「激戦の後」
ついに乙女大乱編がスタートしました!
ですが西森は乙女大乱をよく知りませんので所々オリジナルな話があります
黄巾党の乱の戦いから早くも二週間がたったある日のこと
桃花村
一刀「ハァッ! 」
ブォンッ!!
一刀が鍛練をしていると
ガサッ!
一刀「そこだっ! 」
シュッ!
草むらから物音が聞こえたので一刀は持っていた木刀を草むらに投げつけるが
シ〜ン…
一刀「おかしいな?誰かいるような気配がしたんだけど? 」
一刀は気にせずに鍛練を続けることにした。
だが草むらの中では
桃香「あうう…!? 」
桃香が一刀の投げた木刀に当たって気絶していた。
最近の桃香は一刀の近くにいることが多くなった。
その理由は数日前にさかのぼる。
数日前
桃花村・庄屋の屋敷
朱里「はい一刀さん、傷の手当てが終わりましたよ 」
一刀「ありがとう朱里 」
一刀が朱里の手当てを受けていると
朱里「それにしても相変わらずすごい回復力ですね!?お腹に穴が開いていたはずなのにわずか数日で治るなんて!? 」
一刀「昔から体の頑丈と回復力には自信があったからね 」
頑丈はともかく、一刀は気の力が大きいため回復力が常人の数倍はあるのだ。
一刀「これで久しぶりに鍛練ができるな♪ 」
朱里「よくいいますね。今までだってしていたくせに♯ 」
一刀「やっぱバレてた!? 」
体を動かしていないと退屈な一刀は今までにも朱里の目を盗んでこっそり鍛練をしていた。(常人なら悪化します)
一刀「それじゃあね!? 」
ビュンッ!
朱里「あっ!? 」
一刀は小言を聞かされる前にその場から逃げ出した。
そしてその状況を桃香が見ていたのだった。
桃香「(うわーっ!?一刀さんってガリガリかと思っていたけど筋肉質なんだ!?男の人ってみんなそうなのかな?) 」
一刀が特別なだけである。
そして男の裸(上半身)を初めて見た桃香は
ボンッ!
桃香「ふえっ!?何で私の顔が赤くなっているの!?/// 」
桃香は自分でも知らないうちに一刀に恋をしてしまったようだ。
そして桃香はまだ詳しく一刀のことを知らないため他の人に聞いてみると
鈴々「お兄ちゃんは優しくて強いのだ♪ 」
紫苑「お料理が上手だと聞いたので一刀さんの国の料理を教えてもらっています 」
璃々「よく遊んでくれる♪ 」
伽留「頼りになる 」
タンポポ「からかいがいがあって面白い♪ 」
翠「エロエロ魔神! 」
以上の結果
・強い
・優しい
・料理が得意
・エロエロ
ということが判明した。
そしてそれを知った桃香は一刀を憧れの目で遠くから見つめるのだった。
桃香「(遠くから見ているだけじゃつまらないよ!) 」
スッ!
ときには思いきって一刀に近寄ろうとするのだが
愛紗「一刀殿、鍛練の相手をしてもらいます 」
ピタッ!
その度に愛紗がやって来るので行くのをやめる桃香だった。
現在
だが桃香にも我慢の限界があり、ある日ついに…
ダッ!
桃香は一刀の方に走ると
桃香「一刀さん! 」
一刀「んっ? 」
桃香は一刀の顔を自分に向けさせると
ぎゅっ!
一刀に抱きついた。
一刀「と…桃香!?いきなり何を!?/// 」
いきなりの出来事に驚く一刀。いい忘れていたが桃香はみんなに真名を預けていた。(理由は仲間だからという桃香らしい答えである)
なんとも嬉しいことなのだがこういうことをしていると…
ギロリッ!♯
一刀「ひっ!? 」
いつものように愛紗が睨んできた。
一刀が女の子とイチャイチャすると決まって愛紗のお仕置きを食らうというのがもはやこの小説の定番である。
タタタッ…
案の定、愛紗が一刀に近寄ってきた。
一刀「(ヤバい!?殴られる!?) 」
クイクイッ!
一刀は抱きついている桃香を放そうとするが
桃香「いやっ! 」
ぷにゅんっ♪
一刀「あへ…♪/// 」
振り払おうとすると桃香が胸を当ててくるので力が出せない。
タタタッ!
