★66 三すくみ
よろしくお願いします。
千家とマーズレッドの好感度はいかがでしょうか?
30人の冥福を祈りながら、スキルを頂いていった。
「恫喝」「賭博」「手品」「統率」のスキルを得た。
「賭博」で「手品」のスキルでイカサマをして、
苦情を言う奴には「恫喝」するってことか・・・
「統率」は地味に効果的なので嬉しいな!
ライアンたちは俺たちを当然ただで助けてくれたわけではない。
スタッドリーたちの金、装備などほとんど持って行った。
まあ、30人に8人で襲われることに比べたら安いもんだ!
ただ、アーダルベルトの長剣 麻痺、
アーダルベルトのチェーンメイル 状態異常回復
アーダルベルトのステッキ 魔法威力アップ
これらはスタッドリーたちの装備として有名で、
プレドナでは処分できないから俺たちがもらった。
アーダルベルトって何って尋ねたら、有名なドワーフの鍛冶師だそうだ。
もう死んでしまったが、凄い武器をたくさん作っており、
プレドナでもかなりの高額で売っているそうだ。
あれ、めっちゃ得しているよ!
長剣を千家に渡そうとしたら、両刃はいらないという。
だから、チェーンメイルを渡すことにした。
クリーンをかけてから装備したところ、着心地もよく、
今までの革ヨロイと同じぐらいの重さで守備力アップしたから嬉しそうだった。
ステッキはより攻撃力がある結菜が持つことにした。
また戦力がアップしてしまった。
長剣はしばらくアイテムボックスの肥やしだな!
ライアンたちと別れ、昼食休憩となった。
2グループに別れたが、ダリヤ、ロロラン、グレイスが気を利かせてくれて、少し離れたところにいた。
こっちは転移者5名だ。
梁多と千家は、結菜のアイテムボックスから熱々の弁当が出てきたので驚愕していた。
次の王都への呼び出しの時は、必ず一緒に行ってくれと懇願された。
千家の小さいアイテムボックスには、貴重品と小さいが重い荷物だけで一杯で、
食事はまずい乾パンとかだからな。
俺はさっきの戦闘を思い出して、千家に話しかけた。
「牙突ってあの漫画の・・・」
「うるさいわね!そうよ、あの漫画が好きで剣道部に入ったのよ!悪い?」
3人どころか5人に妻が増えた俺を汚らわしいと思っている千家はけんか腰だ。
「いや、あの漫画では齋藤一が一番カッコいいよな。」
千家の目が輝いた!
「おお、同志よ!分かっているじゃない、大林君。
健ちゃんは新撰組のことを全然知らないのよ。大学入試で必ず出るのにね。
どう、ヒロトくん。
今晩、見張りを2人でしない?
新撰組のことで語り明かそうよ!」
「いや、入試に全く出ないし、新撰組知らないから無理!」
「死ね、大林!」
「おい!」
千家が結菜を見た。
「結菜、新撰組について語り明かさない?」
「安部晴明様についてなら語り合うよ!」
バチッと火花が散った!
千家が愛海を見た。
「先生!」
「万葉集ならいいわよ!」
バチッバチッと火花が散った!
おう、なぜか結菜と愛海の間も火花が散っている!
3人の後ろからゴゴゴって効果音が聞こえてきたよ。
これが三すくみって言う奴か、初めて見るな・・・
「ヒロト、万葉集について語りあおうよ!」
突然、愛海が破壊力抜群の可愛らしいポーズでお願いしてきた!
これを断るのは不可能だ!
「・・・ううん、一晩中は無理だよ?」
「ありがとう!」
愛海が手を繋いできて、俺にとびきりの笑顔を見せた。
「ヒロト!晴明様について語り合うよね?」
結菜が抜群の笑顔を見せているが、後ろの効果音が大きくなっているよ!
モチロンこれも断れない、無理だ!
「・・・モチロンだよ、でも一晩中は無理だからね。」
「ありがとう!」
結菜は俺と手を繋ぎ、体もくっつけてきて、千家を見た。
「あの、お、大林君?」
「無理!」
「死ね、大林!
健ちゃん、新撰組について語り合おうよ。」
「優姫ちゃんが新撰組について語っているのは好きだよ。
だけど意味わかんないし心地いいしさ、絶対眠っちゃうよ!」
がっくりと肩を落とす千家。
うんうん、そういや初めての愛海の授業の時、
愛海の話を聞いていると心地よくって眠たくなったような・・・
「ヒロト、眠っちゃ駄目だよ?」
「ダメね!」
結菜と愛海が俺の顔をのぞき込んでいる!
「・・・努力します。」
俺の肩もがっくり落ちた。
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