!) 」


ゴォーッ!!


こうして減量(ダイエット)に燃える桃香であった。


翌日


桃香「減量っていったらやっぱり運動だよね♪参考になりそうな人は… 」


そして桃香が向かった先は


翠「えっ?一緒に鍛練したいって!? 」


タンポポ「マジなの!? 」


桃香「私もやはり力をつけたいと思いまして、お願いします! 」


普段のんびりする桃香がいきなり運動したいだなんて驚く翠とタンポポだが


翠「まぁとにかく始めようぜ♪それじゃあ… 」


シュッ! ブランッ!


翠は木に足をかけてぶら下がると


翠「まずは膝ぶら下がりで腹筋500回だな 」


桃香「あのぅ翠ちゃん、下穿き(パンツ)見えてるよ!?/// 」


翠「小説だから気にするなっての♪ 」


と翠は言うが


タンポポ「あっ!お兄さん♪ 」


タンポポが言うと


翠「えっ!?か…一刀が来てるのかよ!?/// 」


バタタッ!


慌ててスカートを押さえようとする翠だが


パッ! ドッシーン!!


翠「いたっ!? 」


慌てて足を離してしまい木から転落した。


タンポポ「にひひっ!お兄さんが来たなんて嘘だよ〜♪ 」


とタンポポが言うと


翠「このタンポポーっ!!♯ 待ちやがれーっ!!♯ 」


タンポポ「やだよ〜だ♪ 」


ビュンッ!!


タンポポと翠が追いかけっこを始めた。


桃香「あはは!?他のところに行こうっと 」


スッ!


そして桃香は他に向かうのだった。


伽留「痩せる秘訣?何で桃香がそんなこと聞くの? 」


桃香「えと…!?ほら伽留ちゃんってスタイルいいから何か秘訣があるのかなって!? 」


桃香が聞くと


伽留「そうだね〜、私は毎日これを水と一緒に飲んでるよ♪ 」


スッ!


伽留は粉の入った一つの袋を取り出した。


桃香「何なのこれ? 」


伽留「それを飲めば体から汗が出てきてあら不思議!?痩せるのよ♪ 」


桃香「ほんと!? 」


サラッ!ぱくっ!ゴクッ!


桃香は粉を飲み込んで水と一緒に飲み込んだ。すると…


カァーッ!!


桃香の全身が赤くなっていく


伽留「中身は激辛唐辛子の粉末だけどね♪ 」


桃香「からーいっ!? 」


ゴォーッ!!


あまりの辛さに口から火を噴く桃香だった。


しばらくして


桃香「ハァハァ…痩せるのって大変だなぁ!?こうなったら最後の手段! 」


そして桃香が使った手段とは


晩御飯の時間


鈴々「あれっ?桃香お姉ちゃん食べないのかなのだ? 」


桃香「うん、今日はお腹空いてないからね 」


最後の手段、それは絶食であった。


ぐきゅ〜


桃香「(お腹の音がなるけど我慢しなくちゃ!) 」


空腹に耐えようとする桃香だった。


その後


一刀「さて夜食のためにおにぎりでも作るかなっと♪ 」


ガサガサッ!


一刀が台所をあさっていると


一刀「んっ?何だこの小瓶は? 」


密封された小瓶を見つけた。


紫苑「あぁ、それは星ちゃんが大事にとっておいたメンマですよ 」


一刀「星が!? 」


趙雲こと星。桃花村に帰る途中で行方不明になる。(51話『先生との再会』参照)


一刀「っていうか、このメンマ腐ってるじゃないか!?捨てちまうか 」


一刀が小瓶を捨てようとすると


紫苑「一刀さんダメですよ!?それを捨てたらきっと…!? 」


〜紫苑の想像〜


星「私のメンマが無くなっている!?なにっ!一刀殿が捨てただと、許しませんぞ一刀殿!捨てられたメンマの恨みを思い知りなされ!♯ 」


〜想像終了〜


紫苑「というようなことになります!? 」


一刀「星ならあり得るな!?仕方ない、星が帰ってくるまで仕舞っておくか 」


スッ!


一刀は小瓶を棚に直すのだった。


その頃、星はというと


星「困った!? 」


村の入り口にて困っていた。


星「本来ならば黄巾の戦いで現れるはずだったのだが寄り道をしていたらすっかり終わっているとはな!?さて、みんなにどのような態度で接すればいいのだろう? 」


星はすごく悩んでいた。


それはさておき桃香の部屋では


ぐきゅーーっ!!


桃香「お腹空いた〜!? 」


桃香の腹の虫が鳴り響いていた。


そして桃香は空腹に我慢できず


ひょこっ!


台所でつまみ食いすることにした。


桃香「何か残ってるかな? 」


ガサガサッ!


桃香が台所をあさっていると


桃香「んっ? 」


棚のすみに小瓶を見つけた。


桃香「何だろうこれ?でも棚にあるってことは食べ物だよね!?ちょっと変な臭いがするけど我慢して食べちゃおうっと♪ 」


パクッ!


そして桃香は小瓶の中身にあったメンマをすべて食べてしまうのだった。


次の日


鈴々「お姉ちゃん、朝だから起きるのだ 」


ガラッ!


鈴々が桃香を起こしにやって来ると


桃香「いたた…!? 」


桃香が寝台の上で丸まっていた。


鈴々「お姉ちゃんどうしたのだ!? 」


鈴々が聞くと


桃香「お腹が痛い!? 」


桃香はお腹が痛くて苦しんでいるようだ。


それを見た鈴々は


鈴々「お…お姉ちゃんに赤ちゃんができてるのだーっ!? 」


ビュンッ!


