「南の島でバカンス後編」
何とかまとめました。
南の島にバカンスにやって来たフランチェスカ学園一行
だが美羽がにゃんばん族の宝である指輪をタコから奪った瞬間タコが大ダコになって襲いかかり女子達の水着を脱がしまくる!
そして我らが主人公である一刀は
ボロッ
緊急事態であるにもかかわらず半裸の女子達を盗撮した罪により愛紗と翠によってお仕置きされボロボロになっていた。
愛紗「まったくこのエロ男は!♯ 」
バキンッ!!
そして一刀が撮ったビデオカメラとデジカメは愛紗によって破壊された。
翠「それにしてもあの大ダコを早くなんとかしないとヤバイぜ!? 」
大ダコ「タコタコーッ!!♯ 」
大ダコはいまだに暴れまくる。
その時!
鈴々「あれっ?そういえば星の姿がないのだ 」
鈴々が星の姿がないことに気がついた。
その頃、星は
星「フフフッ!ここは私の出番のようだな 」
スッ!
物陰に隠れた星は水着のどこから出したのか華蝶の仮面を取り出すと
星「でゅわっ! 」
チャキッ!
星が華蝶の仮面を着けた瞬間
ジャジャーンッ!!
どこかの円谷ヒーローのように巨大化した星が登場した。
鈴々「あっ!ウルトラ変態仮面なのだ! 」
※鈴々は華蝶仮面の正体を知りません
華蝶仮面(星)「ウルトラ変態仮面ではない!ウルトラ華蝶仮面だ!いくぞ大ダコめ、私が相手だ! 」
シュッ!
ウルトラ華蝶仮面が構えると
大ダコ「タコタコーッ!!♯ 」
スッ!
大ダコもそれに答えるかのように構える
華蝶仮面「ハァッ! 」
大ダコ「タコッ! 」
ガシッ!
まずは力比べに取っ組み合う二人
だが
ニュルニュルッ!
華蝶仮面「なにっ!? 」
手が二本しかない華蝶仮面に対して手(足?)が八本もある大ダコの手が華蝶仮面に襲いかかる
華蝶仮面「くっ!/// 」
ぎゅっ!
大ダコの手が華蝶仮面に絡み付いていく!
そしてついに
バッ!
華蝶仮面「ぐはっ!? 」
華蝶仮面は水着を剥ぎ取られてしまった。
その瞬間
シュルシュルッ!
華蝶仮面の体が小さくなっていき
シュバッ!
華蝶仮面はその場から逃げ出した。
朱里「あの人何しに来たんでしょう? 」
翠「知るか! 」
華蝶仮面が敗れると
鈴々「華蝶仮面がやられたのなら次は華蝶仮面Zの登場なのだ!華蝶仮面Z、出てくるのだ! 」
華蝶仮面Z。それは華蝶の仮面をつけた一刀である。(生徒会長争奪戦参照)※だが鈴々はその事を知らない
そしてその一刀は
ボロッ
見ての通りボロボロになっていた。
そんな時
美羽「このままでは妾達まで狙われてしまう!? 」
隠れていた美羽達は
美羽「大ダコ!指輪を返すからやめるのじゃ! 」
スッ!
素直に指輪を返すのだが
プイッ!
そっぽを向く大ダコ
大ダコ「タコッ!タコタコーッ!! 」
翠「何を言ってるんだ? 」
朱里「さぁ? 」
大ダコは何かを言っているようだが言葉がわからない。そんな時
桃香「私が通訳します! 」
愛紗「できるのか!? 」
桃香「私はこの島で暮らしているから大ダコの言葉がわかるんです 」
むちゃくちゃな理由である。
桃香「え〜と、通訳しますと… 」
何はともあれ桃香がさっき大ダコが言っていたことを通訳すると
桃香「『私は衣類(指輪)を剥ぎ取られて恥ずかしい思いをした。その仕返しにお前達の衣類も剥ぎ取ってやる!』と言っています 」
翠「マジかよ!? 」
大ダコ「タコタコーッ!! 」
桃香「『その通り』と言っています 」
回りにはタコタコーッとしか聞こえないが桃香には言葉がわかるらしい。
朱里「そんなことより早くあのタコを止めないと大変なことになりますよ!? 」
朱里が言うと
愛紗「あいつを止める方法はないのか!? 」
考え出すみんな
その時!
