「生徒会長争奪戦後編」
三部作の三つ目です。
生徒会長争奪戦にて参加を決める愛紗達。
ところがメンバーであった鈴々が愛紗と喧嘩して袁紹軍に入り、星は着替えに手間取って関羽軍はあえなく失格になってしまう。
だがその危機を救ったのは解説役のため出場できなかったはずの一刀が華蝶仮面Zとして関羽軍に参戦。
その後、生徒会長争奪戦は着実に進んでいき準決勝第一試合 関羽軍VS孫権軍による水中騎馬戦が行われた。だが水を操る孫権軍に関羽軍は苦戦する。
そんなとき、華蝶仮面Z(一刀)は何かをひらめくのだった。
華蝶仮面Z「そうだ!あの手しかないな 」
華蝶仮面Zが何かをひらめくと
華蝶仮面Z「愛紗、翠、足を地につけないで浮かんでてくれ!朱里は俺にしっかり捕まっていてくれ、そして合図したら鉢巻きを取るんだ! 」
指令を出す華蝶仮面Zに
翠「何する気だ? 」
愛紗「ともかく言う通りにするしかないな 」
朱里「はわわ!?わかりました 」
パッ! パッ! ガシッ!
華蝶仮面Zの指示通り愛紗と翠は足を地につけないで浮かんでいき、朱里は一刀にしっかり捕まっていた。
華蝶仮面Z「それじゃあいくぜ! 」
シュッ!
すると華蝶仮面Zは
華蝶仮面Z「おりゃーっ! 」
ぐるぐるーっ!!
孫権軍の回りを高速で回っていた。
蓮華「何をする気だ? 」
思春「頭がおかしくなったのでしょう 」
ところが
華蝶仮面Z「そして次だ! 」
キュルンッ!!
いきなり華蝶仮面Zは右回転から逆の左回転に高速で回りだした。
華蝶仮面Z「うおーっ!! 」
華蝶仮面Zは右回転、左回転と次々と回っていく
穏「何する気ですかね〜? 」
しかし、この時穏は気づいてなかった。
ゆさゆっさ!
華蝶仮面Zが起こした回転によって自分の巨乳が大きく揺れていることを
そしてついに…
ブチンッ!
穏「へっ!? 」
穏の水着が揺れまくる衝撃に耐えきれなくなり
ぽろりっ♪
ちぎれてしまい穏の胸が丸出しになった。
穏「いや〜んっ/// 」
サッ
慌てて手で胸を隠そうとする穏
だが騎馬戦で前を構える人の手が急に離れると
ぐらりっ!
シャオ「うわっ!? 」
当然のごとく上の人がぐらつくことになり
華蝶仮面Z「朱里、今だ! 」
朱里「はわわ!?はい〜 」
この好機を逃すことなく朱里は目を回しながらも
バッ!
シャオ「あっ!? 」
シャオの鉢巻きを取った。この瞬間
陳琳「小蓮選手の鉢巻きが奪われたことにより勝者関羽軍! 」
関羽軍の勝ちが確定した。
しかし、ほとんどの人は何故こうなったのかわからなかった。だが観客席から見ていた冥琳は
冥琳「(なるほどな、人の体は水に浮かぶもの、それは女の胸だって例外ではない。水に浮かんだ穏の胸は波立つごとに揺れていきそれを華蝶仮面Zが高速回転することにより波立ちが早くなっていき最後には穏の水着がちぎれるくらい揺れたというわけか) 」
冷静に分析していた。
穏「すみませ〜ん。私の胸が大きいばかりに〜 」
華蝶仮面Z「ハハハッ!正義は勝つのだ! 」
ところがこの華蝶仮面Zの策には欠点があった。一つは目を回すこと、もう一つは…
ゴチンッ!!ガツンッ!!☆ミ
愛紗「何が『正義は勝つのだ』だこの馬鹿め!♯/// 」
翠「あたし達の水着まで流しやがってこのエロエロ魔神が!♯/// 」
一緒に一刀に捕まっていた愛紗と翠の水着も回転により脱げてしまうことである。
華蝶仮面Z「すみませんでした 」
水着が脱げてしまった二人に殴られる華蝶仮面Z(一刀)であった。
その後、愛紗と翠の水着も見つかりしばらくして
陳琳「さぁーっ!色々ありましたが続いて準決勝第二試合、曹操軍VS袁紹軍の戦いです! 」
ズラリッ!
陳琳の宣言で並び立つ水着姿の両軍
華琳「麗羽、私はどんな勝負でもうけるわよ 」
麗羽「おーほっほっほっ!そういうセリフは今のうちにたっぷり言っておきなさい! 」
そして競技が説明される。
陳琳「競技は袁家に伝わる白鳥のまわしを締めた女同士の尻相撲です! 」
陳琳が宣言すると
ズコッ!!
