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★48 宴会

よろしくお願いします。

9月17日


キングホーンに着いた。


ハーピーのせいで半日、雨で1日動けなかったので、

歩く時間を増やし、速度もアップしたので疲れた・・・

この街は、何百年か前首都だったらしい。

ホテルに泊まるが、疲れているのに宴会をした。


ただ、グレイスはここの出身なので、実家に帰った。

グレイスの両親は教会の神官で、神官は戦闘職ではないそうだ。


グレイスは15歳になり、戦闘職である僧侶となった。

教会の方針で、大人になると僧侶や神官は色んな街に行くが、

グレイスはカラカスに行くことになり、ルイと出会ったそうだ。


「ロロランって家族は?」

今頃聞いてしまった。

「ああ、オレは生まれてすぐ、カラカスの孤児院に捨てられていたんだ。

母が、犬人だったらしい。」

あっけらかんと答えられた。

・・・まあ、俺たちの常識とは違うところがあるからな。



9月24日


王都クラウスを守る城塞都市ストラスモアに着いた。

1日準備に費やし、明日クラウスへ出発だ。


ホテルに入ってすぐ王都での打ち合わせをする。

「やっぱり、すべて鑑定されるわよね?」

「勇者パーティを強力にするか、2つ目を作りたいかだから、当然そうだよな。」

「じゃあ、このアイテムたちはどうしよう?取られちゃうかも?」

「アイテムボックスに入れておけば、バレないわよ。」

愛海が、ギルドで調べていたという。


「ダリヤ、グレイス、ロロラン、念のため三人のジュエリーアイテムもとりあえず返してくれ。

頼む。」

「いいデスヨ、はい。」

そのジュエリーアイテムは、ダリヤのアイテムボックスの中にしまい込んだ。

もう一杯一杯だったけど・・・


そのあとは宴会だ。宴会しないと部長が許してくれない。

「酒、追加だ、追加。ヒロト、飲んでるか?もっと飲まないと大きくなれないぞ!」

「酒飲んで大きくなるか!」

それを見て、グレイスはうふふと上品に笑っていた。


隣に座っていた愛海がトイレに立ったとき、ロロランが空いた俺の隣に座った。

ロロランは俺とは反対向いてダリヤと話しているが、

しっぽが俺にパタパタと当たっている。


「なあ、しっぽに触らせてくれないか?そーっと触るからさ。」

あんまり気になったので、ロロランにお願いしてみた。

「えっ、いや、その、いいよ。優しくさわってね。」

声が小さくなっていったよ!なんで可愛くなっちゃったの?


しっぽをそーっとナデナデしてみた。

愛海からシャンプーとリンスをもらって使っているみたいで、

つやつやのふわふわだ!気持ちいいよ!

ロロランが恥ずかしそうにしているので、お礼を言ってすぐに止めた。


なんだかロロランが俺にぴったりとくっついてきた!


俺がトイレに行き、席に帰ろうとすると向こうからグレイスが来た。

俺の側でバランスを崩し、俺にもたれてきた、わざとか?

なんか大きな胸がはずんだ!甘い匂いがする!

「・・・ヒロト、あなたロロランのことどう思っているの?」

「大切な仲間だよ。」


「ふーん、あんな凄いアイテムをいくつもプレゼントして?」

「パ、パーティが一番強くなる人に渡しただけだけど・・・」

「しっぽをあんなに優しく触っておいて?ロロランはそう思っていないわよ?

犬人についてもっと知った方がいいわね。

犬人にはね、ご主人さまが必要なのよ、うふふ。」

「ご・ご・ご主人様・・・ごくり・・・

いやいや、ロロランにはルパートがいるだろ。俺には3人もいるし・・・」


グレイスが壁ドンした。

キャッ、凄くドキドキしちゃう!


「ルパートも、ルイも死んじゃったわ・・・

彼らはきっと、私たちが幸せになって欲しいと思っているわ。

私も幸せになりたいわ、どこかに凄い男いないかしら。

・・・ねえ、3人も4人も5人も一緒じゃない、うふふ。」

じーっと俺を見つめている!その瞳に吸い寄せられる・・・

「ヒロトー」

結菜が呼んでいる、行かねば・・・



9月28日


日が暮れる前にようやく王都クラウスに着いた。

遠かった、期限まであと2日しかない。


バカンデール男爵のアドバイスどおり、まずラウダシオン伯爵家を訪問する。

跡取りのボーズが出迎えてくれた。25歳くらいの金髪の貴公子だ。

「ああ、来たの?ギリギリだね。6名なの、まあいいよ。

明日の夕方までに、王宮の正門に行きなさい。

今日は、この屋敷に泊まるといい。

僕は一緒に食べないけど、食事も用意させるからね。じゃあね。」

「ありがとうございます。」



次の日の夕方、王宮の近くにある手頃なホテルで、ダリヤ、グレイス、ロロランと別れた。

「もう女を増やしたらダメデスヨ!」

「やかましい!」

ボーズのアドバイスどおり、正門から尋ねて行く。


門番に紹介状を渡ししばらく待つと、兵士が現れた。

「私が君たちの担当だ。ついてきてくれ。」


案内されたのは兵士の宿舎で、個室を3つ与えられた。

「呼び出しがあるまでここで過ごしてもらう。

許可が出るまで、勝手に他の友人と会ってはいけない。

すぐに君たちのことを聞き取りさせてもらう。」

「わかった、よろしく。」


読んでくれてありがとうございます。

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