味方・・敵?、物人化
ついに、pv1000人達成しました!!!!ユニークも500近く。
これからもよろしくお願いします!
「なんでそう思った?」
「さっきの我に説明している時、まるで勇者を監視している、または分析しているかのようだった。
普通、味方のことを話すのならば『うまい対策』なんて言わない。」
「どうしてだ?」
「自画自賛ってことになるからだ。人間は自画自賛をあまり好まず、他人からの承認欲求を求める生物だと我は認識している。まあ、個人差はあるだろうがそんなことをする者は少ないと我は考えている。」
「その通りだよ。確かに勇者のことは監視してる。まあ、チェックしてるっていうのが正しいのかな?まだ敵味方を判断できない。」
「そういえばよかったのか?元勇者の仲間とはいえ、そんな厳重注意している話を話して。」
「まあ、敵は戦闘が好きな集団だから攻撃する前に話そうとするフェニックスとは関わりはなさそうだしな。」
「そうか。」
「フェニックス様〜!大丈夫ですか〜?」
「やられちゃったカモって、仲間にならないかとススメられちゃったカモと心配したんですから〜!」
「すぐ戻る。山に戻っていて良い。」
「じゃ、そろそろ山を降りるよ。確かに考えてみればここの鳥は先に攻撃してこなかったからな。誰も痛めつけない。」
「ありがとな。グラス。我の片割れを頼んだぞ。」
「おう。」
こうしてグラスたちは山を降りた。そしてふもとの情報ギルドに[火の鳥が出てきたら話を聞いてあげろ]という条例を出すことに成功したのだった。そして鳥たちは平和に暮らす者もいれば人間と仲良くして共に働くものも出てきた。それが<鵜ーバードイーツ>という配達業になるのはまた別のお話し。
「なあ、俺考えたんだけどよ。『ダメージ配布』ってダメージしか効果ないのかな?」
「どういうことだべ?」
「『ダメージ配布』がとてつもなく離れている仲間にも効果があるとしたら・・・」
「だからどういうことですか?」
「『ダメージ配布』が"寿命"にも効果があるとしたら…」
「グラス、何を、、、っ!そういうことか!?」
「なあ、我を置いて考えるな!」
「グラスのアニキ、ライの兄貴もなんだべ?おいどんは全然わからないべ。」
「あの、私も理解し難いのですが・・・」
「勇者を公にしない理由は混乱を招くからだけじゃない。」
「『選択死権』なんてスキルはなかったとしたら・・・」
「寿命がない生物が仲間だったとしたら・・・」
グラスとライはまるでいっせーのと合わせたかのように同時に言った。
「「もし、『ダメージ配布』を勇者も持っていたとしたら・・・!」」




