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「人質奪還作戦」

呉の国を飛び出した一刀達は現在、ある荒野にて休んでいた。

駆けつけてきた兵によって村娘が賊にさらわれたことを知った公孫賛は


公孫賛「私がおさめる村から人質が出るなんて!?こうしてはおれん直ぐ様娘を助けにいくぞ! 」


公孫賛が外にいこうとすると


趙雲「待たれよ伯珪殿! 」


趙雲に呼び止められた。


公孫賛「何が待てだよ趙雲!早くいかないと娘の命が危ないんだぞ! 」


公孫賛が言うと


趙雲「しかし、大勢でいけば賊にしられるようなもの、ここは少数でいけばよいかと 」


一刀「確かに趙雲の言う通りだな 」


一刀も趙雲の案に便乗した。


公孫賛「しかし少数でとはいっても自慢じゃないが我が軍は単体では弱いやつらばかりだぞ 」


確かに自慢することではない


趙雲「その点に関してはご安心を、私がいきますから大丈夫でございます 」


趙雲が言うと


愛紗「一人では危ないだろう私もいかせてもらうぞ 」


鈴々「愛紗がいくなら鈴々も行くのだ! 」


一刀「じゃあ俺もだな 」


しかし愛紗は一刀の参入に不満を持っていた。何故なら一刀の実力を知らないからである。


でも長々と話している時間がないので連れていくことにした。


賊のアジト


愛紗「ここが賊のアジトのようだな 」


趙雲「見張りがいないのがちょうどよいな 」


四人は見張りがいないのを確認すると


愛紗「それでは突入といくぞ! 」


全員『オォーッ! 』


みんなは潜入を開始した。


そして広場らしい場所にたどり着くと


わいわいガヤガヤ


賊達は宴会をしていた。


子分「お頭、今日は上玉の女が手に入りましたね♪ 」


お頭「まったくだぜ!あの村にはババアとブスしかいなかったから今まで襲わなかったがこんな上玉がいたとはな♪ 」


ムニュッ


村娘「いやんっ!? 」


お頭が村娘の胸をさわることを嫌がる娘


お頭「胸くらいさわったって減るもんじゃねぇし別に良いじゃんかよ♪ 」


ムニュッムニュッ!


嫌がる娘に対してなおも続けるお頭


それを陰から見ていた愛紗達は


愛紗「おのれっ!外道らめ!!♯ 」


趙雲「ほほぅ、あのお頭なかなか揉むのがうまいな 」


一刀「鈴々には早いから見ちゃいけません! 」


パッ!


鈴々「お兄ちゃん、何で目隠しするのだ? 」


怒る愛紗、変なとこに興味をもつ趙雲、鈴々の目をふさぐ一刀など様々な反応であった。


しかしずっと見ているわけにもいかないので


愛紗「私と趙雲は正面から行きます、北郷殿は裏口から、鈴々はいざというときの出口を探してくれ! 」


全員『了解(なのだ)! 』


実はこの組み合わせには裏があった。


それは裏口なら敵が少ないと愛紗が考えわざと一刀を裏口に配備したのだ。


そして全員が行動を開始した。


お頭「やっぱり若い娘の胸は揉みごたえがあって良いな♪ 」


お頭がまだ娘の胸を揉んでいると


愛紗「そこまでだ外道共! 」


そこに愛紗達が現れた。


愛紗「我々はその娘を救いに来た!おとなしく返せば見逃してやる! 」


愛紗が言うと


子分「お頭、あいつらきっとこの辺をおさめているハムの兵ですぜ!? 」


子分が慌てると


お頭「慌てるんじゃねぇ!裏口にいる一万の兵を呼んできやがれ! 」


愛紗「一万の兵だと!? 」


愛紗は驚いた。


まさか一万もの兵が裏口に潜んでいるとは思わなかったからだ。それと同時に一刀の心配をしていたが


一刀「悪いけど兵は来ないよ 」


全員『!? 』


全員が声のする方を見てみるとそこには一刀がいた。


お頭「まさか裏口から来たのか!?一万の兵はどうした!? 」


お頭が聞くと


一刀「相手が弱すぎるんで全員気絶してるよ 」


スッ!


