「曹操合流」
久しぶりの本編です。
前の内容を詳しく知りたい人は2話ほど戻って見てください。
一刀を元の世界に帰すため3つの宝石を探し歩く一刀達
そしてそれから三日後
ここは陳瑠の西側にある砂漠
この場所には愛紗、翠、タンポポ、桔梗、ミケ、トラが向かっていた。
カッ!
タンポポ「あつ〜い!?お水飲みたいよ〜!? 」
翠「タンポポ、我慢しろ!だいたいお前が疲れたからって水を全部飲んじまうのがいけないんだろうが!しかも自分のだけならまだ許せるがあたし達の水まで飲みやがって! 」
愛紗「まぁ翠、そんなに怒るとさらに疲れるぞ 」
愛紗達が言うと
ミケ「ミケとトラは平気なのにゃ♪ 」
トラ「平気なのにゃ♪ 」
愛紗達とは対照的に砂漠であっても元気なミケ達
桔梗「やはりミケ達は南蛮育ちじゃからこれくらいの暑さは平気なんじゃろう 」
そのかわり冬には弱いミケ達だった。
タンポポ「もうダメ〜!? 」
バタリッ!
そしてあまりの暑さにタンポポは倒れてしまった。
翠「起きろよタンポポ! 」
タンポポ「もう歩けないよ〜、タンポポのことは気にせずに先に行って、タンポポは先に天国に行っておば様に会ってくるからね 」
翠「タンポポ!?弱音をはくなんてお前らしくない!?仕方ない、あたしがおぶって… 」
とその時!
ミケ「くんくんっ!なんだかあっちから美味しいものの匂いがするのにゃ♪ 」
ミケが言った直後
ガバッ!
タンポポ「美味しいものはどこなの!? 」
さっきまで倒れていたタンポポが急に起き上がった。
翠「タンポポ、お前!♯ 」
タンポポ「お姉様、説教はあとあと、今は美味しいもののところに行くのみだよ♪ 」
ビュンッ!!
タンポポは猛スピードで砂漠を走り抜ける!
翠「あっ!待ちやがれ!♯ 」
ダッ!
愛紗「勝手な行動するでない!? 」
桔梗「まったく、これだから若いもんは 」
ダダッ!
そして翠とタンポポを追いかけてみんなで向かっていった。
そして
ババンッ!!
タンポポ「ホントにごちそうがあった〜っ♪ 」
スッ…
目の前のごちそうにタンポポが手を伸ばしたその時!
ズドンッ!!
タンポポ「ひっ!? 」
タンポポの目の前に大剣が落ちてきた。
?「貴様、華琳様のお食事に手を出すとはいい度胸だな! 」
タンポポ「ひっ!? 」
タンポポが大剣の持ち主にビビっていると
翠「タンポポ大丈夫か!? 」
愛紗「我らの仲間に手出しはさせんぞ! 」
ダダッ!!
愛紗達が駆けつけた。
その時!
?「あら愛紗じゃない 」
愛紗「この声は!? 」
聞き覚えのある声が聞こえてきた。
その声の主は…
バンッ!!
愛紗「華琳殿!? 」
曹操(華琳)と魏の一団であった。
春蘭「何だ?こいつ(タンポポ)はお前らの仲間だったのか!? 」
秋蘭「なら切り殺すわけにはいかないな 」
桂花「ホントはすぐにでも殺したいけどね 」
そうしないのには理由があった。
それは反董卓連合終了後、麗羽を除く他国は互いに傷つけずむしろ協力しあう協定を作ったのだ。
この協定に反した場合、その国は問答無用で何進将軍から大陸追放が命じられる!
桔梗「まさかお主らが曹操と知り合いじゃったなんてな!? 」
華琳「愛紗達にも言わせてるし華琳でいいわよ、厳顔 」
反董卓連合に参加していない桔梗は知らないがあの時、場にいたみんなが真名を交換しあった。(麗羽は交換していない)
桔梗「なら儂も桔梗と呼ぶがよい 」
愛紗「それより華琳殿は何故こちらに? 」
華琳「私の勘がここに来た方がいいって言ってるのよ 」
雪蓮じゃあるまいしそんな!?
