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★20 ボーメル

よろしくお願いします。


4月27日


今回から3泊4日でハントに出かけることにして、いつものように西門へ歩いていく。


「さりげなく聞いてくれ。後ろから六人に尾行されている。100mくらい後ろかな?」

愛海の顔色が変わった。


街道を2時間ほど早足で歩いたが、尾行を隠す気はなさそうだ。

街道ではコトを起こすつもりはないらしい。よかった・・・

森へ入って・・・勝負だ!


若い2人が減っていて、後をついてきたのは4人だった。


剣と盾を持った2人のオジサンはやる気だ!

攻撃魔法は人間には効きにくいし、いい女を自由に出来るって聞いたんだろう。


「一体、どこまでついて来るつもりだ?」


「マナミ、俺に内緒で引っ越すなんてひどいじゃないか。

今なら許すから、こちらへ来なよ。

もう一人の、ユウナだっけ、お前もそんな弱い奴に

くっついてないで、こちらへ来いよ。たっぷりと可愛がってやるよ。」

ボーメルがイヤらしい笑顔で愛海と結菜を誘った。


無視されたので、挑発することにした。

「俺たちは、アウグストっていう盗賊を殺したんだぜ!

お前らはビビッて、仲間を捨てて逃げ出したんだろ?」

「うるせー、逃げ出してなんかない。俺たちは強いんだ!

奴らを殺したのはルイ達だ。嘘をつくな、クソガキ!

殺すぞ、このクソガキ!なぶり殺しだ、後悔しても遅いぞ!」

安い挑発に、ぎょろ目を血走らせ、唇を震わせていた。


俺はオジサン2人に声をかけた。

「なあ、どっちが格上かわかるだろ?

あんたたちが中立で戦わなければ、俺たちが1万リラ払う。どうだ?」

「うるせー、あの女たちを自由にしたくないのか。このクソガキ、一人殺すだけなんだぞ、

やっちまえ!!」

オジサン2人の気は変らず、俺たちに向けて剣を抜いた!


突然、奴ら4人が雷魔法を食らった。結菜だ。

「な、なんで無詠唱なんか出来るんだ・・・」

ボーメルが回復薬を飲みながら呟いた。


「いや、いまだ、行け!」

大声を出した。


「火炎」

愛海の2つの火球が奴らを襲うが、ボーメルが怪力で2人のオジサンを盾代わりにした。

2人のオジサンは慌てて盾を前に出し、それに必死で隠れた。

ダメージはあんまりなかったみたいだ。


「もういたずらは出来ないな!覚悟しろよ!早く行かねーか!」

ボーメルはにやーっと笑うと、オジサンたちを先に行かせてから向かってきた。

俺たちは予定どおり走って逃げ出す。


「ちょ、待てよ!」

結菜を先頭に2分ほど走ったら見たことある景色が来た!

式くんが結菜から離れた。


結菜と愛海と一緒に立ち止まり、振り返る。

「もう逃げないのか?外は危ないって言っただろう?

斥候だけど強いんだろ、俺たち戦士と戦ってみせろ!」

ボーメルが得意げな笑顔を見せた。


式くんが予定の場所にたどり着いた。

「ぎゃん!」

4人が悲鳴を上げ黒焦げになり、オジサン2人は倒れた。

式くんが役割を終えて、落ちていくのが見えた。



ボーメルとニコラスは大ダメージを受けたが、まだ生きている!

俺はまず近くのニコラスを斬り殺した。


「轟っ」

ボーメルが吠え、長剣を無茶苦茶に振り始めた。

うおっ、何だコイツ!

「バナビ~」と叫び、愛海に向かって走り始めた。


俺は横から足を出して、ボーメルの足を引っかけた。


ボーメルはまともに転んだが、そのまま長剣を俺に振ってきた。

びっくりしたが、何とか躱した。


「バーサーカーよ!」

愛海が叫んだ!


「逃げろ!」

俺が叫ぶと結菜と愛海が別方向に逃げ出した。

愛海を追いかけるボーメル。

ボーメルは体中から血を吹き出していた。

捕まるのが先か、奴が倒れるのが先か、デスゲームだ。


愛海が転んでしまった!

追いつき剣を愛海に突き刺そうとするボーメル。

その後ろから、鎧のない左足に俺は剣を体ごとぶつけた。

ボーメルはバランスを崩しかけたが、持ち直した。

奴が、剣が突き刺さったままの左足で回し蹴りをはなつと

俺の体は大木にぶつかり、俺は剣を手放してしまった。


ボーメルは長剣を振り下ろした!

逃げ遅れた俺の左腕がゴツンっと切り落とされた!

「ぐっ」あまりの痛さに目が回り、座り込んでしまった。

「「ヒロト!」」結菜と愛海の悲鳴が森の中に響いた。


俺にトドメを刺そうとゆっくりと剣を振り上げるボーメル。

「火炎!」

愛海の声が聞こえ、ボーメルはようやく倒れた。


読んでくれてありがとうございます。

評価いただければ幸いです。


毎日18時に更新します。

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