一刀が指差した裏口を全員が見てみると


そこには一万の兵が気絶して倒れていた。


一刀「さてと、人質も取り返したし、さっさと帰ろうぜ! 」


お頭「なにっ!? 」


お頭が慌てて人質を見るとさっきまで気絶して抱いていた人質がいつの間にか一刀の背中におぶさっていた。


お頭「何してやがるやつらを逃がすな!? 」


賊達『ワァー!ワァー! 』


賊達が一刀達を追いかけるが


一刀「この早さなら逃げ切れる! 」


ダダッ!


一刀達の足は早く、賊達をあっという間にふりきった。


愛紗「(信じられん、人を背負いながら私や趙雲より早いだなんて!?) 」


愛紗はその事を驚いていた。


趙雲「(やはり私の目に狂いはなかったようだな) 」


そして三人が走っていると


鈴々「お兄ちゃん、愛紗、こっちなのだー! 」


遠くの方で鈴々が呼んでいた。


愛紗「でかしたぞ鈴々! 」


ダダッ!


そしてみんながたどり着くとそこには


ガラーンッ!


目の前には断崖絶壁の崖があり向かい側まで約30メートルという距離があった。


鈴々「ここしか道がなかったのだ!? 」


趙雲「とはいえこの距離を飛び越すのは至難だし、くずぐずしていると賊が来てしまう!? 」


全員が悩んでいると


一刀「この方法しかないな 」


スッ!スッ!スッ!


愛紗「えっ!? 」


鈴々「んにゃっ!? 」


趙雲「なっ!? 」


一刀は三人を背負うと


一刀「いくぜーっ! 」


ピョンッ!


そのまま向こう岸まで跳んでいこうとした。


愛紗「何て無茶な!? 」


趙雲「この手がありましたか!? 」


鈴々「鈴々空を飛んでいるのだー!? 」


確かに落ちたら一貫の終わりの状況で無茶なことだと思うが


ダンッ!


一刀は無事に向こう岸にたどり着いた。


愛紗「渡れたのか!? 」


趙雲「奇跡が起きたようだな 」


鈴々「お兄ちゃん、もう一回やってなのだ♪ 」


確かに女とはいえ四人を背負って崖飛びはリスクが大きすぎて危険であった。


※これは一刀だからできることです真似しないでください。


一刀「ここまではこれないと思うけどさっさと城に戻ろう 」


そして一行は城に戻るのだが


鈴々「でもお兄ちゃん、あのままじゃいずれ賊が仕返しに来るのだ 」


確かに鈴々の言う通りだが


一刀「それなら大丈夫だよ来るときにあった吊り橋を壊しておいたからね 」


そう、実は一刀は来るときにあった吊り橋を全員が渡った後、壊しておいたのだ


これを聞いた愛紗は


愛紗「なっ!!ではもし我々が入り口から戻ったときには帰れなかったかもしれないじゃないですか!!♯ 」



すごく怒っていた。


そして一行が公孫賛の城にたどり着くと


公孫賛「お前らよく無事だったな!? 」


とても驚いていた。


それもそのはず、一万以上いる賊のアジトにたった四人で忍び込んで怪我ひとつなく帰ってきたのだから


愛紗「あのぅ公孫賛殿、誠に申し訳ないが仕官の件なのだが我々は旅を続けたいので遠慮させてもらいたいのだが 」


愛紗が言うと


公孫賛「なら仕方がないさお前達のような強いやつが来なくて残念だけどな 」


公孫賛が言うと


趙雲「申し訳ないが伯珪殿、私も離れさせていただく 」


全員『えっ!? 』


趙雲の言葉に全員が驚いた。


趙雲「伯珪殿のもとにいるよりこの者達と旅をする方が面白いからな 」


趙雲が言うと


公孫賛「そうかお前が出たいなら仕方がない達者でな! 」


素直に見送る公孫賛だが心のなかでは


公孫賛「(お前がいったらうちの軍は弱くなるじゃないかだから帰ってきてくれ〜) 」


とても残念がっていた。


趙雲「というわけでこれから世話になる趙雲子龍こと真名を星と申す! 」


こうして一刀達の旅に新しく星が加わったのだった。


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