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「呂布との再会」

宝剣を取り戻しに袁術の所に行く一刀達一行


そしてついに…


バンッ!


一刀達は袁術の国にやって来た。


愛紗「ようやく袁術の国にやって来ましたね 」


一刀「まるで天竺についた三蔵法師のような気分だぜ! 」


海「何いってるのよあんた? 」


星「しかしそれにしても… 」


ぼろ〜んっ


町の様子はすっかり衰えており、痩せ劣った人や怪我人が大勢いた。


朱里「噂によると袁術は民達から高い税金を取りまくったりしていて悪評が高いそうです 」


民達だって文句の一つも言いたいのだがそんなことをすれば打ち首は確実なので文句が言えないのだった。


桃香「町についてすぐ宝剣を返してもらうのもあれだし、この町で買い物をしましょうよ 」


鈴々「賛成なのだ!璃々にお土産を買いにいくのだ! 」


そして一行は土産物屋の前に来たのだが


鈴々「あっ! 」


ダッ!


土産物屋の前にたどり着いた瞬間鈴々が走り出した。


一刀「おい鈴々、どこにいくんだ? 」


一刀が鈴々に聞くと


鈴々「お兄ちゃん!愛紗!早くこっちに来るのだ! 」


一刀達『? 』


鈴々に言われるがまま一刀達が鈴々の所にいくと


鈴々「でっかいキ〇タ〇なのだ! 」


どーんっ!!


鈴々が指差したのは大きなタヌキの置物だった。


朱里「はわわ!? 」


愛紗「何をいっているのだ鈴々!♯/// 」


星「そうだぞ女子がキ〇タ〇だなんてはしたない!他に言い方があるだろう。睾丸だとか… 」


海「ストップ!それ以上言ったらダメよ!? 」


一刀「と…とりあえず中に入ろう 」


誤魔化すため店の中に入る一刀達だった。


店内


桃香「うわぁーっ!?色々なものが置いてあるね!? 」


店に置いてある物に驚く桃香


海「ちょっとあんた!そんなに木刀買ってどうする気よ!? 」


愛紗「いやぁ、一刀殿をボコるのに偃月刀を使うのは勿体ないので木刀を使おうと思ってな 」


ズラリッ!


そう言いながら木刀を十本以上持つ愛紗


朱里「この湯飲みは素敵ですね 」


朱里が湯飲みを選んでいると


星「その湯飲みもなかなかよいが朱里にはこちらの湯飲みもいいのではないか? 」


スッ!


そして手に持った湯飲みを朱里に薦める星。星の湯飲みには美女が描かれていた。


星「この湯飲みは中にお湯を入れると美女の服が透けて裸になるというものなのだ。朱里にはぴったりだろう 」


朱里「何がぴったりなんですか!そんなもの買う人はいませんよ!♯/// 」


と朱里が怒鳴る隣で


一刀「この湯飲みくれ! 」


ズコッ!


一刀が星の選んだ湯飲みを買うのを見てずっこける朱里だった。(この後、運悪く湯飲みを買うところを愛紗に見つかり殴られる一刀だった)


そして鈴々はというと


鈴々「う〜ん、なかなか璃々へのお土産が決まらないのだ 」


まだ璃々へのお土産が決まっていなかった。


とその時


鈴々「にゃにゃっ!?あれは!? 」


鈴々は一つの商品を見つけた。


スッ!


鈴々「これを璃々へのお土産にするのだ! 」


鈴々が選んだのはコーギーのストラップである。


そして鈴々がストラップを手に取った直後


パシッ! パッ!


鈴々「にゃにゃっ!? 」


ストラップは鈴々の手から消えた。


鈴々がストラップの行方を探して辺りを見てみると


?「これは呂布殿にいい土産ができたのです! 」


ストラップはパンダが書かれた帽子を被った緑の髪をした小さい女の子の手にあった。


鈴々「それは鈴々が先に取ったから鈴々のものだから返すのだ! 」


鈴々が小さい女の子に言うと


?「そんなの早い者勝ちなのです! 」


ダッ!


鈴々「あっ!? 」


女の子はそのままレジの方に向かっていく


鈴々は追いかけるが間に合わない!


とその時


一刀「うぅ、ひどい目にあった 」


スッ!


レジの少し手前に一刀が現れた。


鈴々「お兄ちゃん、いいところに現れたのだ!そいつから商品を取り返してほしいのだ! 」


一刀「えっ? 」


一刀が鈴々の声が聞こえた方を向くと


?「フンッ!お前のような奴に捕まるねねではないのです! 」


トンッ!


女の子は一刀に少し当たりながらも捕まらなかった。


ねね「ねねの勝ちなのです!店主、これをくださいなのです! 」


スッ!


ねねは店主に手のひらを見せるが


店主「お嬢ちゃん、くださいって何をだい? 」


ねね「えっ!? 」


ねねが手のひらを見てみると


ジャーンッ!


手のひらにあるはずのストラップが消えていた。


ねね「な…なんですとーっ!? 」


ねねが驚いていると


一刀「ほらよ鈴々 」


鈴々「お兄ちゃん、ありがとうなのだ 」


ねね「!? 」


ねねが鈴々の方を向くと


バンッ!


