★33 スプリガン
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「ヒロト!」
愛海が回復薬を使ってくれた。
俺にトドメを刺そうと近寄って来たスプリガンにダリヤが矢を放ち牽制してくれたので、
俺は逃げ出すことができた。
「スキルは取れた?」
「ダメだった。」
これまでだったら、防具の上からでもスキルは盗めていたのに・・・
特別な鎧なのか?
ダリヤをまた追いかけ始めたスプリガンに結菜がまた雷魔法を放った。
だが、やはりダメージはそれほどないようだ。
「どうすればいいの?」
愛海が途方に暮れていた。
俺は覚悟を決め、剣を抜いて近寄っていく。
追い詰められたダリヤが矢を放ったタイミングで俺はスプリガンに剣を振った。
やった、予定どおりかすったぞ。
胸当てを締めている革ひもを切ったのだ。
スプリガンが俺を斬ろうとしたがバックステップしてのがれた。
今度は愛海が火魔法を放ったがあまり効いていない。
スプリガンはダリヤを一番に攻撃したいようだが、俺たちの攻撃で集中できていない。
スプリガンの後ろからダリヤが矢を放つタイミングで俺は素手で接近していったが、
読まれていてダリヤの矢を盾で防ぎつつ、俺に向けて剣を斜めに振り下ろしてきた!
俺はしゃがまず、スプリガンの右腕と剣に背中を載せて回転して躱し、
緩んだ胸当ての中に右手を突っ込んだ!
また、盾で殴られ吹き飛んだ!
「ヒロト!」
結菜が叫び、雷魔法を放った。
スプリガンがふらついている!効いているぞ!
ダリヤの矢が右足に当たった!
かなりのダメージを与えたようだ!
雷魔法のダメージで、盾を動かせなかったのか!
「何を取ったの!」
俺に回復薬を使用しながら愛海が興奮気味に尋ねた。
「魔法耐性だよ。よしもう少しだ、いくぞ!」
「了解!」
4人がもう一度ずつ攻撃を当てるとようやくスプリガンは倒れた。
スプリガンが魔石に変った。
兜、胸当て、大きな盾、片手剣が残った。
鑑定してみると全てミスリル製だった。
兜 統率のスキルが付いていた。パーティメンバーの士気を上げてくれる。
胸当 回復のスキルが付いていた。ゆっくりとだが、状態異常、ダメージが回復する。
盾 敵の攻撃を自動的に防ぐ。完璧ではなく、補助的に動くみたい。
片手剣には特殊効果は何もなかった。
みんながすべてを装備してみたが、俺とダリヤだけが、片手剣のみ使えたので、
俺の持ち物となった。
試しに使ってみたら、軽いし、切れ味が今の剣とは比べものにならなかった。
さらに小さな金箱を発見した!
「キャー!」
手をつなぎはしゃぐ3人。
「開けてみるよ。」
声をかけ、罠を警戒しながら慎重に開けた。
中身はメガネだった!
拍子抜けしてしまった。
・・・メガネといえば俺だろ?っていうことで一番に付けてみると、ズーム機能があった。
双眼鏡から顕微鏡まで集中すれば自動的にフォーカスされた。
「ヒロトさんは剣をもらったじゃないデスか!私にクダサイ!」
でも以前、4人で遠くまで見えるか対決をしたとき、1番がダリヤで、ビリが俺だったので、メガネも俺の物となった。
強くなるわけでも特に必要でもないのでダリヤはすぐ引き下がった。
「そういえば、ヒロトが奪った魔法耐性って凄いのかな?」
結菜が言うと、ダリヤがノリノリとなった。
「ちょっと試してミマショウ!」
「一番弱い雷だぞ!」
スプリガンの半分でも奪っていれば余裕だなって思ったけど、いちおう念をおした。
「ギャッ!」ビリビリきて、メチャクチャ痛かったんですけど!
三人が大笑いしていた。
「ダメージはないみたいだけど、メチャクチャ痛い・・・ひどいよ!」
ますます笑いが大きくなってしまった。
少し休憩してから2階に行くかと歩いていると、分岐点に矢印が出た!
メガネの機能だった!
ダンジョンの最短ルートが表示されるのだ!
これって凄くない?
何とか夕方までにボス部屋に着いた。
ここまで、ダリヤの矢がかなりの威力になっていて助かった。
俺の剣捌きがますます冴え渡ってきたしな!
ボス部屋には、ゴブリンリーダー2匹とゴブリン2匹が待っていた。
えらく弱くなったな?
楽勝で倒し、お宝をドキドキしながら調べる。
短剣だった・・・
「1回目だけ特別なのかな?」
テンションが下がった結菜がつぶやいた。
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