★117 突撃
よろしくお願いします。
ようやく本番です。
ブックマークありがとうございます。
冒険者に向けて大声を出した。
「全員で突撃するぞ、俺たちが前を行く。
右に銀ランク、左に銅ランクパーティの配置だ。
魔術師は真ん中に集まっておけ。
ゴブリンを殺すことにこだわるな。
俺たちはゴブリンの大軍を突き抜けて動揺させるんだ!
そこをスプート軍が襲いかかるから!
行くぞ!」
「おおー!」
みんなが大声を出して答えた。
ダリヤとグレイスを抱きしめてささやいた。
「ダリヤ、グレイス、一番後ろを頼む。みんなを守ってくれ。
ただし、絶対に止まるな!もし誰か倒れても走り続けろ。
エメラルドの矢は危なくなったら使いまくれ!
あと二人は俺の宝ものだから、かすり傷一つ負うんじゃないぞ!」
「分かったケド、宝ものらしく扱ってクダサイ!」
笑顔で答えてくれた。
「結菜、愛海、ウォルター、順番に範囲魔法をぶちかませ。
ただし5発までだ。後は任せろ!」
「了解!」
「フリッツ、お前は一番前を走れ。振り向くな、突き抜けろ!」
「うおお、俺に続けー」
フリッツは雄叫びをあげるとともに走り出した。
俺とロロランがフリッツのすぐ後ろを、俺たちの後ろを冒険者たちが走り出した。
目の前にゴブリンの大群がいるが、本当に横に長い隊形となっていた!
その薄いところに、結菜の雷魔法が炸裂し、100匹近くのゴブリンが死んだ。
そのぽっかり空いたところにフリッツ以下雄叫びをあげた60人の冒険者が突っ込んだ。
フリッツが一刀でゴブリンナイトを斬り殺した!
コイツ、こんなに強かったんだ!
俺は矢をこちらに向けようとしたゴブリンリーダーにブーメランをぶつけ、
すぐにフリッツを追いかけた。
魔法での被害の大きさにひるんだゴブリンの群れを蹴散らし、踏みにじっていった。
俺たちがゴブリンの後ろを襲ったことに気づき、前衛のゴブリンが動揺した。
これまでスプート軍の主力は柵を盾に戦っていたが、間髪入れず出撃して、ゴブリンを踏み潰し始めた!
俺たちの行き先にゴブリンの影が濃くなると、魔術師の範囲魔法で穴をあけた。
その穴にフリッツを先頭に突っ込んで行く。
ちゃんと指示通り、みんな前に進むことを優先している、いけるぞ!
左前方で、100人ほどの人間の兵士たちが包囲されていた。
どうする?あいつらを助けたら、俺たちの被害が大きくなるけど・・・
「あいつらを助けるぞ!結菜、1発余計に撃ってくれ!」
「任せて!」
包囲の一角を結菜の魔法で穴を開け、俺たちの剣で穴を大きくする。
俺はゴブリンナイトを一刀で切り捨てた。
ゴブリンの影からゴブリンジェネラルがロロランに襲いかかった。
ロロランのルビーの籠手が火魔法を放った!
大打撃を受けてのけぞり倒れたゴブリンジェネラルを踏み潰して突き進んだ。
イワンがいた!
「イワン、大丈夫か?」
「助かった、すまん!」
「みんな、俺たちについてこい!」
少し横道にそれたせいで突撃のスピードが落ち、ゴブリンの包囲が厳しくなった。
前にいるゴブリン8匹が後ろへ吹っ飛んだ!
ダリヤの矢だな、助かった!
「行くぞ!」
フリッツがそこへ突っ込んでいった。俺たちもイワンたちも続いた・・・
ついにゴブリンの陣を突破した。
敵がいないのを確認して、味方の被害状況を確認する。
怪我をした者には用意していたポーションを渡した。
冒険者は6人が重傷を負っていた。
イワンの部隊は半減し、怪我をしていない兵士はいなかった。
予備隊の大隊長が後退のタイミングを外し、
2つの中隊でしんがりを命じられたが、取り残され半減するほど苦闘していたのだ。
振り返るとゴブリンの前衛をスプート軍が壊滅させていた。
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