鈴々の手にはストラップがあった。


ねね「な…何故なのです!? 」


実は一刀とねねがぶつかった時、とっさに一刀が掏ったのである。忘れている人もいると思うがこの小説の一刀は強いだけでなく掏り(スリ)のスキルもあるのだ。(第17話食い逃げ姫と弓の名手参照)


ねね「ねねのものを返せなのです!♯ 」


バッ!


一刀「うわっ!? 」


ねねは一刀にのし掛かると


ねね「このこのーっ!! 」


ガリガリッ!


一刀「いたたっ! 」


一刀の顔を引っ掻きまくるねね


鈴々「お兄ちゃんをいじめるななのだ! 」


バッ!


鈴々が入り込みねねと取っ組み合いの喧嘩を始めた。


海「うるさいわね何の騒ぎよ! 」


朱里「静かにしないとお店の人に迷惑ですよ 」


騒ぎを聞いて集まるみんな


愛紗「やめぬか鈴々! 」


星「お主もやめなされ 」


ひょいっ ひょいっ


そして鈴々とねねは愛紗と星に持ち上げられた。


鈴々「はなすのだ愛紗! 」


ねね「はなすのです! 」


愛紗「いいからことの始まりを言え!♯ 」


ドンッ!


愛紗の怒鳴り声で二人は事情を話した。


愛紗「なるほどな 」


星「今回は鈴々に悪気はなかったようだな 」


朱里「あなたには悪いですが先に手を出したのは鈴々ちゃんですし諦めて… 」


ねね「嫌なのです!ねねは絶対あれが欲しいのです! 」


鈴々「鈴々だって欲しいのだ! 」


再び口論を始める二人に


一刀「そうだ!同じものがあるか店主に聞いてみよう! 」


ところが


店主「悪いけどあれは一つしかないんだよ。次に入荷するのは一ヶ月後だな 」


鈴々「そんなに待てないのだ 」


ねね「ねねもなのです 」


一刀「まぁとりあえず他に奪われないように買っておこう。おじさんいくらだ? 」


一刀が値段を聞くと


店主「その小人形は安いが店の修理代も払ってもらうよ! 」


ボロッ


店の中は鈴々とねねが暴れたせいでボロボロになっていた。


一刀「すみませんでした 」


しばらくして


ねね「お前達のせいで小人形が買えなかったのです!どうしてくれるのですか! 」


鈴々「別に鈴々達のせいじゃないのだ!お前が邪魔するからいけないのだ! 」


再び口論を始める二人


ねね「へんっ!お前達は武力に自信があるようですがあのお方が相手ならばお前達なんか束になっても勝てないのです! 」


星「あのお方とな? 」


とその時


?「…陳宮 」


ねね「この声は!? 」


ねねが声のする方を向くと


バンッ!


ねね「恋殿ーっ! 」


そこには恋こと呂布がいた。ねねは恋に向かっていく


愛紗「あやつは確か呂布!? 」


海「何だかわからないけどあいつから物凄い闘気を感じるわ!? 」


前に愛紗達は愛紗、鈴々、星の三人がかりで戦ったが恋に勝つことができなかったのだ。(第12話化け物退治参照)


ねね「恋殿、聞いてくだされ、あいつらがねねをいじめたのですぞ! 」


ビシッ!


ねねが恋に言いつけると


恋「…陳宮いじめちゃだ… 」


恋は直ぐ様愛紗達を切りつけようと構えるが


恋「…一刀! 」


一刀の姿を見つけて構えを解いた。


一刀「久しぶりだな恋 」


そして一刀が言った直後


ねね「ちんきゅうキーック!♯ 」


ドグボッ!!☆ミ


一刀「ぐほっ!? 」


ねねが一刀の腹めがけて蹴りを繰り出した。


ねね「恋殿の真名を勝手にいいやがって!お前は首斬り確定で… 」


ねねが最後まで言おうとした時


ゴツンッ!


恋の拳がねねの頭に直撃した。


ねね「恋殿〜!? 」


恋「…一刀には真名を許したから別にいい 」


ねね「なんですとーっ!? 」


恋の言葉に驚くねね


恋「…一刀、また会えて嬉しい。けどどうしてここに? 」


一刀「ちょっとこの町に用があってね、恋は? 」


恋「…恋は交尾しに来た 」


一刀「そうか交尾か…交尾!? 」


恋の言葉に驚く一刀


鈴々「朱里、お兄ちゃんは何で驚いているのだ? 」


朱里「はわわ!?鈴々ちゃんにはまだ早いですよ!? 」


星「確かに鈴々にはまだ早いな、交尾ならば愛紗であろう 」


愛紗「なっ!?/// 」


一刀「(愛紗の交尾…) 」


〜一刀の妄想〜


愛紗「あっ…あんっ一刀殿/// 」


ドグボッ!!☆ミ


一刀「な…何でいきなり!? 」


一刀が妄想した途端、愛紗が一刀の顔面を殴った。


愛紗「鼻の下が伸びていましたよ!♯ 」


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