ずっこける曹操軍
華琳「何なのよその競技は! 」
華琳が抗議しようとすると
麗羽「あ〜ら、曹操さんという人が一度宣言したことを捨てる気ですの? 」
斗詩「文ちゃん、何て言ったっけ? 」
猪々子「確か『どんな勝負でもうけるわよ』だったよな 」
鈴々「ここで逃げたら男がすたるのだ 」
女である。
カチンッ!!
そして麗羽達の言葉にキレた華琳は
華琳「誰が逃げるといったの!受けてたとうじゃないの!♯ 」
参加をうけることにした。
しばらくして
バァーンッ!
そこには白鳥のまわしを締めた両軍がいた。
秋蘭「さすがに恥ずかしいな/// 」
春蘭「華琳様の命令ならば仕方ないだろう/// 」
桂花「華琳様以外に見せたくないのに〜/// 」
華琳「(まさかこんな姿を一刀に見せることになるなんてね///) 」
麗羽「おーほっほっほっ!さぁいきますわよ! 」
斗詩「文ちゃん、麗羽様って羞恥心無いのかな?/// 」
猪々子「産まれたときに母親の体に置いてきたんだろうよ/// 」
さすがの姿に麗羽以外恥ずかしがる両軍
華蝶仮面Z「これは!?是非とも記録せねば 」
ガチャガチャッ
華蝶仮面Z(一刀)がビデオカメラを取ろうとすると
ゴチンッ!!☆ミ
愛紗「このエロ助が♯ 」
華蝶仮面Z「すみません 」
愛紗に殴られる華蝶仮面Zであった。
陳琳「それでは試合開始です! 」
ルール
・まわし以外を身に付けてはいけない。
・押されてプールに落ちた人の負け
そして袁紹軍先鋒は
鈴々「鈴々なのだ! 」
ドンッ! 春蘭「うわっ!? 」
ドンッ! 秋蘭「うわっ!? 」
ドンッ! 桂花「ひえっ!? 」
字数の都合で次々と落とされていく曹操軍
鈴々は羞恥心が無いのか胸を隠さないのに対し、胸を隠す曹操軍は両手が使えない。
そして残るは華琳一人となった。
華琳「こうなったら、恥ずかしいけどやるしかないわね!/// 」
バッ!
何と!?華琳は胸を隠していた両手を開放して戦う気だ!
華蝶仮面Z「おぉーっ!/// 」
華蝶仮面Zは華琳を見つめるが
バンッ!
陳琳「何と!?華琳選手、乳首に絆創膏を貼っています!? 」
紫苑「これはルール違反では? 」
貂蝉「これはこれでエロいからありよ!グッジョブよ 」
どうにか認められたようだ。
華琳「両手が使えればこちらのものよ! 」
鈴々「負けないのだ〜! 」
ガシッ!
二人は手をつかみ合う。だが疲れている鈴々が不利のようだ。
麗羽「こうなったら猪々子、斗詩、あれをやりますわよ! 」
猪々子「あれですか!? 」
斗詩「やだな〜/// 」
そして試合は
華琳「どうやら私の勝ちのようね! 」
鈴々「うぬぬ〜!? 」
もう少しで鈴々が落ちそうになったその時
ぴこんっ! ぴこんっ!
ぴこぴこんっ!
麗羽達がまわしの白鳥を動かしていた。
猪々子「グワッ! 」
斗詩「グワッ! 」
そして白鳥(?)の声を出す猪々子と斗詩、そして
麗羽「アフ〇ック! 」
麗羽がつまらないことを言うと
華琳「ぷふっ! 」
今の何がおかしかったのか急に笑い出す華琳
鈴々「今なのだ! 」
華琳「えっ!? 」
そしてその隙を鈴々が見逃すはずがなく
ドンッ!! 華琳「きゃっ!? 」
ドボンッ!
華琳はプールに落ちてしまった。
麗羽「フフフッ、曹操さんはつまらないギャグには弱いですからね 」
華琳と幼馴染みの麗羽にしかできない手である。
しばらくして
陳琳「さぁーっ!ながかった生徒会長争奪戦もいよいよ決勝戦!関羽軍VS袁紹軍の戦いです! 」
ズラリッ!
そして選手達が並び立つ
鈴々「愛紗には負けないのだ! 」
陳琳「それでは最終競技はやはり競泳です! 」
関羽軍 翠・華蝶仮面Z・朱里・愛紗
袁紹軍 猪々子・斗詩・麗羽・鈴々
陳琳「それでは字数を減らすためにもスタート! 」
そして競技が開始された。
猪々子「それっ! 」
翠「負けないぜ! 」
ザブンッ!
