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★17 愛海

よろしくお願いします。

昨日はブックマーク、今日は高評価頂きました。

嬉しいです。



先生は、俺たちのホテルに引っ越してきた。


フロントのゴツくて、デカいポニーテールのおばさんが結菜と愛海に言った。

「よかったね、シングル1つ、ツインが1つだけ空いているよ。」

ダブルを用意してくれよ!プンプン!


早速、複写を試してみることにした。

大き目の木箱に、結菜と先生の靴、衣類、化粧品、文房具などを詰め込み、

堅く封印した。


「複写!」

おお、箱が1つ増えた!

「やった、重いぞ、成功だー!」

「助かった~、ねえ開けてみて。」


俺が釘を抜いて蓋を開けると、ぎっしりと同じものが入ってあった。


「ちょっと、ヒロト、外に出ていて。」

「・・・うん、わかった。」


大人しく外で待っていた。中の音は全く聞こえない、すごいな、防音魔法。


「ごめんね、入っていいよ。」

ニコニコした結菜がドアを開けてくれた。

わかっているよ、下着とか生理用品だろ、大変だよな、女の子は。


入ってみると、箱は空となっていた。

「その箱に、ヒロトの分を詰めてね。」


下着、靴はやっぱり元の世界の方が断然いい。

一日20kmとか歩くのはザラだから、今の靴がもう一足手に入り、すごく安心した。


先生がスマホの太陽光充電器を持っていた。これでもう少し使えるぞ。

けど、スマホ、充電器、バッテリーは複写出来なかった・・・

スマホ、いつまで使えるかな?



4月21日


朝、結菜と先生と三人で歩いている。

先生は初めてのハントだが、2泊3日で行くことにした。


「ねえ先生、私たちのこと、結菜とヒロトって呼び捨てにしてね。

友道さんって呼びにくいし、いざっていうとき、ダメだと思うよ。」

「わかったわ。じゃあ、私のことは愛海って呼んで。」

「先生でいいんじゃない。呼べないよ。」

俺が割り込んだが、先生は首を振った。

「私はこの世界じゃ役に立たない古文の先生よ。この世界や、魔法に詳しくない。

あなたたちじゃなく、他の人の目が恥ずかしいのよ・・・

もちろん、敬語もなしよ。友達になってね。」


結菜と目を合わした。

「わかった、よろしく、愛海。」


西門では今日もネヴィルがいた。

「おはよう、ユウナ。一人増えたのかい?」

「そうよ、愛海っていうの。よろしくね。」

「また可愛い人だな。」

ネヴィルが大きな声でいうもんだから、兵士たちが近づいてきた。


副隊長のイワンが直立して挨拶を始めた。

「始めまして、私はこの西門で副隊長をしておりますイワンです。

どうぞよろしく!」


愛海が営業スマイルで答えた

「愛海です。よろしくお願いします。」

「マナミさんですか。姿だけじゃなく、声も名前もステキですね!」

イワンが頬を紅潮させ、テンションをあげながら口説き始めた。

「結菜、愛海行こう!」


俺が声をかけると、イワンが愛海を引き留めようとする。

「こいつらと行くんですか、ヒロトは弱いので危ないです。

マナミさんは止めておいたほうがいい。」


「門番さんはいつもあんな感じなの?」

微笑みながらの愛海の問いに俺が答えた。

「ネヴィルがあんな感じで結菜を口説こうとしている。

イワンは静かだったよ。よっぽど、愛海が気に入ったんだな。」

・・・なんか悔しい。


街道を歩きながら結菜と愛海が楽しそうに話をしている。

今は、ご飯がおいしい店の話だ。


俺は二人の後ろをついて歩いている。

今日も晴天で、風がさわやかだ・・・

この二人の楽しそうな声を聞いているとうれしくなってくる。


結菜は背が高くて足も長い、さらに姿勢がいいので歩き方がカッコいい!

一方、愛海の身長は普通だが、お尻が少し大きめで歩き方がなんか色っぽい!

うーん、イイ感じだな~


あっ、魔物かな?幸せな時間は短いな?



4匹の魔物がいるようなので、いつものように風下から接近していく。


少し手前で愛海に声をかけた。

「今から戦うけど、大丈夫かな?」

「ええ、大丈夫よ。でもどうしたらいいの?」

「まずは愛海が火の範囲魔法を放ってくれ。その後、結菜が雷魔法を頼む。」


ゴブリン4匹だ!

愛海の火魔法が2匹に当たったが、2匹とも生きている!

それを見て結菜が雷魔法で2匹殺し、俺が2匹を殺した。

結菜と愛海の攻撃力の差が凄いけど・・・


「愛海、攻撃魔法の時、言霊をつぶやいていたよね。

日常会話の時とか、ちょっと怒っちゃった時とかに攻撃したりしないかな?」

可愛らしいポーズで愛海が考えていた。

「・・・そうね、その可能性はあるかも。

うん、人間相手を攻撃する時用にもう一つスイッチを作っておくわね。」


鹿2匹だ!

愛海の火魔法が2匹に当たり、2匹とも死んだ!

・・・さっきより明らかに火力上がっているよね?

「自然に力をセーブしていたみたいね。

お陰で強くなったわ、ありがとう、ヒロト!」

おお、俺に向けてくれる笑顔がまぶしい!


愛海の魔法も弱い魔物には致命傷だ!

魔物を殺すことについて、愛海も問題ないようだ。


これまでは、5匹以上の魔物がいれば逃げ出していた。

しかし、今日からは接近していくぞ!



読んでくれてありがとうございます。

評価いただければ幸いです。


毎日18時に更新します。

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