★63 求婚
よろしくお願いします。
10月12日
昼近く、行き先に1匹だけ反応があって、そいつはじっとしていた。
間道上だな、また待ち伏せか?
恐る恐る近づいて行くと、反対側から10個の反応が近づいてきて、
1つの反応とぶつかった。
しばらくすると反応が1つ消え、もう1つ消えた!
急いで行くと、スフィンクスがいた。
顔は人、体はライオンだ!これもデカいぞ!
口元が血で汚れている!
向こうには冒険者が4名と馬1頭、3名の商人がいた!
俺たちに気づくとスフィンクスはいやらしく笑った。
獲物が増えて喜んでいるようだ!
「答えるがよい。朝は4本足、昼は2本足、夜は3本足、これは何か?」
・・・引っ掛け問題なのか?
結菜と愛海と目で相談する。
「人間だろ、赤ちゃんは4本足で、大人は2本足で、老人は杖を使い3本足ってことだ」
「うっ、正解だ。」
スフィンクスが襲い掛かって来た!
結菜と愛海が魔法で攻撃した。
ダリヤが矢を当てた。
俺とロロランが切りつけた。
スフィンクスが倒れた!
・・・雑魚すぎるだろ!
クイズに正解されたから弱くなっちゃったかな?
スフィンクスから「頓智」のスキルを頂いたよ。
頓智ねえ~
「ありがとうございました。私はキングホーンの商人、コクランと言います。
王都へ急いでいたので、この道を通ったのですが・・・
本当に助かりました。
キングホーンでは、私の店に立ち寄ってください。
お礼を渡すようにしたためておりますので。
この場で、お礼の品を渡せなくて申し訳ありません。」
「・・・あの問いに答えられなかったんだ。
奴には、魔法も剣を全く通じなくて、戦士2人が喰われてしまった・・・」
冒険者パーティは2人喰われ、さらに自分たちの攻撃が全く通じなかったから呆然としていた。
キングホーンではこの間道は危ないって知れ渡っていたそうだが、
急いでいるためキングホーン最強のパーティに来てもらった。だけど・・・
俺たちだって答えを知らなかったら、答えられなかっただろうな・・・
その日も街道には出ることは出来なかった・・・
時間は短縮できなかったけど、薬草をたんまり採ったし、
結菜と愛海の範囲魔法が6匹攻撃出来るようになったから、まあいいや。
夕食を終え先に休もうとする俺を、頬を赤く染めたロロランが呼び止めた。
「宴会はキングホーンに着いてからだぞ?」
「違うよ、その、あの、オ、ワタシも妻にしてく、ください!」
ギロリと結菜、愛海、ダリヤの目が俺を射貫く。
えっ、俺が悪いの?
「ちょっと待て、落ち着け、ゆっくり考え直してくりぇ!」
慌てた俺は叫んでしまった。俺が落ち着け!
「ダンジョンを行先の分かったピクニックに変えるし、
こんないいアイテムをたくさんくれるし、
スフィンクスのあんな難しい問題を簡単に解くから無傷だぜ、
惚れるなっていうのが無理だよ・・・
ユウナやマナミみたいに可愛らしくなるよう頑張るから、
だから、オレ、いやワタシとも結婚にしてくれ、ください・・」
恥ずかしくてモジモジしているロロランが超可愛い!
俺のために可愛らしくなろうとするなんて、なんて愛らしい!
だけど、残念だけど、無念だけど、断腸の思いだが、断わらなければ・・・。
「待てって、俺はもう3人もいるんだ。
ロロランだけを愛してくれる人を見つける方がいい。すぐに見つかるさ!
あの問題だって・・・」
俺の言葉を遮りグレイスが話し出した。
「私たちを守る、大切にする、幸せにする、コイツらは俺の女だって言ってくれましたよね・・・
私たちを妻にして幸せにしてください。
好きよヒロト、貴方より凄い人なんていないわ・・・」
グ、グレイスさんまで俺の妻になりたいですと!
ロロランとグレイスまで俺の女だって言っちゃったっけ?
「それは・・・」
俺の言葉を遮り、今度は結菜の冷たい声が響いた。
「集合!」
さっと愛海、ダリヤが立ち上がり、俺は拉致された。
「どういうことデス?」
「ダメって言ったよね?」
「何であんなこと言うかな~」
3人とも怖いです・・・
最大限抗弁する。
「みんなを守りたくて、ちょっと言い過ぎただけだけだけ・・・」
ああ、動揺してしゃべりが・・・落ち着け、俺!
「俺は二人をパーティに誘ってないし、同居していいとも言ってない・・・」
結菜がさらに切り込んできた!
「そんなことどうでもいいけど、二人のことどう思っているの?」
「・・・二人ともキレイだし、優しいし、きゃわいいところも一杯あるし・・・」
小さな声で説明するが、やっぱり一部言葉がおかしくなってしまう!
「ど・う・な・の?」
ひー、怖い!
「・・・好きです。」
「ふん、この女好き!」
渾身の力でほっぺをつねられた!
三人が顔を突き合わせた。
「どうする?私たちのせいでもある?」
「そうデス、ユウナとマナミのせいデス!1番はヒロトのせいデスガ。」
「認めなければ、パーティはバラバラになりそうね。
2人のいないパーティなんて・・・」
「「「は~」」」
盛大な溜息をつかれた。
「もう、絶対に増やさないでね!」
「わかった、もう増やさない!」
ビシッと答えた!
次は猫人かドワーフ、年下もいいよねって考えていたら、結菜と愛海にほっぺをつねられた。
なぜ、分かるんだ!
最高にキリッとした顔でロロランとグレイスを見た。
「ロロラン、グレイス、俺は結菜、愛海、ダリヤがとても大事なんだ。
それでもいいのなら、ホントに俺でいいのなら俺の妻となってくれるか?」
「ありがとう、オ、ワタシも幸せにしてくれじゃなくって、してください!」
ロロラン可愛くなっちゃったー。
勇気を出して抱きしめて軽くキスをした。
ロロランのしっぽが激しく振られていた。
「私もよろしくね!」
グレイスも抱きしめてキスをした。
軽くするつもりがディープにされてしまった!
「あんなにフラグを立てていたのに、告白してくれないのね。イジワル!
うふふ。」
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