武器商人の話!物人化
みなさんお久しぶりです。
モヒトリの街に戻ったグラスたち。
何か騒がしい様子だ。
「何かあったのか?」
「見てまいります」
カナデは飛び上がって上から見下ろす。
「ちょうど武器商人が来たとこらしいです。」
「じゃあタイミングが良かったんだな」
「いや、それが...」
「お前は嘘ばっかだなあw」
「魔王は勇者の提案に乗った?俺が聞いた話は魔王は処刑されてるはずだぞ?w」
「公衆の面前でなあ!w」
観客に取り囲まれててよく見えないが、どうやら武器商人が罵倒されてるようだ。
「そんな嘘つき相手に商売なんかできねーよ。」
「でていけー!」
でってっけ!でってっけ!でってっけ!
出てけコールに圧倒されたのか、すごすご村を出ようとした。
「あ、待って!」
グラスの足が動く。それは小さな老人のような武器商人に向いていた。
武器商人に追いついたのはほぼ村の端だった。
「もう一回聞かせてよ。その話。」
「お主も我を嘘つき呼ばわりするのだろう?」
「いや、一回全部信じてみるよ。だから話して」
「仕方があるまい。一回だけだぞ。」
かの勇者、ユウジと魔王の最終決戦の話だ。
その前に魔王について話すか。
当時の魔王は世代交代をしたばかりであった。と、前魔王は魔王軍の基礎となる体制を整え、軍事力を強くした。政治的点でもと、やつに敵う奴はいないだろう。そしてその魔王も命が尽きた。
新たに魔王になったそいつはと、前魔王と比べられ、肩身の狭い思いをしてきていた。
それに加えて勇者の侵攻が進んでいったのだ。
支えていた四天王は全滅、魔物は魔王に幻滅、さらに勇者による殲滅。これはのちに魔王3滅と呼ばれている。
さらに魔王は魔族にしては幼かった。10000年の寿命があると言われている魔族。まだ100歳だった。
さあ、決戦の話に戻そうか。
その日は何の巡り合わせか互いに誕生日だった。
勇者は4体の神獣を連れてやってきた。
炎赤のファイアー・バード・フェニックス
雪青のブルース・アイレス・フェンリル
風緑のキャッティング・グリーン・ドラゴン
角白のワイトニング・ユニコーン
そして勇者、ユウジ。
それに対して魔王側は魔王のみ。
だが魔王は『複製』というスキルを持っていた。
すぐに4神獣の複製体、4黒神獣を召喚した。
炎赤黒のファイアー・バード・フェニックス・落
雪青黒のブルース・アイレス・フェンリル・落
風緑黒のキャッティング・グリーン・ドラゴン・落
角白黒のワイトニング・ユニコーン・落
それで条件は整った。そして、最終決戦が、始まる。
約7ヶ月ぶり?の投稿です。本当に遅くなりました。ごめんなさい。投稿してないときにも少し見てくれる方もいらっしゃって、嬉しいです。
少しずつ投稿していくつもりなので、よろしくお願いします!
誤字は今回ないはずです。




