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「鈴々のクリスマス」

今日がクリスマス(12月25日投稿)ということで特別編にしました。

宝剣を取り戻しに袁術の所に行く一刀達一行


そして道中を歩いていると


ポッ!


鈴々「にゃにゃっ!?鼻の頭が冷たいのだ!? 」


朱里「それは雪ですよ。もう季節は冬ですからね 」


海「この間まで普通の気候だったのに作者の季節感がおかしすぎよ! 」


すみません


一刀「冬か。もうそんなに月日が経つんだな 」


実際はそんなに経っていない気がするが一刀がこの世界にやって来てから月日が大分経ち、冬を迎えていた。


愛紗「こんなに寒くては明日は雪が積もるかもしれないな。早めに近くの村で宿をとった方がよいかもしれないな 」


星「同感だな。それにしてもこんなに寒い日はやはり熱燗(あつかん)に限るな! 」


朱里「星さんはそればっかりですね 」


星「仕方なかろう。そういえば一刀殿の世界でも寒い時はやはり熱燗で過ごしますかな? 」


星が一刀に聞くと


一刀「いや、俺の世界では未成年は飲酒禁止だから飲めないよ 」


一刀はまだ十七歳である。


※お酒は二十歳を過ぎてからにしましょう。


一刀「寒い時の過ごし方っていったら… 」


一刀は自分の過ごし方を思い出してみる。


一刀「炬燵(こたつ)で横になって蜜柑(みかん)食べながら親に隠れて買ったエロ本読んでたなぁ〜♪ 」


一刀が言うと


鈴々「ずるいのだ!炬燵が何なのかは知らないけど暖かそうだからお兄ちゃんだけずるいのだ! 」


この世界に電化製品である炬燵があるはずがないので鈴々は炬燵を知らない。


愛紗「あなたはそっちの世界でもエロ本を読んでいたのですね♯ 」


ピキピキンッ!♯


一刀の一日を聞いて青筋を浮かべる愛紗


一刀「待ってくれ愛紗!?冬で他にといえば…そうだクリスマスがあったな! 」


愛紗をこれ以上怒らせないため話題を変える一刀だった。


海「何よ、その苦しめますってのは?嫌がらせする日なの? 」


鈴々「違うのだ!栗酢鱒っていうくらいだから栗とお酢と(マス)を食べまくる日なのだ! 」


どちらも違う


一刀「クリスマスっていうのは家族や恋人同士で仲良く過ごしたり、美味しいものを食べる日なんだよ 」


この一刀の一言に


鈴々「美味しいもの!どんなのがあるのだ? 」


美味しいものと聞いて目を光らせる鈴々


一刀「例えばチキンという鶏の骨付き肉とかケーキかな 」


朱里「けーきですか? 」


一刀「西洋のお菓子だよ 」


一刀が次々にいいまくると


鈴々「やっぱりお兄ちゃんはずるいのだ!鈴々もちきんとけーきが食べたいのだ! 」


ガバッ!


一刀「うわっ!? 」


羨まし(うらやまし)すぎる一刀に飛びかかる鈴々


愛紗「止めぬか鈴々! 」


桃香「それで一刀さん、そのクリリン飛ばすってのは他に何があるの? 」


一刀「クリスマスね、他には寝ている良い子の家にサンタクロースっていう赤い服を着たお爺さんが贈り物をするんだよ 」


一刀が言うと


鈴々「贈り物!鈴々は今日から良い子になるのだ! 」


プレゼント欲しさに良い子になる宣言をする鈴々


愛紗「家の中にサタンクロスという者が侵入するなんて警備が甘いですね! 」


一刀「サンタクロースね 」


確かに家の中に四本腕の大男が侵入すると恐ろしい。※サタンクロスについてはキン肉マンを参照


星「贈り物をしてくれるとは良い老人ですな。ちなみに私は酒をもらいますぞ 」


桃香「じゃあ私はお洋服が欲しいな! 」


海「私は劉備様を…じゃなかった!?何でもいいですよ! 」


一刀「言っておくけどみんな、サンタクロースは子供にしか贈り物しないからね 」


どう見てもみんなは大人である。


一刀「このメンバーでいうなら鈴々と朱里かな 」


朱里「はわわ!?私は子供じゃないですよ! 」


鈴々「鈴々だって子供じゃないけど今日だけ子供になるのだ! 」


どうしても贈り物が欲しい鈴々


愛紗「みんな!そんなことよりも早く宿を探さねば凍え死ぬぞ!? 」


全員『あっ!? 』


ビューッ!