桃香「そういえばにゃんばん族にこんな言い伝えがあります 」
鈴々「それって何なのだ? 」
桃香「『衣類を身に付けた同じものを愛する三人の漢字四文字の乙女が指輪をはめし時、聖なる力がやどる』と 」
むちゃくちゃな設定である。
朱里「漢字四文字というと… 」
鈴々「鈴々と愛紗なのだ! 」
二人の名前は関羽愛紗と張飛鈴々である。
ちなみに朱里は諸葛亮朱里であるため違う
愛紗「だがあと一人足りないぞ 」
愛紗が言うと
桃香「だったら私がやります!私の名前は劉備桃香ですから四文字です! 」
これで一応三人はそろったのだが
翠「同じものを愛するって… 」
鈴々「お兄ちゃん(一刀)なのだ♪ 」
愛紗「なっ!?/// 」
桃香「えっ!?/// 」
鈴々の言葉に驚く二人
鈴々「鈴々はお兄ちゃんが好きだから愛紗達もお兄ちゃんが好きなのだ♪ 」
どういう理屈だ
愛紗「いや、鈴々はともかくとして!?… 」
桃香が好きかどうかわからないだろうと愛紗が言おうとすると
桃香「私も一刀さんが好きです!/// 」
愛紗「えっ!? 」
鈴々「これで愛紗がお兄ちゃんを嫌いでも二対一で何とかなるのだ! 」
桃香「ではいきますよ! 」
愛紗「ちょっと!? 」
愛紗が何か言おうとする間に
スッ!スッ!スッ!
三人の指に指輪がはめられた。
すると…
パァーッ!
朱里「眩しいです!? 」
翠「何が起きるんだよ!? 」
いきなり三人の体が輝いていく、そして
ジャキンッ!ジャキンッ!
ジャキンッ!
三人の姿が急に変化した。
桃香「愛とのんきのピーチレッド! 」
愛紗「ゆれる黒髪ピーチブルー! 」
鈴々「緑色だけどカレー好きピーチグリーン! 」
愛紗達『我らピーチガーデンシスターズ! 』
ジャーンッ!
これが伝説の力である。
華琳「ものすごい力を感じるわね!? 」
蓮華「これならいける! 」
外野も盛り上がるなか
大ダコ「タコタコーッ!!♯ 」
大ダコとの戦いが始まった。
桃香「食らいなさい!『ブラウンブリザード』! 」
ビュゴーッ!!
大ダコに向けて何かを飛ばしまくる桃香
詠「あの子は何を飛ばしているの!? 」
月「あれは米糠だよ!? 」
大ダコ「タ…タコッ!? 」
桃香の攻撃を食らって怯む大ダコ
鈴々「次は鈴々なのだ!『ラディッシュハンマー』! 」
ドカッ!!☆ミ
桂花「今度は大根!? 」
秋蘭「ものすごい威力だな!? 」
大ダコ「タ…タコッ!? 」
フラフラッ
大ダコが目をふらふらしているうちに
愛紗「止めだ!『バブルシャワー』! 」
ブワーッ!!
愛紗が止めをさそうと攻撃するが
大ダコ「タコッ!! 」
シュバッ!
ドカカッ!!
大ダコは八本足でガードして防いだ。
愛紗「そんな!? 」
桃香「本編ならこれでぶっ飛んだのに!? 」
何の話だ?
大ダコ「タコーッ!! 」
ババッ!!
大ダコは反撃とばかりに愛紗達に襲いかかる。
愛紗「こんなやつどうすればいいのだ!? 」
鈴々「このままじゃ捕まるのだ!? 」
必死で捕まらないように避ける愛紗達だがこのままでは捕まってしまう!
その時!
桃香「そういえば伝説に続きがあるのを思い出しました!? 」
愛紗「何だと!? 」
鈴々「それで続きは何なのだ!? 」
鈴々が聞くと
桃香「『三人の乙女達が愛しもの、彼女達の愛する光を浴びてものは最強の力を手に入れる』と 」
つまり三人が愛するものは一刀なのだが当の一刀は
ボロッ
まだボロボロになっていた。
愛紗「何でボロボロになっているんだ!? 」
愛紗達が痛め付けたからである。
朱里「はわわ!?一刀さん起きてくださいよ! 」
ゆさゆさっ!
朱里は必死で一刀を揺さぶるが
一刀「・・・ 」
返事がない。ただの屍のようだ。
朱里「こうなったら! 」
スッ!
