★14 冒険者
よろしくお願いいたします。
高評価、ブックマーク、いいね!頂きました。
どうもありがとうございます!
娼婦がひどいとご指摘がありました。そのとおりなので、夜のお仕事にかえました。
ありがとうございました。
結菜とデートという素晴らしい一日が終わった。
いや、本番はこれからだ!
ホテルで夕食を終え、結菜の部屋に向かい、結菜が防音魔法を唱えた。
たった1日しかいないのに、俺の部屋の匂いとは全く違う!
なんて素敵な匂いなんだ!
「ここに座って。」
結菜がベッドに座って、横をポンポンとたたいた。
これって、押し倒していいってこと?
結菜がじっと見ていたので、我に返って隣に腰掛けた。
「これからどうするかだけど・・・聞いていたより不景気そうだったね。
飲食店のアルバイトとか、建設工事の日雇いの仕事しかないみたい。」
「そうね、割のいい仕事はなかったね。」
「冒険者の方が儲かるって言われたけど、確かにこれまで出会った魔物は弱かった。
でも、それより人間の方が危ないと思う。」
俺は躊躇したけど、やはり言うことにした。
「気を悪くしないで欲しいんだけど、結菜はこの世界でもめちゃくちゃ美人さんだから、なんていうか、冒険者は死ぬかもしれないし、夜のお仕事をすれば楽勝・・・」
「夜のお仕事は無し!絶対無し!無しったら無し!今度言ったら怒るからね!」
「ハイ!」
結菜の表情が照れからたちまち怒りに変化していた。
こんなに怒っている結菜は初めて見るけど、やっぱり綺麗だな。
「ゴメン、やっぱり一番は死なないことだと思うから。
じゃあやっぱり危ないけど冒険者・・・」
「他の街には近くにダンジョンがあるから結構、冒険者が多いらしいよね。
この街の近くにダンジョンはないから、ちょっと遠くまでハントに行かないと。
あと、商人の護衛は・・・鉄ランクだからダメね。」
「ギルド長の研修、勝手に断っちゃってゴメンね。」
「いいよ!私も絶対イヤだったからね。」
「俺は強くはないみたいだけど、自分でも索敵は凄いって思う。
で、結菜の魔法はめちゃくちゃ凄いって思う。
だから、一緒に冒険者をやってみたい。どうかな?」
「いいわよ!」
即答だった!うれしい!
「通常、6人でパーティを組むらしいけど、どうしよう?」
「他のクラスメイトがこの街にいるって思っていたけどね。
・・・しばらくは二人で、ルイたちが帰って来たら、考えようか?」
おう、やった、まだまだ二人っきりだよ!
「ルイたちのパーティにはカップルじゃないから、入れてもらえないかな?」
ぐはっ、カップルじゃないのね。
結菜は俺が喜んだり、へこんだりしているのを可笑しそうに見ていた。
「じゃあ、明日は日帰りで行ってみよう。安全第一でね。」
4月17日
今日は、日帰りで城壁の外側に二人でハントに出かけることにした。
門を守っている兵士に呼び止められた。
周りの兵士より装備がいい。隊長とかかな?
背が高くがっしりとした、20歳くらいの男だ。
「お前たち、見かけない顔だな?冒険者か?二人で行くのか?」
「そうだけど・・・」
兵士が結菜を見てハッとした顔で、結菜に向かって言った。
「ゴブリンをなめるんじゃないぞ、危険なんだ。もっと大勢で行くほうがいい。」
「今回は近場でお試しなの。」
結菜がにこやかに答えたが、兵士は俺をじろりとにらんで不機嫌そうに言った。
「・・・気をつけて行くんだぞ。」
俺は索敵をフル稼働させたが、鹿が2頭とイノシシ5頭、ウサギ1羽だけだった。
だけど、「突進」のスキルを得たよ。
「日帰りだと、みんなが言っていたとおり獲物が少なかったよね。」
「そうね、次は1泊2日で行ってみようか?」
「えっ、いいの?」
「なんで?魔物も多くなるし、ホテル代が浮くでしょ!」
俺と2人でキャンプしてもいいってことに驚いているんだけど・・・
まあ、ずーっと一緒にいるから安全パイと思われているのだろうか・・・
ギルドで魔石を売ってホテルに帰ろうとしたら、
大柄の40歳くらいのおっさんに、結菜がお尻を触られた。
結菜がすぐさまおっさんの頬を張り飛ばした。
「何しやがる、このアマ!」
「汚い手でさわらないで!」
なんてうらやましい、じゃなく何しやがる!
「もめ事はよさないか!勝負なら、闘技場でやれ!」
ギルド長の大声が響いた。
コイツ、ハメやがったな!
ぞろぞろとギャラリーを引き連れ、闘技場に連れていかれた。
刃を潰した短剣を渡された。
「斥候なんだろ、長剣は無理だからな。」
ニヤニヤしながらギルド長が試合開始を告げた。
「よし、準備は出来たな。殺すんじゃないぞ、始め!」
おっさんは戦士で、長剣を持つ恰好もさまになっていた。
俺は短剣なのでかなり不利だ。
おっさんが、フェイントで長剣を振った。
俺が大きく無様に後ろに下がって見せたら、にたーっと下品に笑った。
嬲るつもりだな?
おっさんがさらに大げさに長剣を振るうと、俺はビビッて避け続けた。
周りの冒険者たちが、俺を笑い、はやし立てる。
「ヒロト、ガンバって!」
結菜がワザとらしい声援を送ってくれた。
俺のビビったフリに気づいているようだが、演技はイマイチだな!
油断したおっさんが大きく長剣を振り下ろした瞬間、
俺は最小限で回避しつつ踏み込み、おっさんのこめかみを拳でぶん殴った!
おっさんは棒のようにぶっ倒れ、ギャラリーは静まり返った。
気持ちいい~
結菜とハイタッチをして、悔しそうなギルド長を横目に闘技場を出て行った。
いやあ、「殴打」のスキルがあるから、見張りの時にボクシングの練習をしていたのが役に立ったよ!
読んでくれてありがとうございます。
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