話は一旦置いといて、宿を探す一刀達だった。


しばらくして


あの後何とか村を見つけて宿に泊まることができた一刀達


鈴々「お兄ちゃん、三田苦労するはどこから来るのだ? 」


一刀「サンタクロースだよ、寒いところだから北極かな? 」


鈴々「北極ってどこなのだ? 」


この世界の人は中国の大陸しか知らないため北極を知らない


一刀「え〜っと!?とにかく北の方だよ!ずーっと北の方! 」


説明が難しいので簡単にすます一刀


一刀「そして煙突から入ってくるんだよ 」


鈴々「煙突… 」


じーっ!


鈴々は天井を見つめると


鈴々「この宿には煙突がないから洗濯老酢が来れないのだ!? 」


ガックリ


落ち込む鈴々に


一刀「サンタクロースだよ!それに煙突がなくてもサンタはやって来るからね!? 」


一刀が言うと


鈴々「そうなのか!?安心したのだ 」


安心する鈴々だった。


そしてあっという間に夜が来て


愛紗「鈴々、明日も早いからさっさと寝ろ! 」


ところが鈴々は


鈴々「嫌なのだ!鈴々はサンタに会うまで起きとくのだ! 」


強情な鈴々は一度言ったら簡単にはいうことを聞かない


一刀「あのね鈴々、サンタは寝ていないと来ないんだよ 」


鈴々「にゃにゃっ!?だったら寝るのだ! 」


ガバッ!


直ぐ様ベッドに入る鈴々だった。


そしてその後


鈴々「スースー 」


鈴々がぐっすり寝ていると


キィッ!


扉が開いて


一刀「鈴々は寝てるようだな 」


サンタの変装をした一刀が現れた。


一刀「あんなこと言ってサンタが来なかったなんて知ったらショックを受けるだろうしな 」


スッ!


そして一刀は鈴々の枕元にプレゼントである上着を置くのであった。


一刀「さすがに食べ物を置くと腐っちゃうかもしれないしな 」


一刀らしい判断である。ちなみにこの上着は前に一刀が出た大会の賞金のお釣りで買ったものである。


一刀「いつも鈴々には世話になっているからな 」


スッ!


そして一刀が部屋から出た後


鈴々「むにゃ、お兄ちゃん大好きなのだ〜 」


寝言を言う鈴々だった。


一刀「さてと鈴々にプレゼントを渡したことだし変装を解くか 」


スッ…


一刀が変装を解こうとすると


一刀「んっ!確かこの部屋は愛紗の部屋だったな 」


愛紗の部屋を見つけ


一刀「愛紗にもプレゼントを渡さなくちゃなぁ〜 」


(にやりっ♪)


何かよからぬことを企む一刀


キィッ!


一刀「お邪魔しまーす! 」


そして一刀が愛紗の部屋に入ったその時!


グイッ!


一刀「うわっ!? 」


バタッ!


入り口に結んであったロープに足をとられて一刀がこけると


ジャキンッ!


目の前には偃月刀があった。


愛紗「おのれっ!貴様がサタンクロスだな!私が成敗してくれる! 」


※部屋が暗いのと変装のおかげで一刀だとバレていない。


一刀「待ってくれよ愛紗!? 」


愛紗「貴様、私の真名を言ったな!♯首を切ってやるから覚悟しておけ! 」


ブンブンッ!!


一刀「ひっ!? 」


部屋の中で偃月刀を振るいながら一刀を追いかけ回す愛紗、そして必死で逃げる一刀


一刀「さ…さらばっ!? 」


バッ!


追い詰められた一刀は窓から逃げ出した。


愛紗「あっ!?窓から逃げるなんてバカな奴め!? 」


それもそのはず、何故ならここが二階だからである。


ドッシーーンッ!!


一刀「ギャーッ!? 」


愛紗「くたばったのか?まぁいい、サタンクロス討ち取ったり!ハハハッ! 」


そして落ちた一刀はというと


一刀「とんだクリスマスだ!? 」


体が頑丈なおかげで多少の傷ですんだのであった。


そしてその上空では


シャンシャンッ


?「何をやってるんだあの男? 」


赤い服を着たサンタクロースのお爺さんが一部始終を見ていた。


サンタ「さて、張飛ちゃんにはあの男がプレゼントをしてくれたからいいとして、次は桃花村の璃々ちゃんにプレゼントを贈らなければ! 」


シャンッ!


そしてサンタは桃花村の方角に向かっていった。


そして次の日


鈴々「お兄ちゃん、サンタから贈り物がきたのだ! 」


一刀「よかったね鈴々 」


愛紗「それはそうと一刀殿、その怪我はどうしたのですか? 」


バンッ!


一刀の体は傷だらけだった。


愛紗を襲いに行ったなんて言ったら殺されかねないので


一刀「き…昨日の夜、階段から派手に転げ落ちたんだよ!? 」


愛紗「気をつけてくださいよ! 」


誤魔化す一刀だった。


次回よりホントに本編に戻ります。次回、呂布との再会

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