そうこうしている間に愛紗が一刀の元にたどり着いた。
一刀「(神様、どうか命だけはお助けを!?) 」
こういう状況でも悪いのに抱きつかれてエッチな顔をしたため一刀は死を覚悟した。
だが
ぎゅっ!
一刀「えっ!? 」
愛紗「姉上だけずるいです/// 」
何と!?一刀の予想に反して愛紗は一刀を殴りもせずに抱きついてきたのだった。
桃香「愛紗ちゃんずるい!一刀さんは私が抱きついているんだよ! 」
愛紗「こればかりは姉上でもゆずれません! 」
バチバチッ!
二人の間で一刀をめぐって火花が飛び散る。
一刀「(愛紗までどうしたの!?) 」
実は黄巾の乱の戦いの後、愛紗の態度がおかしくなったのだった。
普段ならば一刀と鍛練したがる愛紗だが休養中は
愛紗「お体を無理されてはいけません! 」
と言って一刀を取り押さえたり
愛紗「たくさん食べて早く回復してください♪ 」
もりっ!
一刀「あ…ありがとう!? 」
一刀の茶碗に鈴々が食べるくらいの量のご飯を盛ったり
要するに一刀に対して優しくなったのだった。
それというのも最近一刀に恋心を持つものが増えているため(愛紗達や村の女性警備兵、女の村人、華琳、蓮華、月など)愛紗も遅れるわけにはいかなかった。
愛紗「姉上は離れてください! 」
ぎゅっ!
桃香「愛紗ちゃんこそ離れてよー! 」
ぎゅっ!
一刀「ちょっと二人とも!?/// 」
二人がおもいっきり抱きついてくる
その時!
鈴々「あ〜っ! 」
この状況を鈴々に見られてしまった。
すると鈴々は
鈴々「愛紗と桃香お姉ちゃんだけずるいのだ!鈴々もお兄ちゃんに抱きつくのだ! 」
ドンッ!!
一刀「ぐえっ!? 」
そう言って一刀にタックルを食らわす鈴々
すると
鈴々「鈴々だってお兄ちゃんが大好きなのだ♪ 」
ぎゅっ
鈴々も一刀に抱きついてきた。
三人の女の子に抱かれる一刀だがまだ早い!
朱里「はわわ〜!? 」
タンポポ「ずるーい!タンポポも抱きつくもん♪ 」
璃々「璃々も〜♪ 」
伽留「私だって〜♪ 」
紫苑「ほら行くわよ翠ちゃん♪ 」
翠「お…おいっ!あたしは別にいいよ!? 」
ギュギュッ!
一刀「(少し苦しいけど仲間っていいもんだよな) 」
全員に抱きつかれて少し困る一刀であった。
その日の夜
桃香「う〜ん、一刀さんって好敵手が多いなぁ、でも私だって負けないもんね♪ 」
パクパクッ
と言いながら桃香が夜食の肉マンを食べていると
ブチンッ!
桃香「えっ!? 」
何かがちぎれる音がした。
そ〜っ!?
桃香が恐る恐る見てみると
ジャンッ!
服の留め具が外れていたのだった。
桃香「もしかして私、太ったの!? 」
桃香が太ったと衝撃を受けている頃
宮殿
何進「張譲よ、約束通り来てやったぞ! 」
大将軍である何進が宮殿にやって来ていた。
しばらくすると
ズラリッ!
何進「何者じゃ!? 」
怪しげな集団が何進を取り巻いてきた。
?「フフフッ!まんまと罠にかかったな何進将軍 」
何進「その声はまさか!? 」
何進が声のする方を見てみると
ジャンッ!
そこには何進を呼び出した張本人である張譲がいた。
何進「張譲、何の真似じゃ! 」
張譲「まだわからないのかな?何進将軍、あなたがいては邪魔ですので死んでもらいます! 」
何進「なんじゃと!?あがっ!? 」
パカッ!
何進将軍の口が無理矢理開かれると
張譲「さよならです 」
スッ! ゴクリッ!
張譲が変な薬を何進将軍に飲ませた瞬間!
何進「うっ!? 」
ガタンッ!
急に苦しみ出す何進将軍
張譲「これでもう何進将軍には何もできないさ 」
スッ!
そして張譲が去ると
何進「ぐわーっ!? 」
誰もいない宮殿に何進将軍の声が響き渡るのだった。