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「馬超失禁警報」

前回のあらすじ


桃花村にやって来た翠の従姉妹の馬岱(タンポポ)


タンポポが翠との鍛練中に我慢できなくなるとすかさず翠の説教を受けてしまうタンポポ


だがタンポポはお漏らしを我慢できない翠には言われたくないといい翠は我慢できると言ってしまい


それならば甕の水を飲んだ後、晩ごはんまでにトイレを我慢すれば納得するというタンポポの挑発に翠が乗ってしまい翠は挑戦することになったのだがすぐにトイレに行きたくなり必死でこらえまくるのだった。


翠「(やべっ!?漏れそう!?) 」


現在、翠のお漏らし率55%


翠「(こうなったら村にある(トイレ)を借りてするしかないな!) 」


ダッ!


翠は民家の方に行った。


タンポポ「にひひっ!どこに行こうったって無駄なのになぁ〜♪ 」


不気味に笑うタンポポ


そして一方、翠はというと


翠「民家発見!あの〜、すまないけど厠を… 」


ガチャッ!


民家に入った翠だが


伽留「早かったね翠 」


ずこっ!


伽留が先回りしていた。


翠「伽留!?お前なんでここにいるんだよ!? 」


伽留「タンポポちゃんに聞いたよ〜、お漏らし我慢してるんだってね 」


同じいたずらっ子のタンポポと伽留は互いに真名を交換しあっていた。


翠「タンポポのおしゃべりめーっ!♯ 」


ダッ!


そして翠は民家から出ていった。


伽留「にひひっ!果たしてどうなるのかな? 」


現在、翠のお漏らし率60%


翠「こうなったら仕方ないけどこれにするしかないな!? 」


スッ!


翠は竹筒を取り出した。


翠「目立たないように家の後ろですりゃいいよな 」


スッ…!


そして翠が竹筒におしっこをしようとしたその時!


璃々「翠お姉ちゃん見〜つけた! 」


翠「(ビクッ!?) 」


後ろから璃々に声をかけられた。


翠「(危なかった!?)璃々じゃないか、何か用かよ!? 」


翠が璃々に聞くと


璃々「用はないよ、タンポポお姉ちゃんが翠お姉ちゃんがお漏らししないように見張ってろって 」


やはり璃々もいたずらっ子なためタンポポから真名を許されていた。


翠「(タンポポのやろー!!♯)それじゃああたしは行くからな!? 」


ダッ!


カランッ!


翠は竹筒を放り出して立ち去るのだった。


璃々「? 」


璃々は詳しい事情を知らないためよくわからなかった。


現在、翠のお漏らし率80%


翠「(さっき出しかけたからヤバい!?) 」


汗をかきながら必死でこらえる翠


翠「こうなったら村を出たところでするしかないな 」


カツカツンッ!


翠は十文字槍・銀閃を杖がわりにして村を出ようとすると


紫苑「あら翠ちゃん 」


紫苑に呼び止められた。


翠「し…紫苑、何か用かよ!? 」


紫苑「別に用はないけど顔色悪いようだけど大丈夫? 」


翠「き…気のせいだって!?それじゃあまたな 」


カツカツンッ


翠は紫苑から立ち去っていく


紫苑「あっそうそう、私は晩ごはんを取りに行ってくるからね。あと璃々から聞いたけどお漏らししないように気を付けてね! 」


ずこっ!


紫苑の最後の言葉にずっこける翠だった。


そんなこんなで翠は村を出ると


翠「ここならば大丈夫だよな!? 」


きょろきょろっ!


念には念を入れて辺りを見渡す翠だが誰もいない


翠「よし大丈夫だ 」


スッ!


翠はしゃがんでパンツを脱ごうとすると


タンポポ「ここにいるぞーっ! 」


バッ!


翠「うわっ!? 」


茂みの中からタンポポが現れた。


タンポポ「にひひっ!タンポポから逃げようなんてできないんだよお姉さま。おしっこしたいならすればいいじゃん!だけどしたらお姉さまはお漏らしっ子だって認めることになるけどね〜♪ 」


それだけは認めるわけにはいかない!


だが翠はもうおしっこを我慢しきれない!


そして翠がとった行動は…


翠「わぁーっ!! 」


ダダーッ!!


ひたすら逃げまくっておしっこをする行動にでた。


タンポポ「逃がさないよお姉さま! 」


ビュンッ!!


だがタンポポも翠を追いかける


翠「何でお前はついてくるんだよーっ!? 」


タンポポ「決まってるじゃん♪お姉さまがお漏らししないように見張るためだよ♪ 」


翠「余計なお世話だーっ!? 」


二人の早さは全くの互角で翠が止まった時点で追い付かれてしまう!


おまけに走っているせいで翠のお漏らし率がどんどん上がっていく!


現在、翠のお漏らし率95%


翠「もうダメだ… 」


そして翠がお漏らししそうになったその時!


タンポポ「お姉さま、足元見て!? 」


翠「えっ!? 」


タンポポに言われて翠が足元を見てみると


パッ!


翠の足元に地面はなく


ザブンッ!!


翠は川の中に落ちてしまった。


翠「あぷあっぷ!? 」


タンポポ「お姉さま!? 」


この川は深いうえに流れが早い!