風「ところでそちらもお兄さん(一刀)がいないようですがどうしたんですか? 」
宝ケイ『バカ野郎!そんなもん一刀のやつが女に手を出しまくって出ていったに決まってるだろうが! 』
稟「か…一刀殿が女に手を…ブフーッ!! 」
相変わらずのメンバーであった。
愛紗「一刀殿はちょっと別行動で離れています。それより華琳殿、少し聞きたいのですがこの辺で宝石を見ませんでしたか? 」
華琳「宝石?見てないけどそれがどうしたの? 」
タンポポ「宝石がないと… 」
タンポポが最後まで言おうとすると
ガバッ!
翠がタンポポを押さえつけた!
翠「な…何でもないんだよ!? 」
タンポポ「(何で内緒にするの!?) 」
翠「(余計なこといったらややこしくなるからだよ!) 」
華琳「(怪しいわね) 」
二人の言動を怪しむ華琳
すると
ダダッ!!
凪「華琳様! 」
沙和「見回り終了なの! 」
真桜「ほんまこの辺はあちこち砂だらけやで 」
見回りに行っていた残りのメンバーが戻ってきた。
愛紗「お前達もいたのか 」
凪「愛紗さん、お久しぶりです 」
華琳「挨拶は後にしなさい、それより何か見つかった? 」
華琳が見回りメンバーに聞くと
流琉「それがですね華琳様!? 」
季衣「あっちの方に巨大な三角形があるんですよ! 」
華琳「三角形?いいから案内しなさい!愛紗達も来るなら来ていいわよ 」
愛紗「わかった 」
そして華琳は愛紗達を連れて季衣が三角形を見た場所に行ってみる。
するとそこには
ドォーンッ!!
巨大な三角形があった。
翠「でっかいなぁ〜!? 」
タンポポ「こんなでかい三角形何に使うんだろうね? 」
翠達がピラミッドをじっと見ていると
キランッ☆
ピラミッドの入り口で何かが光った。
ダダッ!!
そしてみんなで入り口に向かっていくと
キラキランッ☆
そこにはエメラルドでできた三角形の宝石が台座に置かれてあった。
桔梗「もしかして宝石とはこれかもしれんぞ! 」
翠「こんなとこにあるなんてラッキーだぜ♪ 」
宝石を目の前にして喜ぶ翠達だが
愛紗「(怪しい。管輅は確か、宝石を手にいれるには3つの力が必要だと言っていたがこんな簡単に手に入るものなのか!?) 」
愛紗が悩んでいるうちに
桂花「こんなきれいな宝石は華琳様以外には渡さないわ! 」
ピタッ!
そして桂花が宝石に手を触れた瞬間
ズボボーッ!!
桂花「えっ!? 」
台座が宝石ごと砂の中に沈んでしまった。
春蘭「馬鹿か桂花!?何をしているんだ!? 」
桂花「何もしてないわよ!それと馬鹿に馬鹿と言われたくないわ! 」
二人が言い争っていると
ズシンズシンッ!
ピラミッドの中から何かが出てこようとする。
そして現れたのは…
ガォォーーンッ!!
人の頭にライオンの体、翼を生やした怪物・スフィンクスであった。
桂花「ひぃっ!? 」
ガクンッ!
スフィンクスの迫力に腰を抜かした桂花は逃げられない!
タンポポ「あのままじゃ食べられちゃうよ!? 」
普通ならそう思うのだが
スフィンクス「我が名はスフィンクス。宝石を取りたければ我と戦うがよい! 」
スフィンクスは桂花を食べようとせず戦いを挑んできた。
春蘭「この化け物め!一撃で決めてやる! 」
ジャキンッ!!
春蘭は大剣を構えるが
スフィンクス「勘違いするな!我は無駄な争いは避けたい。競うのは武力ではなく知力だ! 」
スフィンクスは戦いは戦いでも知恵比べを挑んできた。