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勇者のお話

総合アクセス数100回突破です!本当にありがとうございます。これからも至らぬところがありますが、よろしくお願いします。

「これは全てのギルドに伝わっている勇者にまつわる話だ。聞いてくか?」

「はい、よければ」


……昔、モンスターがいきなり凶暴化し始めた。国民はモンスターから逃げ惑い、兵士達は討伐を続ける日々だった

すると、ある男が現れた。彼は突如文明が発達していないリジマハの村から王都に来た。

リジマハの村の人も彼が突然現れた、と言っていたらしい。


王都の入り口で兵士にいきなり「王様にお会いしたい」と言ったそうだ。

当たり前だが、そんな簡単に会うことはできない。


男は拒否されたが、王都に入ることができた。

男は王都の中で店を出し、誰も作ったことのない料理を出した。

キラーバードの骨から出汁をとるスープや、バッファローの肉と人参やジャガイモなどを使って〈ビーフシチュー〉ってやつを販売し始めたんだ。その店は〈お弁当〉ってやつも販売して兵士達の胃袋と心を掴んだんだ。


そしたらその噂を聞いた王様から作ってみろとの命令があった。それが男の狙いだったのだろう


見事王様の胃袋を掴んだ男は何かしらの褒美をもらうことになった。

その時、彼は聞いたそうだ。「イマタの剣が欲しい」と。

イマタの剣は邪心を持つものの力を封じる特殊能力があった。それは悪人かどうかを調べるために使っていた。


だが王様は許可した。この料理を作ったものが悪人かどうか確かめたい部分もあったからだ。

そして彼は受け取り、難なく動いて見せた。

そしてその次の日、彼は王都からいなくなっていた。


そしてその3年後、急にモンスターの暴走が止まった。

そのあと、イマタの剣が刺さった悪魔のような生物を背負ってあの男が現れた。

「こいつがモンスターを操っていたのです。私はこいつを倒すためにイマタの剣をお願いしました。」


イマタの剣で弱っていた奴は「魔王」と呼ばれた。

魔王は彼のことを勇者と呼んだ。

だから王は『勇者賞』を彼に与えることにした。国民は彼を尊敬した。


その後,彼はまたそんなことが起きてもいいように、兵士の訓練官になった。

それがギルドの始まりである。



……「っとまあ、ギルドの始まりを長ったらしく書いているだけだ。」

「ちなみにその勇者の名前って何なんですか?」

「ユウジって名前らしい。その時は名字なんて珍しかったからな。ユウジだけだ。でも特殊な名前だよな」

ゆうじ。おそらく和名だ。日本人だろうか。

突如現れたってことは俺以外で転生者が1度この世界にやってきていたってことだろう。


「面白い話ですね。そんな勇者みたいになれるよう頑張ります。」

「面白い話といえばな、あのイマタの剣、刺さっていた魔王の悪意が強過ぎて抜けないらしい。勇者ほどの良心がある人ならば抜けるかもな。一回試してみろよ。旅で見つけたら。」


いわゆる伝説の剣ポジション。おそらく私なら抜けるだろう。

そう考えるとワクワクした。

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