★26 盗賊②
よろしくお願いします。
5月26日
また、行ったことのない場所にハントに出かけた。
3日が過ぎ、帰ることにした。
街道に近づいていくと、索敵に数多くの反応があった。
「また待ち伏せしているぞ、21いる。あいつらなら馬が3頭かな?」
前回に懲りたか、3人一組で分散し、
街道だけでなく周辺をしっかり警戒している。
「ねえ、20人近くいて、今度は周囲を警戒しているわ。
ボスがやられたのに、すぐに襲おうとするからには、必ず勝てる計算をしているわ。
危ないから、戦わない方がいいんじゃない?」
愛海が提案したが、どうしたらいいのかな?
負ける気はしないけど・・・俺の気のせいかもしれないしな。
カラカスから商隊が近づいて来ている。あれってまたルイ達じゃないのか?
「悪い、愛海、あれはルイやカスパーたちだ。あの人たちを見殺しに出来ないよ。
アウグストがいない盗賊相手に負ける気もしないしね。
俺だけでも行くから。」
「私も戦うわよ。」
結菜が言うと、愛海も一緒に戦ってくれるという。
「ヒロト、私たち二人ともかすり傷一つ付けないように、さっさと奴らをやっつけてね!」
「おう、任せろ!」
盗賊たちがこっそり集まっていく。
俺たちも盗賊に近づいていき、結菜が手鏡で商隊にまた合図を送った。
商隊に少し動きがある。大丈夫だな?
商隊がさらに近づいてきた。
3頭の馬と18人の盗賊が襲い掛かる。やはりこの前の奴らだ。
ルパートが雷魔法で6人の盗賊を攻撃した。
やはり商隊の護衛は準備ができていたようだ。
しかし、おかしい。
商隊内でバタバタしている。
もう一つの護衛のパーティが裏切ったようだ!
盗賊の仲間がまぎれていたのか!
その裏切り者の真ん中で激しく光った!
裏切り者の動きが悪くなり、商人たちが剣をふるっていく。
俺たちは今度も後方の騎馬を倒しに行く。
魔術師とその護衛だ。
二人に向かって結菜と愛海が魔法を唱える。
魔術師が防御魔法を唱えたが、それを打ち破ってダメージを与えた。
護衛は耐えきれず倒れた。おお、魔法が凄くなっている!
俺は走りながらジャンプして、馬上の魔術師を斬った。
鹿からもらった「跳躍」のスキルが役にたったよ!
おっ、「防御魔法」のスキルを奪ったぞ、よっしゃー!
盗賊のうち、剣を持った2人がこちらへ向かって走って来た。
弱そうな奴のほうと相対して、剣を交わし切り裂いた。
もう一人は愛海に向かっている。
「逃げろ!」
愛海は大回りしてこちらに向かって来ている。
俺は盗賊に向かって走りながら、石を投げたら当たった!
走りながらだったので、威力は全然だったが、盗賊の足止めは出来た。
ちらりと商人たちと盗賊の主力の戦いを見ると、ルパートの魔法がまた火を噴いた。
ロロランが優雅と言える動きで2人の敵を切り裂いた。
もう一人の騎馬は戦士だったが、ルイとグレイスに挟まれ、倒された。
それを見ていた目の前の盗賊が迷い出した。
俺はそれを見て一気に攻め立てて、斬り殺した。
敵の僧侶が合図を出して逃げ出した!
他の盗賊たちも指導者が倒され、逃げだしたことに浮足立ち逃げ出そうとする。
逃げることに成功したのは、僧侶を含めて5人だけだった。
裏切者も死んだか、捕まったようだ。
「ルイ、俺たちは盗賊を追いかけるぞ。」
「ヒロト、俺も行く!悪いが、護衛はここで降りる!」
ルイとグレイスが俺たちと追跡することになり、
商人たちは護衛が少なくなってしまったので、今度も引き返すこととなった。
俺は歩いている奴らを1km近く離れて追う。
当然、全く見えていない。
「おい、こんなに離れていてホントに大丈夫なのか?」
「ヒロトに任せていたら、ぜーんぶ大丈夫よ、ホントに索敵は凄いんだから!」
追跡しながら、ルイに話しかけた。
「裏切られたのか?よく勝てたな?」
「なんかおかしかったから準備していたんだ。
俺たちのパーティにも二人、助っ人を呼んで、
カスパーにも戦える商人を連れてきてもらった。
凄く光っただろ。閃光弾っていって、敵を一瞬麻痺させるんだ!
メッチャ高かったけどな!効果抜群だっただろ!」
「おう、凄かったよ!」
「まあ、お前らがいなかったら、被害甚大だったかもな。
ありがとう、助かったよ。」
「お互いさまだろ、俺たちも助けてもらっているよ。」
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