★52 練習試合③
よろしくお願いします。
グッド、ありがとうございます。
「第6試合は、梁多健介対 船見悠平(銃手)、始め!」
ヒーローってなによ、銃ってあるの?って思っていたら、
梁多がカッコよさげなポーズを取った。
「変身!」
赤が基調のぴっちりとした服になっていた。
「惑星戦隊、マーズレッド!」
戦隊ヒーローでしたか!それが好きだったのね、知らなかったよ!
船見は「へー、カッコいいじゃない!」ってせせら笑うと、
右手を鉄砲の形にして、梁多に向けた。
「魔弾!」
10センチほどの光る玉が1発、発射されたが、梁多、
いやマーズレッドは持っていた装飾過剰な片手剣で、光る玉を弾き飛ばし、
ポーズをキメた!
「へえ~、次はどうだ?」
今度は3連射だったが、片手剣を1回転させて、光る玉を3発とも弾き飛ばし、
ポーズをキメた!
おおっ、凄い!
「くそっ、くらえ!」
少し焦りだした船見から今度は人差し指と中指から同時に発射され、しかも弾速も速かった!
マーズレッドはやはり片手剣で回し光る玉を2つとも弾き飛ばしたものの、
1発が右足を大きく傷つけた・・・
「第7試合 村田益二郎(賢者)対 舛水三典(天狗)、始め!」
ようやく普通の職業、賢者がいたよ。でも天狗って・・・
舛水が集中すると背中に白い大きな羽が生えた!
羽ばたくと空に浮かんでいく!マジか!
そして村田を見下ろしているのに、なぜか少しあごを上に向けている!
天狗だ!態度が天狗だ!
村田はビックリしたものの雷魔法の呪文を詠唱し始めた。
一応詠唱省略だな。
舛水は持っていたロッドを村田に向け「ファイアーボール!」と言うと、
火の玉が村田を襲った。
先を越された村田は急いで防御魔法を唱え火の玉を防いだ。
「どこまで耐えきれるかな?」
ニヤリと笑うと、舛水が攻撃を続けた。
村田は次々と襲ってくる火の玉を捌ききれずついに食らってしまった。
舛水も詠唱省略だが、技名だけと村田より短くて連射もできていた。
だけど、ロッドを目標に向けていたので、対応できそうだ。
結菜なら無詠唱だし、愛海なら技名は言うけど、ロッドを目標に向けたりはしないからな。
「練習試合はこれで終わりとする。」
ハンサムが宣言した。
「ちょっと待て。真の勇者を決めるため俺と桐生を対戦させろ!」
対馬が言うと、ハンサムは悪い笑顔をつくった。
「おもしろそうだな、おいヒデオやってみせろ!
ただし、魔法と秘技は使うな、剣だけだ。
時間は50数える間。それでいいな?始め!」
二人とも長剣を右手に持ち、打ち合い始めた。
技は互角に見えるが、パワーが段違いですぐに桐生が有利となった。
対馬は俺を瞬殺した足技も出せないみたいだった。
対馬が長剣を両手で持つとパワーも互角になった。
そのままお互いに決定打が出ず、時間切れとなった。
「くそっ、秘技さえ使えれば勝てるのに!」
対馬が文句を言っていた。
「それでは夜食会まで解散とする。」
ハンサムが宣言すると、多くの同級生たちが俺たちの周りにやってきた。
「結菜、久しぶり、元気だった?ちょっと話そう!」
女子はみんな、こんな感じだった。
男どもは、結菜派と愛海派に別れて女子の後ろでたむろしていた。
俺は3年生になるまで知らなかったけれど、愛海は可愛い先生として注目されていたのね!
でもって、俺に声をかけてくれる人はいなかった・・・
「みんな、ゴメン、後で必ず時間取るから!ちょっとヒロトが心配だから・・・ゴメンね!」
結菜が言うと、愛海も続いた。
「みんな、ごめんなさい。後で私からもみんなに話があるんだけど・・・
ごめんなさい、今はヒロトを看病しないと・・・」
周り全員が俺に敵意を向けた!
でも優越感のバリアーがあるからへっちゃらさ!
「おかしいわ、直っていない・・・」
結菜が不審そうだ。
何がって俺は思ったが、愛海は決然と言った。
「ホントだ・・・ちゃんと直さないと!」
「何を直すの?」
「「顔よ」」
俺の問いに結菜と愛海がハモり、周りのみんなが爆笑した!
「鏡見たけど、ちゃんと元通りだったよ!」
俺は恥ずかしくなって、拒否するべく叫んだが、愛海に優しく顔をなでられた。
「じっとしていてね。」
「ハイ!」
元気な声で返事してしまった。
愛海がごにょごにょと言霊を発動させた。
「元通りしゅっとしたわね!」
プチ整形が成功したようだ!
「おおー」周りのみんなもびっくりしていた。
読んでくれてありがとうございます。
練習試合いかがだったでしょうか?
女の子同士の戦いは全く想像できなくって、私には無理でした・・・
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