桃香「えっ!?ちょっと鈴々ちゃん、何でそうな…いたた!? 」


桃香は鈴々を止めたいがお腹が痛くて追いかけれない。


そして飛び出した鈴々は


バタンッ!


鈴々「ハァハァ…!? 」


愛紗「鈴々、そんなに慌ててどうした? 」


広間に着くと


鈴々「と…桃香お姉ちゃんに赤ちゃんができてるのだーっ! 」


ビィーンッ!!


大声で叫びまくる鈴々すると


全員『な…何だってー!? 』


全員で驚きまくるのだった。


しばらくして


紫苑「タンポポちゃんと璃々は清潔な布を!伽留ちゃんはお湯を用意お願いね! 」


ここは出産経験のある紫苑がみんなをまとめることにした。


そしてその後


鈴々「桃香お姉ちゃんに赤ちゃんができたら鈴々は妹になるのだ♪ 」


朱里「違いますよ。桃香さんに子供ができたら愛紗さんと鈴々ちゃんはおばさんになるんです 」


朱里が言うと


ダンッ!


愛紗「何でそうなるのだ!?私は絶対におばさんなんて言わせはせん! 」


一刀「いや愛紗、オバサンじゃなくて叔母さんだからさ!? 」


愛紗はおばさんを勘違いしているようだ。


鈴々「じゃあお兄ちゃんもおじさんになるのかなのだ? 」


鈴々が言うと


朱里「違いますよ。もし桃香さんの子供が一刀さんとの子供ならば一刀さんはお父さんに… 」


朱里が最後まで言おうとした時


ガタンッ!


一刀を除く全員が立ち上がり


愛紗「何故姉上が最初なのですか!? 」


翠「このエロエロ魔神!♯ 」


朱里「おっぱいですか!?おっぱい何ですか!? 」


紫苑「ひどいですわ一刀さん、この間璃々に妹をつくってあげようって一刀さんから言ったばかりですのに! 」


一刀に詰め寄るみんな


一刀「紫苑、そんなこと言ってないから!?っていうか何故俺なの!? 」


タンポポ「だってこの村で桃香に近寄る男っていったらさ〜♪ 」


伽留「一刀しかいないもんね〜♪ 」


そんな理屈かよ!?


と一刀達が騒いでいると


ドンドンッ!


?「すまないが邪魔するぞ! 」


誰かが門を叩いていた。


一刀「お客さんかな?俺が出るよ 」


ビュンッ!


一刀がこの場から逃げるべく門の方に向かう


ギィッ!


そして確認をして門を開けてみると


華佗「よっ!久しぶりだな一刀 」


そこには華佗と外套を羽織った人、そして


星「久しいですな一刀殿 」


何故か星がいた。


一刀「何故星がいるのか聞きたいけど、それはともかく華佗は確か医者だったよな!? 」


華佗「そうだがどうしたんだ!? 」


一刀「桃香…劉備が赤ちゃん産みそうなんだよ!?今すぐこっちに来てくれ!? 」


華佗「何だって!?親友である一刀の頼みならば聞いてやるぜ! 」


ダッ!


華佗は村に入ると直ぐ様桃香を診察しようとする


桃香「いたた!? 」


華佗「ちょっと失礼 」


ぴとっ!


華佗が桃香のお腹を触ると


一刀「どうなんだ華佗!? 」


愛紗「姉上の容態はどうなのだ!? 」


鈴々「赤ちゃんはメス?それともオスなのか!? 」


動物の子供ではない


華佗「それが…出産どころか妊娠すらしてないぞ!? 」


一刀達『えっ!? 』


驚く一刀達だが


朱里「はわわ!?そういえば桃香さんの姿を見たのって鈴々ちゃんだけですよね!? 」


朱里の言う通りである。(紫苑は指示しただけで入っていない)


愛紗「鈴々〜!!♯ 」


鈴々「にゃっ!?だって桃香お姉ちゃんが苦しみながら寝台で丸まっていたからてっきり赤ちゃん産むのかと思ったのだ!? 」


っていうか赤ちゃんは数日でできるはずがない


一刀「じゃあ苦しんでいたのは!? 」


華佗「単なる腹痛だ。おそらく古いものでも食べたんだろう 」


華佗が言うと


一刀「古いもの…もしかして!? 」


ダッ!


一刀は何かを思い出して台所に向かっていった。


すると…


ダダッ!


すぐに戻ってきて


一刀「やっぱり桃香!?台所の棚に置いてあった小瓶食べただろう! 」


一刀が桃香に聞くと


桃香「うん…お腹が空いたから!? 」


体調の良くなった桃香が答える。


一刀「あのメンマは腐っていたんだぞ!腹を壊すはずだ!? 」


一刀が言うと


星「ほほぅ、劉備殿は私のメンマを食べたとな 」


ぬっ!


いつの間にか星が入り込んでいた。


愛紗「星!お前今までどこに…!? 」


星「愛紗よ、その話は後にしてくれ!その前に… 」


ジャキンッ!


星は愛槍・龍牙を取り出すと


星「よくも私が大事にとっておいたメンマを食べなされたなーっ!♯ 」


星が桃香に襲いかかる。


一刀「落ち着け星!? 」


愛紗「姉上は病み上がりなのだぞ!? 」


必死で星を取り押さえる一刀達


とそこで


鈴々「そういえば華佗のおじちゃん、一緒にいる人は誰なのだ? 」


鈴々が華佗と一緒にいる人に注目した。


華佗「おじちゃんって!?一応俺は一刀と同い年なんだが… 」


?「そんなことはどうでもよい!♯華佗よ、さっさと話を進ませないか! 」


華佗「おっとそうだったな!?紹介しよう。この人は… 」


次回、バレンタイン特別編!

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