また勧誘、物人化
「っていうか仲間って何人くらいいるんですか?」
「まあ、もう少し話そうか。特にうちについて。」
「じゃあ、この前言ってた集会って何か教えてくれませんか?」
「あれ?集会なんて言ったっけ?」
「前に俺とヘイリさんが話していたときにあなたが言ったんですよ。『集会の時間』だって」
「あ〜それ言っちゃってたか。しゃーなし。教えてあげよう。」
「お願いします。」
「じゃ、改めて。集会っていうのは僕やヘイリ君、そして勇者様も含めた5人の集まりのことだ。君が知らない奴があと2人いる。いや、会ったことないって意味では3人だな。」
「勇者以外の人って?」
「まあ、それは仲間になってからで、、、」
いやあ、やっぱり隠すか。
「まあ、こっちも情報漏れを防ぎたい。それはお互いさまじゃないのか?」
「確かに。俺もできるだけ情報は出さないようにしてますね。」
「仲間なら全員知っているけどね。どうだ?仲間にならないか?」
「もう少し聞いてからで。」
「そうだな。集会しているものはそのまんま『集会者』って呼ばれてる。『転生者』は僕と勇者様だけだ。」
「でしょうね。俺を含めて3人しかいないって言ってましたし。その2人って厳選して選んだんですか?」
「まあ、流石に2人じゃこのギルド経営は無理だからね。治癒ギルドと制作ギルドは転生者じゃない奴が管理してる。ちなみに僕は情報と商売ギルドだ。」
「ヘイリさんはなんの仕事を?」
「ヘイリ君は『観察者』っていうのは聞いたよね?『観察者』って『転生者』がどこにいるか調べる役もあるんだけど、街の防衛を任されてもいるんだ。まあ、『監視者』でもあるのよ。」
「防衛って冒険者ギルドとは関係ないんですか?」
「冒険者ギルドから人員を雇う場合もあればもともと用意しておく人員もいる。まあ、警察みたいな感じだよ。」
「ちょっとトイレに。」
「いってら」
「ライ、カエデ、シュガン、フニクス。聞こえるか?」
「ああ。全部聞こえてるぜ。」
「改めてどう思う?みんなの意見が聞きたい。」
「やっぱりあの街の商人が気がかりだな。それまで待ってもいいかもしれない。」
「おいどんは仲間になってもいい気がするけどんな。まあ、難しいことはようわからん。」
「私は仲間賛成ですね。仮にやばい組織ならば仕掛けることも容易くなりますし。」
「我はつまらなそうだからどっちでも良い。ギルドなんて気難しいものは鳥界隈にはないからな。」
「グラス・サウザン。なかなか落とせないねえ。仲間にした方がこっちもやりやすいんだけどな。」
「ただいま戻りました。」
「おっグラス君ちょっと長かったね。大の方かい?」
「店でやる話ではないですけどね。」
「さ、考えてきたんだろ?仲間になる、ならない、どっち?」
「流石情報ギルドマスター。そうですね。仲間には・・・」
「お客様の中で、冒険者の方はいらっしゃいませんか!?キッチンに魔物が!」
「おっと、いいところなのにね。グラス君いけるかい?」
「今回は一旦共闘で。まだドリア食べてないんでね!」
最近ウーマンコミュニケーションってゲーム見てるんですけど、それが忘れられないです。
あ、だめだ。やっぱり探しちゃう。