翠が川の中でもがいていると翠はあることを思い付いた。


翠「(そういえば昔から言うよな、木を隠すなら森の中、小石を隠すなら河原の中、人を隠すなら人混み、だったら…おしっこを隠すなら水の中だ!) 」


じょろろ〜っ


翠は流されながらも川の中でおしっこをした。


しばらくして


おしっこを済ませた翠はタンポポに助けられた。


タンポポ「お姉さま、おしっこしたんじゃないの? 」


翠「さぁね、確かめたくても下着は濡れちまったからなわからないや♪ 」


タンポポ「悔しい〜!! 」


翠がお漏らしする現場を見れなくて悔しがるタンポポ


だがその頃、川の下流では


下流


一刀「ぶっ!? 」


鈴々「お兄ちゃんどうしたのだ? 」


一刀「この川の水、変な味がするんだよ!? 」


一刀が川の水を飲んでいた。


愛紗「桃花村まであと少しなんですからいきますよ 」


朱里「皆さん元気ですかね ? 」


それからしばらくして


璃々「お兄ちゃん達まだかな? 」


璃々が村の入り口で一刀達を待っていると


鈴々「おーいっ! 」


璃々「あの声は!? 」


突如鈴々の声が聞こえてきて


鈴々「ただいまなのだー! 」


バンッ!


鈴々を先頭に一刀達が帰ってきた。


璃々「一刀お兄ちゃん♪ 」


ギュッ!


一刀「おっと!? 」


一刀の姿を見つけた璃々は一刀に抱きついてくる


一刀「ただいま璃々ちゃん、ほらおみやげの熊さんだよ♪ 」


スッ!


一刀は璃々におみやげの熊の人形を渡すと(話にはなっていないがちゃんと買ってきていた)


璃々「ありがとうお兄ちゃん♪ 」


にかっ!


璃々は熊の人形を抱き締めて笑顔で笑うのだった。


その時!


紫苑「璃々、どうしたの? 」


伽留「何かあった? 」


璃々の声を聞いて集まってくる紫苑と伽留、そして


翠「どうしたんだ! 」


タンポポ「なになに? 」


翠とタンポポもやって来た。


愛紗「紫苑、伽留、翠!待たせたな! 」


朱里「ただいまです 」


桃香「お待たせしました 」


紫苑「愛紗ちゃん、みんな! 」


伽留「お帰り〜♪ 」


翠「待たせすぎなんだよ! 」


それぞれが挨拶を済ますと


一刀「あれっ?その子は誰だ? 」


一刀はタンポポが気になった。


タンポポ「はじめまして、翠お姉さまの従姉妹の馬岱だよ♪タンポポって呼んでね♪ 」


一刀「それって真名じゃ… 」


タンポポ「気にしない気にしない♪だって翠お姉さまと結婚したら親戚になるじゃん♪ 」

タンポポが一言言った直後


翠「ば…馬鹿!!何であたしが一刀と結婚しなきゃいけないんだよ!/// 」


タンポポ「別にいいじゃん。お姉さまがいらないって言うならタンポポがもらっちゃうけどそれでもいいの? 」


タンポポが言うと


愛紗・翠『それはダメだ! 』


ビシッ!


鈴々「にゃっ?何で愛紗まで言うのだ? 」


愛紗「えっ!?それはその…/// 」


タンポポ「お姉さまったら素直になればいいのに♪ 」


翠「うるさいんだよ!♯ 」


ゴチンッ!!☆ミ


周りにモテまくりの一刀だが


一刀「(何で愛紗と翠が言うんだ?) 」


鈍感なため全然気づいていなかった。


紫苑「まぁここで言い合うのもなんですし、村に入りましょう 」


伽留「ちょうど晩ごはんもできてるしね♪ 」


鈴々「やったなのだー! 」


とりあえず村に入るみんな


桃花村・庄屋の屋敷


桃香「今日のご飯は何ですか? 」


紫苑「今日のご飯は近くの川で取れたお魚よ 」


翠「(えっ!?) 」


近くの川と聞いて驚く翠


一刀「あの村外れから流れている川か?あの水飲んでみたけど変な味がしたぞ!? 」


翠「(なっ!?) 」


紫苑「そうなのですか!?だったら作り直さなきゃいけませんね 」


鈴々「お兄ちゃん、川が悪いだけでお魚には罪はないのだ! 」


愛紗「お前はすぐに食べたいだけだろう! 」


一刀「鈴々らしいな♪って翠、顔を赤くしてどうしたんだ? 」


翠「・・・/// 」


スッ!


顔を赤くして黙り混む翠の顔を一刀が覗いてみると


翠「み…見るな馬鹿!!/// 」


ドグボッ!!☆ミ


一刀「ぐほっ!? 」


訳もわからず殴られる一刀


朱里「はわわ!?大丈夫ですか!? 」


一刀「なんとか…!? 」


そしてみんなが魚を食べようとすると


警備兵「失礼します! 」


一人の警備兵が入ってきた。


愛紗「どうした?賊か!? 」


警備兵「いえ、曹操殿が来て我が村の義勇軍と面会したいとのことです 」


全員『曹操!? 』


桃花村について一息ついたのもつかの間


一つの争いが始まろうとしていた。


次回、黄巾の乱開始!

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