★8 ベガ
よろしくお願いします。
倒したのはお尋ね者のアウグストっていう盗賊とその仲間だ。
俺が倒したアウグストと射手のほか6人が他の護衛に殺され、3名捕虜となっていた。
死体は持っていけないので、すぐに火葬した。
俺は祈りを捧げたいからって言って、6名の死体の胸に触れ、冥福を祈った。
着火、照明、飲み水のスキルを得たよ!やっぱり取れない奴がいるな・・・
ああ、盗賊たちは魔石とはならなかった!
魔石となるものが魔物だそうだ。
復活の呪文とか、1回だけ甦るとか、教会に行くと復活できるとかもない。
ただ、死んでさえいなければ、頭をカチ割られても、腕が切り飛ばされても
回復魔法で大丈夫とのことだ。
危ないことはやめよう!
やられた時にはすごく痛かったのだが、それで動けなくなったりはしなかった。
グレイスに回復魔法をしてもらったら、すぐに直った。
結菜が回復魔法を使えることは内緒にしたかったからな。
アウグストと射手の装備は、俺たちがもらった。
武具、防具すべていいものを持っていた。
俺は射手の革ヨロイと頭を守る鉢がねを着けることにした。
アウグストが付けていたネックレスを装備すると俊敏のスキルが発動した。
「結菜、俊敏のスキルが付いているからどうぞ。」
「ヒロトの方が絶対に役に立つよ。着けてあげるから、反対向いて!」
「ホントに!じゃあ、こっち向きで着けてくれてもいいよ!」
「バカ!」
胸を叩かれ、反対を向かされ、ネックレスを着けてもらった。
幸せ感が凄い!凄いぞ!
その他はとりあえず、結菜のアイテムボックスに入れておく。
商人たちと護衛たちが相談している、何かな?
「私たちはカラカスに戻ることにしたよ。待ち伏せされていたからな。
君たちはこれからどうするつもりだ?」
「俺たちもそのカラカスに一緒に連れていってもらえないか?」
「いいだろう。」
夕方、キャンプすることになった。
出てきた食べ物は、やはり保存がきくカッチカチに固いパンとほんの少しの野菜スープだった。
二度目のそれは全く美味しくなかった!
魚とリンゴを提供したら、逆に大喜びされた。
夜の見張りの前半は、俺たちと4人パーティのルイ、ルパート、グレイスとロロランとなった。
彼らは「銀」ランクパーティで、主にカスパーたちの護衛をしているそうだ。
パーティの名前は「ベガ」という。
「何でその名前にしたんだ?」
「カッコいい響きだろ!」
自身満々に答えられた。
ルイは25歳の戦士で長剣を使う。赤髪、長身のがっしりしたいい男だ。
ルパートは24歳の魔術師で、金髪、中肉中背の愛嬌のある男だ。
グレイスは25歳の僧侶で、銀の長い髪をポニーテールにしている、
たれ目、少しぽっちゃり目の巨乳だ。あまり見ることはできないが・・・
ロロランは、人と犬人!とのハーフ!で、栗色の短髪、三角の小さめの犬耳とやや太いが短いしっぽがある。
長身でしなやかな動きの26歳の女獣戦士だ。
ロロランの犬耳を観察していたら、
「犬人が珍しいのか?田舎者だな!」
って笑われた!
ルイとグレイス、ルパートとロロランはともに夫婦だ。
以前斥候と射手の恋人たちがパーティにいたそうだが、
二人が別れ、パーティから抜けたあとは4人だそうだ。
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