朱里は一刀の耳に近づくと
朱里「一刀さん、早く起きないと愛紗さんがサービスしてくれませんよ 」
とささやいた。
愛紗「誰がサービスなんてするか!♯それにそんなことで起きるか!♯ 」
ところがだ
むくっ!
一刀「愛紗がサービスだって!? 」
さっきまでボロボロだった一刀の傷が全快して起き上がった。
一刀「あれっ?サービスは? 」
愛紗「この馬鹿者!♯ 」
鈴々「怒ってる場合じゃないのだ!次はどうするのだ? 」
桃香「次は一刀さんに手を置いて力を与えてください! 」
スッ!スッ!スッ!
一刀「えっ!? 」
愛紗達が一刀に手を置くと
パァーッ!!
一刀「何だかものすごく力がみなぎってくる! 」
シュンッ!
そして一刀の姿も変化した。
一刀「世界の女は俺のもの、ピーチシルバー! 」
愛紗「何だかムカつく名だな♯ 」
それはともかくとして
一刀「いくぜ大ダコ! 」
シュンッ!
一刀は大ダコに向かっていくと
一刀「うりゃりゃーっ! 」
ドカカカッ!!
大ダコ「タコタコーッ!? 」
大ダコを殴りまくる。
そして
ジャキンッ!
一刀は剣を取り出すと
一刀「『俄龍四神弾』! 」
ドゴォーッ!!
四つの気の龍を大ダコにぶちかました。
大ダコ「タコーッ!? 」
キランッ☆
一刀の技をくらいぶっ飛んだ大ダコは遠くの彼方に飛んでいった。
鈴々「お兄ちゃんすごいのだ! 」
桃香「さすが一刀さんです! 」
一刀「フッ!これにて一件落ちゃ… 」
かっこよく決めようとする一刀だが
愛紗「ところで一刀よ、その懐に入っている水着をどうする気だ? 」
一刀「(ドキッ!?) 」
そう、一刀は大ダコを殴っていた理由、それは大ダコから水着を奪い取るためだったのだ。一刀がもつスリのスキルがなければできないことである。
一刀「こ…これは大ダコを倒した報酬として…!? 」
愛紗「この馬鹿者ーっ!!♯ 」
ドカンッ!!☆ミ
当然のごとく水着を没収された一刀であった。
その後
指輪をにゃんばん族に返し、いよいよ帰りの時
帰りはエンジンが直ったため普通に帰れるのだった。
一刀「はぁ〜、今回俺ってひどい目に遭いすぎてない? 」
自業自得である。
プォーッ!!
そして全員を乗せて麗羽の船は出発した。
美以「また来るのにゃ〜♪ 」
島から手を振りまくるにゃんばん族
だがその中に桃香の姿はなかった。
一刀「はぁ〜、いくら別れが嫌だからって見送りくらい来てくれてもいいのに 」
一刀が落ち込んでいると
愛紗「そう落ち込むな!お前には私が一生ついてやるからな/// 」
一刀「愛紗/// 」
いい感じのムードになる二人
だがその時!
桃香「イチャイチャしちゃダメですーっ! 」
バッ!
いきなり桃香が現れた。
一刀「と…桃香ちゃん!? 」
愛紗「何故この船に!? 」
愛紗が聞くと
桃香「だって私は一刀さんが大好きなんです!好きな人と一緒にいるのが女の幸せなんですよ♪ 」
ぎゅっ!
そう言いながら一刀に抱きつく桃香
愛紗「なっ!? 」
星「おやおや愛紗よ、恋のライバルがまた増えたな。すでに華琳に蓮華、月に翠と一刀殿を好む者が多いというのにまた一人増えるなんて大変だな 」
星が愛紗をからかうと
愛紗「・・・ 」
返事がない。ただの屍の…
愛紗「こうなったら私だって負けん! 」
ぎゅっ!
何かが吹っ切れたのか、愛紗は桃香に負けじと一刀に抱きついた。
愛紗「こうなったらやけで言ってやる!一刀は渡さないからな! 」
桃香「私だって渡す気はありませんよ! 」
二人が言うと
鈴々「鈴々だってお兄ちゃんを渡さないのだ! 」
ぎゅっ!
鈴々も一刀に抱きついた。
一刀「えっ!? 」
これから苦難が続くだろうと感じる一刀であった。
次回、三部作目(西森の予定では全四部作)乙女大乱編スタートです!