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★111 占い

よろしくお願いします。


1月5日



新年から毎日、宴会をしていた。面倒な話をしたくないからっていうのもある。

朝食を終えて、結菜とどこに行こうかと考えていると、アレクとアメリアたんが飛び込んできた。

「大変です。今朝、占ってみたら、大群が攻め寄せてくるって結果が出たんです!」

「詳しく教えてくれ。」


「大群が攻め寄せてくるってだけです。

父にまず相談しました。

「いつ、どこから、だれが、どれだけで攻めてくるんだ?」

って尋ねられたけど、全く答えられませんでした・・・」

アメリアたんは悄然としている・・・


「父は隣国マレーバの軍の動きに注意しておくって言ってくれました。

だけど、魔物についてはギルドに頼めって・・・

お願いです、ギルドに一緒に行ってください!」

アメリアたんは勢いよく頭を下げた。アレクもだ。


伯爵が言うことはもっともだけど、ギルドはなんていうかな?って逡巡していたが、

「ヒロト、行くわよ!」

結菜が張り切っていた。


ギルド長に説明したが、やはりアバウトすぎるとのことだった。

だけど、普段全パーティは月1回、薬草採取と併せて、周辺土地の確認が義務づけられているが、

それを今月に限り5日間から7日間にしてみようと言ってくれた。


「7日じゃダメです。もっと遠くまで行かないと。

もし魔物の大群を発見しても準備する時間がありません。」

アレクが正しいことを言うが、ギルド長は渋い顔をしている。


ギルド長に礼を言って、アレクとアメリアたんを連れて帰った。

「薬草採取だけだと赤字だろ。

他のパーティだって生きていくにはダンジョンで魔物を退治する必要がある。

ギルド長は結構、無理を言ってくれたんだ。」


「ポラリスだけでも、もっと遠くへ行きましょう。仲間の占いですよ。」

「ヒロト、何をもったいぶっているの?行くわよ!」

結菜はアメリアたんの応援団だからな。

まあ、安全に生きていくためには偵察は重要だよな!


クランで相談し、俺たちが15日、アレクたちは11日間、

他のパーティは順番に7日間偵察に行くことになった。

アイテムボックスの大きさで、どれだけ遠くへ行けるか決まっちゃうよね。



1月20日


・・・15日間の偵察の旅が終わった。

今回は、北西へ進んだのだが、結果として魔物の大群には出会わなかった。

魔物への距離が遠ければ退治せず無視して進んだので、大赤字の無駄足だった。


家に帰り、クランの行動をフォーバルに聞いたら、

アレクたちは2度目の偵察に出かけているそうだ。


「もういいだろ、偵察は!ダンジョン行こうぜ!」

「そうデスヨ!ダンジョン2つ目、制覇しまショウ!」

ロロランとダリヤは当然そう言うよね。


「外れることもあるわよね。」

「愛って盲目よね、うふふ。」

愛海とグレイスも偵察には反対のようだ・・・


「仲間を信じてあげましょうよ・・・」

結菜は偵察に行きたいようだが、トーンがだだ下がりだな・・・


「で、ヒロト、どうするの?」

結菜が俺に尋ねた。みんなが俺を見ている。


「えっと4対1で、ダンジョンに行くことが決まったんじゃないの?」

「ヒロトの案内でこのパーティは進んでいるのよ。リーダーでしょ、決めなさいよ!」


それじゃ、この前の15日間の無駄足は俺のせいってことだよね?

さらに15日間無駄足になるかもな。一度、ダンジョンに行ってからかな・・・


「三日後、偵察に行こう!」

俺の決定に、妻たちは次のように感想を述べた。


「空振りしたら、お詫びに何をしてくれるんだ?」

「欲しいジュエリーがあるデス!」

「学校を大きくして欲しいわ。」

「いいわね、うふふ。」

・・・そんなの無理です。


「結菜・・・」

「私は新しい服が欲しいわ!」

いやー、そんな抜群の笑顔でひどいこと言わないで!


読んでくれてありがとうございます。

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