勢いよく飛び込む二人
猪々子「お先に〜♪ 」
翠「なっ!? 」
二人の身体能力はほぼ互角のはずなのに何故か猪々子が翠を大きくリードしていた。
陳琳「何故でしょうかね?解説の紫苑先生お願いします 」
紫苑「それはおそらく胸ね!水の抵抗で胸のある翠ちゃんより胸のない猪々子ちゃんの方が進みやすいのよ! 」
猪々子「どうせあたいは胸がないよ! 」
叫ぶ猪々子だった。
斗詩「そんなことより文ちゃん! 」
猪々子「そうだった!? 」
タッチ!
翠よりいち早く猪々子が次の斗詩にタッチした。
翠「くっ!?かず…華蝶仮面Z、頼むぞ! 」
華蝶仮面Z「任せておけ! 」
タッチ!
そして出遅れて翠も華蝶仮面Zにタッチした。
愛紗「(あれっ?そういえば一刀って) 」
ザブンッ!
華蝶仮面Zは勢いよく飛び込むが
華蝶仮面Z「ぶあっぷ!?ぶあっぷ!? 」
華蝶仮面Z(一刀)は金づちだった。
翠「お前泳げなかったのかよ!?だったら歩いてもいいから行きやがれ! 」
華蝶仮面Z「おっ!そうか! 」
スッ
そして華蝶仮面Zは足をつけると
バシュンッ!
水の抵抗なんてお構いなしに進んでいった。
斗詩「うそっ!? 」
そして斗詩に追い付いてしまった。
華蝶仮面Z「頼むぞ朱里! 」
斗詩「頼みます麗羽様! 」
朱里「はいっ! 」
麗羽「いきますわよ! 」
ザブンッ!
勢いよく飛び込む二人。だが
朱里「はわわ〜!? 」
麗羽「おーほっほっほっ! 」
バシャシャーッ!
二人は浮き輪を使っているためなかなか差がなかった。
朱里「愛紗さん! 」
麗羽「必ず勝ちなさい! 」
愛紗「任せておけ! 」
鈴々「合点なのだ! 」
そして二人は同時にアンカーである愛紗と鈴々にタッチした。
鈴々「うぉーっ!アナゴサンドパワーなのだ〜! 」
バシャシャーッ!
愛紗「なっ!? 」
試合前にアナゴサンドを食べまくった鈴々は物凄い勢いで泳ぎまくる。
だが
プスッ!
鈴々「へっ!? 」
アナゴサンドを食べ過ぎてしまいへそから元気が漏れてしまった。
鈴々「にゃ〜… 」
ブクブク〜
元気が漏れてしまい沈んでいく鈴々
愛紗「鈴々!? 」
バシャッ!
すぐさま鈴々を助けに行く愛紗
ザバッ!
愛紗「大丈夫か鈴々!? 」
鈴々「あいしゃ〜… 」
だがその瞬間
陳琳「おーっと!愛紗選手、鈴々選手を助けるためとはいえ妨害により勝者、袁紹軍です。よって生徒会長は麗羽さんに決まりました! 」
麗羽「おーほっほっほっ! 」
喜びまくる麗羽
鈴々「ごめんなのだ愛紗、鈴々のせいで… 」
鈴々は愛紗に謝ると
愛紗「私は妹のお前を助けるのなら生徒会長にならなくてもよい 」
愛紗が言うと
鈴々「あいしゃ〜! 」
ギュッ!
鈴々は愛紗に泣きながら抱きつくのだった。
華蝶仮面Z「どうやら仲直りしたようだな 」
翠「めでたしめでたしだぜ 」
ところが
星「か〜ず〜と〜ど〜の〜! 」
ヌッ!
華蝶仮面Z「星!? 」
星「私の大事な仮面をよくも、許しませんぞ〜! 」
星が華蝶仮面Z(一刀)に迫っていく。
パッ!
一刀は仮面を星に渡すと
一刀「許してくれ〜! 」
ぴゅーっ!
一刀は逃げていった。
星「待ちなされ〜! 」
ドドーッ!
星は一刀を追いかける。
そしてその頃
麗羽「(副賞の望みはまだかしら?) 」
麗羽が副賞を待っていると
貂蝉「副賞はあげるけど、私からのご褒美として…
ブチューッ! 」
ブチュッ♪
麗羽「ぎゃーっ!? 」
この後、麗羽は気絶してしまい副賞はおじゃんになったという。
さて次回から真・恋姫編
と言いたいところですが
この小説を楽しみに待っている人(いるのかな?)には悪いですが、第一期が終わりましたので次回より西森の新作が始まりますので再び不定期更新になります。なるべく早く投稿しますのでしばしお待ちください。