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実力とスキル、物人化

改めてコソノニークに戻ったグラスたち。

噂の武器商人が来るにはまだ時間がある。それまでの計画を考えていた。


「できればフニクスもレベル上げときたいな。そのためには何が必要だ?」

「我は戦闘回数が増えればレベルアップしやすいと思うが。」

「いや、単純なスキルの話。そりゃスキルを上手く使いこなす[実力]的な面は必要だけど、[スキル]を持っていた方が多彩な攻撃が可能だからね。俺は火の物集めをメインに動きたい。」

「まあ、それが妥当かもな。フェニックスとの戦いでオレらは獲得したスキルを使いこなせるようにならないと、宝の持ち腐れだしな。」

「では、私たちは[実力]をつけてフニクスは[スキル]を身につけるってことでいいですね?」

「じゃ、出発するか。」


この10日ほどグラスたちは近くの森や火山に行き、レベルや実力を上げ、スキルを覚えていった。



また集会が行われる。


「グラスくんはもうコソノニークについているのに、なんで5日ぐらい後に帰ってくるのかな?オ・ウ・ヒ?」

「ごめんなさい。寄り道してたら気づくと入れ違いになっていたみたいで。」

「ダイジョーブ、ダイジョーブ。バレるよりはマシだからね。ニコニコ」

ヒサカツは笑ってはいるが、もちろんどこか怒りのオーラが出ている。

オウヒはうつむいたままだ。


「はあ、また始まったぜ。ヒサカツスマイルが。」

「おっかないですよね〜あれ。勇者様みたいに知らずに追い詰めるのとは違ってアレはガチですから。」

「誰が知らずに追い詰めているって?」

「勇者さん、いたんだな。」

「ワシもよくヒサカツスマイルされたのお」

「まあ、勇者様基本的に動いてないですからね。」

「おや、動いてないわけせはないんじゃがな。」


「まあ、今回は?あまりグラスくんは動いていないようだし?許してあげるよ。」

「あ、ああ、あ、あ、あありがとうごぁいます」

「「「あ〜あ」」」

3人は呆れたように声を上げた。


「あ、勇者様。いらしてたんですね。」

「呼び出したのはお主だろう?なんのようじゃ?」

「また、グラスと接触しようと思ってます。それの意見を伺いたくて。」

「まあ、良いんじゃないか?別に漏れて困るようなことはまだ言ってないし。」

「あと、本格的に仲間に入れようかと。」

「まあ、それはもう少し待ってほしいがな。どうしてもっていうんじゃったら文句はない。」

「俺も行こうか?俺の方が話しやすいと思うが。」

「いや、今回はグラスを計りたいんだ。そこに合いの手を入れられたら困る。」

「なら、止めませんけど・・・」


「まだ我は認めねーからな。味方にするには危険もあるしよ。」

「も、、もう私は入れても、、いい、、です。」

「まだその状態だったのかよ。」


ぐったりしたオウヒをみて笑いが起こった。

前回と今回それほど面白くないですね〜すみません。

もっと頑張ります!

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