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火山、物人化

短めです。

「はあ、暑い。」


「私なんて燃えますよ。こんな地。」


「おいどん、今ならピザ焼ける。」


「新しいスキルぽいな。『ピザ釜』!って。」


「もういいって。お腹が空くだけだ。」


グラスたちはドリトバー山の麓でこんなことを呟いていた。


「麓でこれってマジかよ。」


「火口に近いほど暑くなるだろうからね。」


「もう暑いじゃない。熱い。」


「あ、あそこにキラーバードが。」


「ほっておいたら丸焼きになるんじゃない?」


「鳥肉ピザに?」


「もうピザはいいって」


しれっとカエデが『紅葉狩り』で倒して先に進んだ。



そしてその様子を上層部の鳥は見ていた。


「また人間だ。ワシたちがこの山を守らなければ。」


「ワラスの力で押し除けなければ。」


「だがどうする?人間にとっていいカモだ。」


「私が行こう。」


「フェニックスさん!不死鳥であるあなたがなぜ人間を相手に?」


「流石に私にも目に余る行為が多い。わからせないと人間はわからない者なのだ。」


「でもフェニックス様がいかなくても。」


「そうやって何度返り討ちにされた。今度こそ敵を撃ち倒さなければ。」




戻ってグラスたち

「なんか嫌な予感がしますね。」


3号目に来た瞬間カエデが言い出した。


「どうしたー?カエデ。なんかあった?」


「騒がしいんです。枯れ木たちが」


「枯れ木が?」


見たところ枯れ木など見つからない。


「どこに」


「私も見えないんですが、声が。」


カエデはレベルが8になった。その時に新スキル『植物会話』を手に入れていたのだ。


『植物会話』・・・植物の声を聞くことができる。


「なあ、王が動くらしいぜ」

「えっまじ?相当お怒りなんだろうな。」



「何か王っていうのが動くらしいです。」


「一筋縄ではいかないかもしれない。注意していこう。」




集会者

「グラスはドリトバー火山に行ったそうです。」

「ご苦労」


「お、グラス君がドリトバーか。なんとかなるのかな?」


「あのー、グラスは水や氷系の仲間はいなかったように思えるんですけど,,,」


「あいつ、死ぬんじゃね?」


「一応オウヒが偵察がてら散策してる。あいつが助けるだろ。」



オウヒにて

「あっ向こうに町があるわ。行ってみましょう」


こうやってオウヒは寄り道しまくってグラスがいる火山につくのは3日後のことだった。

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