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★13 デート

よろしくお願いします。


4月16日


朝、ゆっくり起きてからギルドに向かった。


アウグストと射手、あわせて50万リラの賞金首だった。

盗賊は元銀ランク「サルガス」っていうパーティが中心で、

今回俺と結菜でそのうち2人を倒した。

あと、魔術師、戦士、僧侶、斥候がいるらしい。


盗賊より、ダンジョンを探索した方が、政府に追われないし儲かる。

盗賊になるのは、冒険者としてダメだったから、つまり部下の奴らは弱いらしい。


魔物と別途、採取していた薬草あわせて約6千リラだった。

鑑定しまくり、採取したかいがあった。

しかし、たくさん採れた場所はここから遠かったよな・・・


奥からギルド長がでてきた。50ぐらいのデブで、いやらしい感じだ。

「お前たちのようなどこの馬の骨かわからない、

若造をすぐに銅ランクへあげることなどできん。

まあ、お前たちがそれぞれ儂の研修を受けるなら考えるが・・・」


副ギルド長が「銅ランク」に上げるって言ったじゃない!


カチンときたが、我慢して冷静に尋ねた。

「どんな研修ですか、それぞれって一人ずつってことですか。」

難癖だと思うが、言っていることは割とまともだしな

「一人ずつ、冒険者の常識、技術、精神を指導する。」

自分では重々しく言っているつもりだろう口調だった。


声をあげようとする結菜を制して、あっさりと答えた。

「わかりました。鉄ランクから始めます。よろしくお願いします。」


もめるのは嫌だし、目立つのもいやだ。

ギルド長が結菜と二人っきりになるのは絶対に許せない。

1から始めていくしかないだろう。

ギルド長が「え!」っていう顔をしていた。



昼からは、結菜とカラカスの街をデートした。


この世界の食事は、魔石から香辛料や砂糖ができるため、日本と同じくおいしかった。

本当によかったよ。

紅茶、ケーキなんかもある。かなり高価だが・・・


東西にのびる街道ぞいの町並みは明るく清潔だが、城壁の中でも南北の端はスラムとなっていた。

だが、昼間は兵士が多いこともあって、ちゃんと治安が守られている。


エルフ、ドワーフ、犬人、猫人が少ないが普通に歩いていた。差別とかはなさそうだ。

この国の北側にエルフの国が、南側にドワーフの国があるらしい。


カラカスに来る途中、結菜がグレイスとロロランから聞いたところによると、

「昔、神は自分に似せた人を造り、魔物しかいないこの世界に降り立たせた。

神は心配になり、人の味方として犬、猫と馬を造った。

そして、犬、猫と馬はそれぞれ人と交わり、犬人と猫人とケンタウルスが生まれた・・」

・・・犬人、猫人とケンタウルスの違いが凄いな?


ワーウルフ、リザードマン、ミノタウロスなどもいるが、奴らは魔物だ。

ロロランはハーフのため、ほぼ人の顔だが、犬人や猫人の顔は毛深く、

犬や猫の顔を人に似せた感じだ。


あ、あの猫人の鍵しっぽをなでなでしたい・・・


エルフは強さが足りず、知力が高い。

ドワーフは強いが、素早さがない。

また、鍛冶の能力が高く、この世界の強力なアイテムはほぼドワーフが作ったものだそうだ。


犬人、猫人、ケンタウルスは素早く、強いが、知力がちょっと足りない。

・・・イメージどおりだな。

「ねえ、ヒロト、これって元の世界に帰った人がいるんじゃない?

それでこの世界のことを物語にしたんだよ!きっと帰れるよ!」

「そうだな。希望が湧いてきたな!」


この前とは違う店で服を買おうとした。

服は大量生産できないのだろう、やはりすこぶる高かった。

商品も少なく、結菜は不満たらたらだった。

しかし、大金がある。

時間はかかるが、2着注文し、結菜はご機嫌となった。


さらに装備を買いに行き、俺は腕にはめる小さな盾を買った。

結菜はマント、魔法のロッドを買った。


また、野営用具1式も購入した。どれもこれも高額だった。

カスパーからもらったお金をオーバーしてしまった。

だけど、馬を売ったお金と盗賊退治の賞金がまだまだあるからへっちゃらだい!



途中、教会があったので覘いてみた。

グレイスの言っていたとおり、豊穣神フレイを祀っていた。

主神はオーディンだそうだが、北欧神話そのままだな・・・

見た感じ、日本の宗教と似たようなゆるーい感じだった。


その隣の建物から大勢の子供たちの声が聞こえる。

孤児院のようだ。

覘いてみると子どもたちが俺たちに気づき、

「遊ぼう!」って誘ってきたので、一緒に遊んだ。


疲れた・・・おんなじ遊びを何回も続けやがって。

でも結菜は楽しそうにまだ一緒に遊んでいる。

時に子ども同士でもめそうになるのだが、上手に裁いていた。


そういえば1年の秋ごろ、クラスの女子の中でいじめが始まった。

しばらくして結菜がそのいじめグループと楽しそうに話をしていた時に、

結菜は推薦もいいよね、早く決まって楽だよねだとかいいだした。

内申をあげるにはどうしたらいいのかなって相談すると、

いじめグループは親切にも一緒に考えてあげ、

自分たちのいじめがヤバいことだと気づいたらしい。

いじめはすぐに終わった。


凄い魔法が使える上に、さらに知恵もあるから凄いよ!


読んでくれてありがとうございます。

評価いただければ幸いです。

毎日18時に更新します。

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― 新着の感想 ―
[気になる点] イスの糞野郎といい50過ぎデブ野郎といいゴツデカおばさんといい、カラカスにはまともな良い人は居ないのかよ!?(怒) カスパーやルイ達はイイ人達ですがね… …ゴツデカおばさんは主人公…
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