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★25 プレゼント

よろしくお願いします。


5月15日


ギルドに戻ってまた魔石を70個近く出した。

俺を見て表情が消えた受付嬢が少し待ってくださいと言って、副ギルド長を呼びに行った。

「・・・すいませんが、これだけになります。もうずーっとこの値です。

差し出がましいとは思いますが、別の街に向かった方がいい。

考えておいてください。」

副ギルド長が途中から小さな声で言った。



5月16日


まだゴブリンの村があるはずだと、4泊5日で出かけることにした。

途中、10ほどの反応に気がついたので、慎重に近づいていくとネヴィルたち兵士がいた。

兵士たちと訓練に出かけていたのだ。


「ああ、ユウナ、こんな所であうなんて、これは運命だよ!」

ネヴィルが笑顔で口説きだすと、イワンも言い出した。

「マナミ、本当にそうだと思わないか?」

二人は答えずにニコニコしている。


「おい、向こうに6匹の魔物がいそうだぞ。」

「・・・クソッ、嘘だったらただじゃおかないからな。

案内してくれ。」

一応、仕事を優先してくれた。


ゴブリンが6匹、じっと隠れていた。

俺が石を投げると、てんでバラバラに襲いかかってきた。

ネヴィルたちは盾と槍を構え、10人が横一列に並んで大声を出しながら、

突っ込んでいき、あっという間に殲滅した。

なんか思ったより強いな。


愛海によると、ネヴィルは統率のスキルを持っている。

小隊でひとまとまりになると、さらに小隊の能力があがるらしい。


「じゃあ、俺たちはもう行くから。」

俺が言うと、ネヴィルが血相を変えて反対した。

「いや、危ないからユウナたちは俺たちと一緒に帰ろう。」

「俺の方が魔物を見つける能力が圧倒的に高いから。じゃあな。」

ネヴィルたちの予定ルートと違う方向へ俺が歩き出すと、

いそいそと結菜と愛海がついてきた。



結菜と愛海がテントで眠っている。

ちゃんと索敵レーダーが作動していて、さらに結菜が結界を張っているので

俺も眠って大丈夫だと思うが、毎回、2交替で、俺は一人で見張りをしている。


閑なので剣を振り回していたら、愛海が起きてきた。

「どうかしたの?」

愛海に近づいて声をかけた。


「ううん、ちょっと目が覚めちゃっただけ。

ヒロトはトレーニングしていたの?

・・・せっかくだから休憩がてら少し話しましょう?」

たき火の側に行き、愛海のとなりに座った。

起きたばかりなのに、やっぱり可愛い。


だけど、今日は火のせいかちょっと色っぽくて緊張してしまう!

しばらく火を見つめながら話をしていたが、愛海がこちらをいたずらっぽく見た。


「結菜からスキルをもうもらったの?」

「う、うん。」

「・・・そう、私のスキルはいらないの?」

「えっ、そ、そりゃ欲しいけど・・・あの、胸を3秒触らないといけないんだよ?」

「いつも見ているじゃない、知っているわよ。」

ドキドキが止まらない。いいのだろうか?


「・・・スキル、もらってもいいかにゃ?」

駄目だ、ドキドキしすぎてちゃんと話せない!

「いいわよ。」

いつもと違い妖艶に笑う愛海。


右手を震わせながら心臓へ手を伸ばす。

当然服の上からだが、胸に手が触れた!

あ、あったかい!


「もう少し上よ・・・」

愛海の左手が俺の右手を優しく掴み、手を上へ誘う!

いいのコレ?

あ、あの、ブラないんじゃない?

大きくて柔らかい!


大きな山のてっぺんに何かあるよ!

「あ・・・」

愛海が小さく声をだした。


ニギニギしてみたいのだが、緊張しすぎで、う、動かない!

・・・しばらくすると愛海の手が俺の右手を胸から遠ざけた。

無念、もう少し触っていたかった~


愛海の顔がゆっくりと近づいて来た!

く、唇が触れちゃう!

すっと躱され頬と頬がくっついちゃった!


そして耳元で囁かれた。

「どのスキルをプレゼントしたのかな?」

「あ、あの、「鑑定妨害」ふぇす!」

いかん、てんぱっている!


「・・・そう。私も試してみようかな?」

うん、どういう意味って思っていたら、ゆっくりと俺の左胸に愛海の右手が触れた。

ゆっくり上下している。

ドキドキがバレちゃう!


しばらくさすさすしていたが、当然、スキルはプレゼント出来なかった。

「・・・服の上からじゃダメね・・・」

「ふふぇ?」

愛海の右手が俺の服をたくし上げ、服の中へ侵入してきた!!


愛海のすべすべの手が俺の腹から胸へとすべった。

「ああっ」

ヤバい、恥ずかしい声でちゃった!

ドキドキで胸が破裂しそうだよ!

「くすっ」

愛海は耳元で笑い、さらに右手をすべらせ俺の反応を楽しんでいた。


「・・・私の恋人ならもっと・・・」

少しかすれた声で囁かれた。

息が耳に当たり、たまらない気持ちになる!

もう好きだって言っちゃおうか?抱きしめちゃおうか?


・・・結菜も好きで好きで仕方がないんだよな・・・

俺の気持ちを読んだように愛海は付け加えた。

「・・・私だけの、ね・・・」

愛海はテントに戻っていった。


今回もゴブリンの村を見つけることはできなかった。



2日の休みのうち、愛海がギルドの図書館に行きたいというので、

結菜と一緒に送っていった。


ちょうど、ギルド長が出ていくところだった!

結菜と目を見合わし、尾行することにした。

ドキドキしたが、自宅に帰っただけだった。

まあ、こんなもんだよな!

だけど、結菜との探偵ごっこはメチャクチャ楽しかった!



5月22日


今日は結菜の誕生日だ。

美味しい店で予約していたケーキを食べた。


俺は二人っきりになった時に、ネックレスをプレゼントした。

チェーンだけだけど・・・だって宝石はメチャクチャ高いんだぜ!

フェイクや色付きガラスもないし・・・


出来ればスキル付きにしたいけど、これもメチャクチャ高かった!


「結菜、誕生日おめでとう。これ受け取ってくれるかな?」

結菜はぱあーっと笑顔を見せてくれた。

チェーンだけなのに・・・


「着けてくれる?」

後ろを向き、髪をかき上げ、うなじを見せてくれた!


「う、うん!」

緊張して手が震えて、なかなか出来なかった。

「ありがとう、ヒロト!」

鎖をいじりながら、笑顔でお礼を言ってくれた。


読んでくれてありがとうございます。

評価いただければ幸いです。


毎日更新します。

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― 新着の感想 ―
[良い点] ええ感じや。 二人とも可愛いなぁ。 [一言] 爆ぜろ(笑)
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