★41 初攻略報酬
よろしくお願いします。
7月30日
今回は3泊4日でダンジョンへ向かった。
ダリヤが鬼のように強くなっていた。
初めて会ったときは、ゴブリンも一発では殺せなかったのに、
今ではゴブリンリーダーを一発で殺している!
たった2カ月で、だよ!
バシバシ連射し、全く外さない!無敵だな!
お陰でますます楽にダンジョンを攻略できるようになった。
パーティに採用した俺の目は正しかった。
凄いのはダリヤじゃなくってエメラルドの短弓だけどな!
6階のボス部屋ではオークが6匹出てきた。
結菜と愛海の攻撃魔法で4匹を攻撃すると4匹とも死んだ。
1匹対象が増え、さらに威力もメチャクチャアップしている!
ダリヤの矢で1匹が瞬殺され、残りの1匹は俺が少し苦労して倒した。
お宝は、トパーズの腕輪 攻撃力アップ がでてきた。
俺がもらうことになり、愛海が優しく付けてくれた。
これで俺もオークを瞬殺出来るかな?
今回から夜の見張りが変わる。
今晩は、俺は愛海と見張りをするのだ。
いや、愛海と一緒に仮眠するのだ!
夕食が終わり、俺と愛海が立ち上がると、結菜とダリヤの厳しい視線が突き刺さった!
テントに向かって歩いていくと愛海が寄り添ってきて手を繋いできた!
これを期待して買った大きめのテントには防音魔法が標準装備されている。
テントに潜り込んで、愛海と相対すとすぐに抱きしめようとしたら、
愛海の人差し指が伸び、俺の唇につけられた。
「ダメよ。
私だけを好きになってくれない人は、私を抱きしめたらダメ!」
「ええ~」
「両手を前に出して。」
両手をタオルで軽く縛られてしまった!
違うドキドキが止まらない!
押し倒された!
「ヒロト、好きよ・・・」
妖艶な笑みを浮かべると、愛海は俺にキスをした・・・
8月2日
フリッツが珍しく一人で訪ねてきた。
いつも元気なフリッツがもじもじしている。
「なあ、ヒロトさん、お願いがあるんだ。
友達が、職場でだんなからは触られたりしていて、
奥さんからは些細な失敗を厳しく叱られるらしいんだ。
ここで雇ってもらえないか?いい娘なんだ、頼むよ。」
結菜と顔を見合わせ、にやつく。
来たよ、妹ドジっ子キャラ!
フォーバルに問題ないか尋ねた。
「相手の人に挨拶をして下されば、だんな様なら大丈夫ですよ。」
すぐに結菜とフリッツと出かけた。
「こんにちわ。こちらで働いているマーガレットですけど、
今からこの店を辞めます。理由は自分たちの胸に聞いてね。
文句があるなら銀ランクパーティ「ポラリス」のリーダー、このヒロトが聞くわ!」
結菜さん、最後のセリフおかしくないですか?
「さあフリッツ、彼女と一緒に、彼女の荷物を取ってきなさい。」
「ちょっと待って、横暴だ!」
「突然で悪いな、迷惑料を払うよ。」
奥さんに2万リラ渡したら、全然問題なかった。
マーガレットはピンク色の髪をポニーテールにしている大人しめの女の子だった。
とりあえず空いている部屋を与え、フォーバルとトレニアのお手伝いをさせることにした。
三人で俺、結菜、愛海、ダリヤの世話をするって、俺たち貴族か何かなのか?
閑な時は孤児院でお手伝いするか、別の仕事をするように伝えた。
これでフォーバルたちも子どもとの時間を増やせそうだ。
8月5日
ダンジョンの発表から約1カ月たった。
カラカスの街はにぎやかになった。
これまでより、ギルドに魔石がメチャクチャ多く持ち込まれた結果、物価がかなり下がった。
ダンジョンへの道普請が始まり、スラムの人たちにも仕事が行きわたっている。
ギルドには、いつも新しい冒険者が到着していた。
盗賊が退治され、ゴブリンがダンジョンから溢れなくなったので、
この辺りはずいぶん安全になった。
護衛の仕事は半分に減り、報酬も下がったらしい。
だからルイ達もダンジョンを目指している。
俺たちがあっという間に彼らを追い越していったように感じ、焦っているらしいが・・・
ダンジョンの近くに、カスパーやエルンスト達が資金を出した簡易のホテルが完成したので
初めて泊まった。
狭い部屋が9室有り、全部2段ベッドだったが、テントよりずっとましだと好評だ。
夜番はホテルがしてくれるしな。
カスパーにダブルの部屋を造ってくれってお願いしたら、ニヤリと笑っていた。
肝心の4人の仲は・・・よくなった!
俺の涙ぐましい努力の結果だ。
7階では、サファイアのネックレス 守備力アップ がでた。
「愛海、おいで。付けてあげるよ。」
嬉しそうに愛海は背を見せ、短めの髪をかき上げうなじを見せた。
緊張しながらネックレスを付けると愛海は俺の手を優しく抱きしめてくれた。
さらに8階を攻略したら、ダイヤモンドのネックレス 守備力アップ がでた。
「結菜の番だよ。」
「前からでも出来る?」
結菜が可愛らしく言うので、もちろん挑戦した。
「あれ、難しいな。」
苦戦していたら、結菜が罰としてぎゅーと抱きしめてきた。
このまま出来ない方がいいじゃない!
「もういい加減にしてクダサイ!」
ダリヤに叱られてしまった。
まだ誰にも初攻略報酬のことは語っていない。
銀ランクのパーティがこの前、2階を突破したが、
またアイテムがしょぼかったってぼやいていたらしい。
俺たちが先にクリアしたんじゃないかと疑う奴もいるようだが、当然無視だ。
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