「孫策合流」
一刀を元の世界に帰すため3つの宝石を探し歩く一刀達
そして三日後、瑠陳の東側では
カッ!
ザッパーンッ!
桃香「輝く太陽、青い海、素敵な光景だけど…。一刀さんがいないと寂しいよ〜 」
こういう場所にはやはり男と女が一緒の方がロマンチックな感じになるというのは三国世界でも同じである。
そしてこの東側には桃香・鈴々・朱里・紫苑・美以・璃々が来ていた。
桃香「まったくもう!愛紗ちゃんが一刀さんと一緒じゃないのはいいけど私まで一緒じゃないだなんて、作者のくじ運が悪いからこうなるんだ! 」
※作者はメンバーを決める場合、戦闘以外ではたいていあみだくじによって決めています。
朱里「まぁ桃香さん落ち着いてくださいよ 」
鈴々「そうなのだ!今はのんびりと海を楽しむのだ! 」
美以「にゃーっ! 」
朱里「はわわ!?楽しんじゃダメですよ!一刻も早く宝石を見つけないといけないんですからね! 」
朱里が言うと
桃香「そうだよね!もしこのまま私達が遅れたら!? 」
〜桃香の妄想〜
桃香「宝石見つけるのに遅れちゃった!? 」
朱里「でもまだギリギリ一日残りましたね!? 」
そして桃香達がようやく瑠陳にたどり着くとそこには
カーンッ!カーンッ!
人「関羽さん、北郷さんおめでとう!! 」
そこでは結婚式が行われていた。
桃香「何が起きたんですか!? 」
桃香が聞くと
人「この瑠陳で関羽さんと北郷さんの結婚式が行われるんだよ! 」
桃香「えっ!? 」
すると
一刀「愛紗、俺はもう君を離さないよ 」
愛紗「一刀殿…いや、あなた 」
ん〜…
二人の唇が接近し合う
〜妄想強制終了〜
桃香「そんなの嫌だ!一刀さんとイチャイチャするのは私だもん!一刻も早く宝石を見つけないとね! 」
きょろきょろっ!
いきなりやる気を出して辺りを見渡す桃香
すると
桃香「あれっ?あそこに何かがあるよ! 」
桃香が何かを見付けた。
バンッ!
それはある看板であった。
紫苑「何々…『美に自信のあるものは集まれ!本日浜辺にて美壱競技会開催!優勝商品は見たこともない宝石』ですって 」
朱里「その宝石ってもしかしたら3つの宝石のどれかかもしれませんね! 」
桃香「だったら早速受け付けにいこう! 」
そして桃香達が受け付けに行くと
ずらりっ!
鈴々「人が一杯なのだ!? 」
美以「これみんな出場者なのかにゃ? 」
そこには100人を越す女が集まっていた。
そしてその中には
雪蓮「あら、桃香じゃない! 」
桃香「雪蓮さん!? 」
何故か雪蓮率いる呉軍がいた。
雪蓮「こんなとこで会うなんてすごい偶然ね♪ 」
桃香「あのぅ、もしかして雪蓮さん達もこの大会に出るんですか? 」
桃香が聞くと
雪蓮「当然よ!何だかわからないけど私の勘があの宝石を一刀にあげた方がいいって感じてるのよ 」
相変わらずすごい勘である。
紫苑「敵はいないと思っていたけどすごい好敵手が出たわね!? 」
桃香「でも絶対に私が宝石を一刀さんにあげるんだもん! 」
意外な強敵の出現に気合いの入る桃香
そして桃香達が受付ゲートを通ろうとした時
スッ!
係員「ちょっとお待ちください 」
係員の女に呼び止められた。
桃香「何ですか? 」
係員「ちょっと検査を始めますので… 」
ジャキンッ!!
係員はメジャーを取り出すと
シュババッ!!
ギュッ!!
桃香「きゃっ!?/// 」
紫苑「あらあら/// 」
朱里「はわわ!?/// 」
鈴々「にゃっ? 」
美以「? 」
ぴたりっ!
係員はものすごい早さで桃香達の胸を計測していった。
そしてその結果
ガシッ!
鈴々「にゃにゃっ!? 」
朱里「はわわ!? 」
美以「にゃーっ!? 」
鈴々、朱里、美以が突如現れたゴツイ男に捕まってしまい
係員「この三人は規定胸囲以下ですので出場できません 」
三人は貧乳なので出場できなかった。
桃香「そんな規則あるんですか!? 」
係員「ちゃんと看板に書いてありましたよ 」
スッ!
係員が指差す看板の隅側を見てみると
桃香「あっ!? 」
確かに規定胸囲82以上と書かれていた。
改めて係員に聞くと別に意地悪でなくただ単に書くスペースがなかっただけである。
朱里「何でそんな規則があるんですか!? 」
係員「大会の主催者が胸囲82以上が好みなので仕方がありません 」
どういう規則なんだか
というわけで…
明命「離してください!? 」
思春「どこ触っている!!♯ 」
亞莎「あうぅ… 」シャオ「ちょっとシャオの魅力がわからないの!♯ 」
呉軍の方も明命、思春、亞莎、シャオがこの規則によって脱落した。
雪蓮「私達は巨乳でよかったわね 」
冥琳「私は早く脱落したかったのだがな 」
祭「まぁ残ったなら優勝するのみじゃ! 」
穏「穏頑張っちゃいます〜♪ 」
蓮華「(桃香達がいるなら一刀もいると思っていたのに残念だ) 」
こうして呉軍からは5人が
桃香「負けられないね! 」
紫苑「そうね 」
桃香達からは二人が出ることになった。
そしてこんな規則のせいで最初は100人いた出場者も数えられるくらいしかいなかった。
ババンッ!!
最終的に残ったのは1/3くらいの30人であった。
雪蓮「もっと減るかと思っていたけど案外巨乳っているものね!? 」
そしてついに開会式が始まる。
陳琳「さぁそれではいよいよ美壱競技会を開催します!実況は『口から生まれてきた女』陳琳がお送りします! 」
鈴々「またあのお姉ちゃんなのだ 」
朱里「大会となるとどこでも現れるんですね!? 」
観客席で見守る鈴々達
陳琳「それでは開会宣言としてこの大会の主催者であるポプン国のドッポン様に挨拶してもらいましょう! 」
美以「ポプン国のドッポン? 」
朱里「美以ちゃんどうしたんですか? 」
美以「ドッポンが誰だか知らないけど聞いたことがある国なのにゃ、確かポプン国は胸がない人ばかりなのにゃ 」
そうこうしている間に
ドシンドシンッ!
色黒の肥満体で頭をアフロにしたポプン国族長のドッポンが現れた。
陳琳「ではドッポン様、宣言をどうぞ! 」
じーっ…
みんながドッポンに注目する!
そしてドッポンの口が開いた。
ドッポン「ポポンッ! 」
し〜ん…
ドシンドシンッ!
そしてドッポンは主催者席に去っていった。
シャオ「何よあれ!?何を宣言したの!? 」
ざわざわっ
観客が騒ぎ出すなか
美以「にゃるほど、さすが大王なのにゃ 」
朱里「はわわ!?美以ちゃんは今の言葉わかったんですか!? 」
美以「わかるのにゃ、大王は『大会開始します』と言ったのにゃ 」
さすがは同じ大王というだけあって美以には言葉がわかったようだ。
そしていよいよ美壱大会が開始されようとしていた。