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★60 結婚式

よろしくお願いします。

ブックマークありがとうございます。


モンズーン伯爵から結菜が呼び出しを受けた。

1人で行かせる訳にはいかないので、俺と愛海も同行した。


モンズーン伯爵は40歳くらいのひげもじゃの太ったおっさんだった。

「おうユウナか、よく来てくれたな。

単刀直入に言うが、私の妻にならないか。

綺麗な服、豪華な宝石で飾ってやる。

冒険者みたいな臭くて汚い仕事はお前には似合わん。

そんな苦労はさせん。どうだ?」


結菜は眉をひそめながら言い訳作りのために質問した。

「正妻じゃないですよね?」

「お前の出自で正妻などありえん。だが、とびきり大切にしてやる。」

「イヤです。失礼します!」

結菜は俺と手をつなぎ、伯爵の呼びかけを無視して出て行った。


昼からは女子が愛海の部屋に集まっていた。

俺のプチ整形を見て、お願いに来ていたのだ。


名前は伏せるが、ホクロを取ったり、二重まぶたにしたり、

顔のバランスをとったりしていた。

みんな整形後、笑顔になっていたよ。

魔王倒したら、美容整形でもやるか!



10月5日


ようやく解放され、ダリヤたちが泊まっているホテルに向かった。


俺を一目見て笑顔になったダリヤが叫んだ!

「ヒロトがカッコ良くなってマス!」

「あっ、本当ね、少し鋭い顔つきになったわ、うふふ。」


「試合で顔を蹴られまくって、愛海が治療したらこうなった・・・」

俺は少し残念な気持ちになってしまった。


「あと匂いもカッコ良くなったぜ!」

ロロランも嬉しそうだった。

匂いがカッコ良くなるって一体?


「どういうことになったか、全部教えてくれる?」

「まず10年後に魔王が復活する。

それと戦う勇者を別の世界から呼んだけど、俺たちはそれに巻き込まれた。

ただし、特殊な力を与えられて。

俺たちは、魔王やその手下と戦わないといけないが、自由に行動できることになった。

禁止事項は、この国から出ていくこと、冒険者を辞めることだ。

2年か3年に1度、王都に集まれってさ。」


「じゃあ、オレたちと一緒にカラカスのダンジョンに戻るんだな?」

「ああ、準備ができ次第、帰ろう。」

やった!とロロランがしっぽを大きく振って喜んでいる。


それを見ながらグレイスが俺に尋ねた。

「友達とは仲良くできたの?」

「・・・俺は、みんなに嫌われた。

結菜と愛海だけじゃなく、ダリヤとロロランとグレイスのパーティだって伝えたら、

男からは嫉妬され、女からは軽蔑されたよ・・・」


結菜が俺の肩に手を置いた。

「まあいいじゃない、愛海の複写のおかげで、みんな喜んでいたでしょ!」

「強くてイケてる友達を誘ってこなかったのデスカ?」

「あらダリヤ、みんなイケてたわよ?紹介してあげるからそっちへいったらどう?」

「ゔ、ヒロトがいなかったらイヤデス・・・」

またダリヤが愛海にへこまされた。


「あとタイロンっていう魔術師が俺たちをこの世界に呼んだんだけど、

帰るのは無理って言われた。

 魔王と戦うのに必要なものは何かって聞いたら、情報だって。

 いつ、どこで、どういった戦力、能力なのか?

そういったことが分かれば、圧倒的に有利になるってさ。

最高の魔術師なのに、魔法が一番大事じゃないのな?

あと、できれば魔法は1つの魔法を極めるべきだってさ。

いい人だけど、変わった魔術師だったよ。」


「そう、帰れないの、残念だったわね、うふふ。」

言葉と裏腹に、グレイスの目が輝いた気がする。

「オレ達と冒険しようぜ!」

「ワタシが幸せにしてあげマス!」

ロロランとダリヤの能天気さが俺を癒してくれた。


王都を観光しながら、弁当を買いあさった。

休憩のため喫茶店に入ろうとするが、このところ愛海が沈んでいるのが気になっていたので、

二人だけで外で話すことにした。

「最近ちょっと沈んでいるね。」

「・・・だって、10年後だよ、私、今28歳だよ。

無事終わっても38歳のオバサンだよ!」

切実に訴えられた。


俺は正面から愛海を見つめ、手を取った。

「愛海はずっとキレイなままだよ。俺は絶対に愛し続けるしな!」

「そ・そんなこといいながら、恋人を増やすつもりでしょ?」

可愛らしく照れながら、憎まれ口をたたかれた。


「そ・そ・そ・そんなことナイヨ?

そうだ、結婚式を挙げよう!王都の教会でさ、どう?」

「・・・はい!」

今までで最高の笑顔を見せてくれた!


愛海がご機嫌で喫茶店に入っていくと不審そうな顔をした結菜を呼び出した。

「結菜、ここの教会で結婚式を挙げないか?」

「えっ、いきなり何?ま、まだ、ちょっと早いよ・・・」

言葉とは裏腹に凄く嬉しそうだ!


急に表情が曇ってしまった。

そんな表情の変化もステキだ!

「・・・さっき愛海に同じ事、言った?」

バレた!なんてカンがいいんだ!


「ゴメン。愛海が元気ないから励ましたくって・・・」

「バカ!何事も私が一番でしょ!」

お約束どおり両方のほっぺをつねられた!


10月6日


教会に頼み込み、突然だが式を挙げさせてもらえることになった。

当然、ダリヤもだ。

結菜には私に一番に言わなかったと怒られたけど、

結婚式は一番に挙げることで機嫌を直してくれた。


三人一気なので神官にあきれられたが、パーティ内不和の原因は取り除かなければ・・・


ウェディングドレスを選ぶのは簡単だった。選択肢がなかったから。

だけど、まるであしらえたように似合っていて、三人とも美しかった。

教会の人に隠れて写メを取りまくった。


まずは結菜からだ。

二人で神の前にたった。

向かい合い、ヴェールを上げると美しい顔が現れ、

その瞳は俺だけを熱く見つめている。

永遠の愛を誓い、お互いの左手薬指にリングを着けあった・・・

「ヒロトのおかげで幸せだよ、これからもよろしくね。」

俺も幸せだよ・・・


次は愛海と愛を誓った。

「私をこれからも大事にしてね。」

愛海、可愛い!


最後にダリヤだ。

「私、幸せデス、うれしいデス、ありがとうデス。でももう増やさないでクダサイ。」

最後が余計だ!

ロロランとグレイスが参列し、祝福してくれたけど、なんか微妙な感じだった。


俺の左手薬指には、リングが3つとなった。

当然、俺は指輪を3つも買う必要があり、小遣いがなくなってしまった。


だけど、我が生涯に一片の悔いなし!

読んでくれてありがとうございます。

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― 新着の感想 ―
[一言] 性豪が有るから大丈夫か。
[良い点] 誰か1人ではなくハーレムにした点は誉める。 [気になる点] 指は男は1つでいいと思うが、てか対の指輪としても4対またはそこから増やしたら良くないか?意味をもうちょい考えてから内容に移した方…
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