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始まりの日

ふんふーん

私は小学5年生の、少し内気だけど元気な女の子

今日は、学校お休みだから、大好きなお母さんと

一緒に、お出かけしてるんだ〜 


あ、そうだ!

「ねぇねぇ、おかあーさーん?」

「なーに?どうしたの?」 


えへへへへ

「手ー、繋ごうよー、手ー」

「ふふふ、いいわよ、はい」

「やったー」


今日も、手繋いで、お出かけ楽しいな〜

ぶらーん ぶらーん

お母さんと私の手、元気いっぱいだよー


グワン ズズズ


きゃ、なに、目の前が眩しくなって…

え、なに?なんか黒い渦みたいなの出てきてる

なに?なにがあったの?


「ここか?対象がいる地点は?」

え、誰か出てきた?なに?なにが起きてるの?


「あの、女性みたいだな

 おい、子供もいるなんて聞いてないぞ」

もう一人出てきた、男の人二人いる

お母さんのとこ見てる…子供って私のこと?

なに、なにするの?


「おかあさん…」

「大丈夫よ、お母さんいるからね

 あなた達、誰ですか?その黒い渦なんです?

 どこから来たんですか?」

お母さん怖いよ…あのふたり早くどっか行ってよ


「怖いよな、ごめんな、でもな、少しでいいからよ

 俺達の星に来てもらいたんだ、それでさ」

「話してないで、さっさと始めるぞ」

始めるって?なに…なにするの?


「何されるか分かんないから

 早く、ここから逃げるわよ」

「うん」

お母さんに抱っこしてもらえた

嬉しいのに、今はそんな気になれないよ

怖いよ、お母さん、ぎゅー


「あーほら、もたもたしてるから逃げられたぞ」

「はあ?俺は事情を説明して、

 着いてきてもらおうと思ってたんだよ

 無理矢理は、さすがに駄目だろ?」

なんか言ってるけど、早くここから逃げるんだ


「今回は魔力足りないから

 時間ないって言っといただろ?

 子供には悪いが、俺達の星のためだ」

「そうだけどよ、はあ…悪いな、

 お前の母親、連れてくぞ

 ああ、心配しなくて大丈夫だ」

お母さんを連れてくって言ったの?

どういうこと?あれ?お母さん動いてない…


「お母さん、どうしたの?お母さん!」

「魔法で、母親の動きを止めさせてもらった

 向こうに着いたら解除するから心配するな」

魔法?魔法って言ったの?


「あー、そうだった

 この星は魔法使えるやつ、いないのか」

「なに、どういうこと

 お母さんを連れてかないでよー

 やだよー、おかあーさーん」

やだやだ、お母さんと離れたくないよ


「あーもう、泣くなって

 すぐに帰ってくるからな、

 こっちの星の時間で、1時間待てばいいんだ」

「そうだぞ、お嬢ちゃん

 あのゲートは時間のズレを直してくれるんだ

 原理は、よく知らねえけどよ

 向こうの1年は、こっちだと1時間らしいぞ」

1年が1時間?

よく分かんないけど、1時間待てばいいの?

そうすれば、お母さん帰ってくるってこと?


「そろそろ、魔力切れだ、いくぞ」

「はあ、ゆっくり観光も出来やしない

 お嬢ちゃん、わかったかな?

 お家で大人しく、1時間待ってればいいんだよ

 そしたら、またお母さんと会えるからね」


お母さんが男の人たちと、どこかに行っちゃう

でも、1時間待てばいいんだ

そしたら、また会えるって言ってた

1時間お家で大人しく、1人で待ってればいいんだ

うん、1人で、1人で…待つ…なんで!

さっきまで、お母さんといたのに!

これから、お買い物行くのに、なんで!

なんで、1人で待たないといけないの!

やだよ、1人は、やだよ…

お母さんといたいよ、1人やだよ

お母さんと離れたくない!

私も、ついていくんだ!

「おーかーあーさーん」


ーーーーー


「な、マジかよ」

「どうした?何かあったか?」 


「何って、さっきの子供が、ゲート閉まる直前に

 飛び込んできたんだよ」

「は?嘘だろ、どうなるんだよ、それ」


「俺に聞かれても知らねえよ

 でも、俺達の星の、どこかには落ちるだろ」

「どこかって、どこだよ」


「だから、知らねえって」

「お前、何も知らねえな」


「いや、お前に言われたくねえよ

 うん?ちょっと待て」

「どうした?」


「そういえば、少し前も

 子供がゲートに飛び込んだと聞いたぞ」

「その子供は、どうなったんだ?」


「まだ、見つかってないらしいな」

「はあ、とりあえず、着いたら報告するか

 無事だといいけどよ」


「あー、なんせ、俺達の星には

 モンスターが、いるからな」

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