表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/35

ギルド試験と物人化

カエデが仲間になってから一日が過ぎた。

グラサンは試したいことがあったため、もう一度モン森にきた。


「『物人化』!」

光を木にぶつけた。

そして木を取り込んだ光は自動的にカエデの体に取り込まれていった。


「やっぱりな、同じ物質に当てるとその物質のレベルが上がる。逆に今まで当てていなかった物質に当てるとそれが仲間になるっと言う感じか。」


この物人化のスキルは実に興味深い。使い方によっては最強パーティーが作れる可能性がある。

このスキルを使えば、前世でもコミュ障だったことによる弊害はなさそうだ。


そして約束の試験の日になった。


「長い間、森の方へ入り浸ってたらしいね。前よりどのくれー力つけたか、ワイが試してやんよ」

前に会ったギルド長だ。


「いくよ、ライ!カエデ!戦闘モード!」


「なんじゃ?急に変な生物が2匹出てきやがった。」


「『枯れ葉の舞』」

「『帯電』」

「小手調べと行こうか、『ハンマーインパクト』!」


叩きつけられた斧から強い衝撃波が発生し、カエデは転んでしまった。


「『ぶん回し』!」

ランダムに振られる斧がカエデを襲う。

カエデは横に転がり、何とか逃れた


すると試験官の動きが止まった。いや、止められたのだ。

「ぶっつけ本番だけど使えたな。『交流』は俺が奴に捕まっている間だけ効く。だから今のうちに攻撃を!」


グラサンは手から強い火の玉が出るのをイメージし、

「フレア!」

ライは当たる直前に離れ、試験官に火の玉が命中した。


「は、ハハハハハ!やるじゃねーか。この短期間でここまでやるとはな。俺、引退前はcランクだったんだぜ?」


何かで守られてしまったのだろうか、スミだらけだがあまり効いていないようだ。

「いいだろう、合格だ。冒険者カードと身分証明書は発行してやろう。」

「ありがとうございます」

「でも、せっかく発行するんだ。他の試験も受けてみないか?今回戦った内容だったらテイマーとか、魔法使いの試験もある。受けなくても、演習ものの紹介状くらいは書いてやるよ」

今後の戦闘のことを考えると受けておいた方がいいだろう。まだ旅の準備もできていない。

「じゃあ、演習の紹介をお願いしたいです。他の試験は気が向いたらやります。」


ギルド受付にて

「とりあえず、[おめでとうございます、あなたは試験に合格されました。あなたの冒険者としてのランクはfとなります。今後様々なクエストをクリアしたり、大きな賞などの授与で街に貢献したことが明確になればランクはあがります。]。この定例分必ず言わなくちゃいけない決まりになっててな。でも賞授与でのランクアップはここ30年実績がないそうだ。村や国の大半が感謝してくれないと難しいからな。」

「この制度って誰が決めたの?」

「昔、魔王ってやつを倒した勇者がいたんだとよ。その勇者が先に進みやすいようにできたらしい。」

「へー」

「ちなみにその勇者はギルド創始者だから200年前くらいに死んでて、もしかしたら生まれ変わりとかもいるかもな」

勇者のことは聞いておきたい。俺がやろうとしていることも、世界を平和にするため。つまり魔王的存在の討伐になるだろうから

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