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魔法の特訓です!!

こんばんは、オムレツです。

少し投稿の間隔が空いてしまいましたね。

ではでは、どうぞ!

ユーテシアの誕生会から1日が明けた日の早朝。

ユーテシアとクレアの2人はラフな格好で向き合会っていた。


「さて、まずはユティちゃんの素質を見ていこっか?」


クレアの言葉にユーテシアは首をかしげながら尋ねた。


「それはどのようにして測るのですか?」

「えっとね、この水晶に手をかざしたら、自分自身の能力値が頭に直接浮かんでくるはずだよ。

能力値は本人以外見えないから教えてね」


そういうとクレアは丸い透明の水晶をユーテシアの前に差し出した。


「こうですか?うわぁっ!!」


ユーテシアのが水晶に手をかざした瞬間ユーテシアの脳内にいくつもの情報が流れ込んできた。


ユーテシア・グレイス 5歳 

魔力 S 力 C 素早さ A 守り G 器用 S 

適正属性 風 光 雷

ギフト 異世界語翻訳 魔法適正 絶対男の娘


「これがボクの能力ですか、、、ん?

絶対男の娘?なんなんでしょうこのギフトは?」


ユーテシアが疑問に思っていると、水晶がそれに答えるように情報がまた脳内に流れ込んできた。

絶対男の娘 このスキルを持つ男は生涯女性にも勝るほどの美しさを保つことができる。


「・・・これの所為ですか!ボクの見た目が女の子っぽいのは。というか生涯ってことはずっとこのままじゃあないですか!」


ユーテシアが1人、嘆いているとクレアが心配そうに尋ねた。


「ユティちゃん大丈夫?もしかして反応なかった?」

「い、いえ。能力はばっちりわかりました。」


ユーテシアは少し慌てつつ能力値を伝えた。

すると、クレアは本当に!?といった様子で目を見開いてた。


「魔力、器用ともにS!?その上3属性も適正があるの!?

これは将来きっとすごい魔法使いになれるよユティちゃんは!」


「これはすごいのでしょうか?基準がわからないのですが」


「もちろん!魔力Sなんて私ほとんど見たことないよ!

属性だって普通は1個でもすごいんだよ?」


少し食い気味のクレアにユーテシアは気圧されたが、ユーテシアには気掛りがあった


「この守りGというのはどれくらなのでしょう?」


「ウ〜ン、実は守りがGの人も見たことないんだよね〜。

Dの人でボアの突進でやられちゃうから、もしかしたらゴブリンのパンチでやられちゃうかも?」


「紙装甲にも程がありますっ!!

これじゃあ剣士として戦うのは無理、、でしょうか?」


ユーテシアがかなり沈んだ様子で少し潤んだ瞳でクレアに尋ねた。


「そ、そんな事ないわよ!

ユティちゃん守りは低いけど素早さは高いもの。当たっちゃダメなら避けちゃえばいいのよ!!

それに、ユティには魔法もあるから普通の守りが低い人より戦い易いはずよ」


クレアは、ユーテシアの落ち込み具合を見て慌ててそう答えた。


「本当ですか!!」

(良かった〜あまりに紙装甲だから剣士は諦めてって言われるかと思いました。「当たらなければ0と同じだよ」と言っていた某マンガのフェ〇ト君は正しかったんですね!)



ユーテシアの花が咲いたような笑顔にクレアは少し罪悪感を覚えていた。


(本当は、心配だから魔法一本に絞って、危険な前線で戦うのは止めて欲しいんだけど、この笑顔にそんなこと言えないわよね。私達がしっかり育てて、怪我しないよう強くしないとね。)


「さて、じゃあ早速、魔法の特訓していきしょうか。まずは体内にある魔力を感じるところから始めましょう。ユティちゃん両手を出して」


「手?これでいいですか?」


ユーテシアは言われた通り両手を前に突き出すと、クレアはユーテシアの手に自分の手を重ね、絡めた。所謂恋人繋ぎ状態である。


「か、母様!?」

(わわ!いきなりどうしたんだろう?

自分の母と分かっていても美人さんとの恋人繋ぎはドキドキします!)


ユーテシアは少し動揺し顔を赤くした。


「ふふ、ユティちゃん照れてるの?可愛いわね〜」

「ぜ、全然照れてませんし!!

それより、これが魔力を感じることとどう関係あるんですか?」


ユーテシアはクレアにからわれた事に拗ねつつ質問した。


「えっとね、今から私の魔力を手を通じてユティの中で循環させるから、魔力が体を巡る感覚を覚えてほしいの。

じゃあ、行くよ!」


クレアは、そう告げると手を通じ魔力を流し始めた。クレアの魔力は、ユーテシアの手に始まり、心臓、足、手、頭といったように体の至るところを巡って行った。


「これが、母様の魔力?」

(すごい!温かさが身体中を走り回ってるみたい!)


「感じるかしら?これが私の魔力よ」


「はい!すごく温かくてポカポカします!」


ユーテシアは未体験の感覚に興奮気味に答えた。


「ふふ、今は、私の魔力をユティちゃんの中で循環させてるけど、本当はユティの魔力も微弱だけどちゃんと循環してるのよ?」


「そうなんですか?あまり感じないのですが、、」


ユーテシアは自覚がないのか首を傾げた。


「それはそうよ。まだ魔炉がまだ開いていないもの」

「魔炉ですか?」

「そ、魔炉っていうのは心臓部にある魔力機構の事なんだけどね。普段、魔法を使う際は魔炉から魔力を供給して使うんだけど、魔炉自体は誰しも持っているものなの。じゃあ、私達魔道士とそうでない人達は何が違うかと言うとね、それは、魔炉からの魔力の供給を自分でコントロールできるか、できないかの差だけなの」


クレアの説明を聞きユーテシアは不思議そうな顔をした。


「それだけなのですか?聞いた限りではそれほど大した差には感じないのですが」


「うん。そこだけ聞くと簡単そうに聞こえちゃうよね。

でもね、魔力の操作が苦手な人とかが、するとすぐ暴走させてしまうし、それに素質がある子でも、魔力を感じれるようになるのに1年、初級の魔法を習得するのに3年はかかるって言われているの」


想像より遥かに厳しい道と知りユーテシアは驚いた。


「思ったよりもずっと過酷なのですね」


「そうよ、だから魔道士の割合は騎士に比べて少なめなの。こんな事聞いたら嫌になっちゃったかな?」


クレアの心配そうな顔にユーテシアは覚悟を決めたような顔で否定した。


「いえ、初めより簡単なものとは思っていませんでしたから。それに、ここで辞めてしまったら以前と何も変わらないままです。ボクはどれだけ長い道のりでも必ず魔法と剣術の両方を習得して見せます」


クレアは初めて見せたユーテシアの凛々しく、そして力強い瞳に少し見蕩れ、そして、嬉しく感じていた。


「まぁ!ユティちゃんったらこんなに可愛らしいのに、志はもう立派な男の子なのね」

「もうっ!真剣に言ってるんですから茶化さない出ください!」


そう言ってユーテシアは頬を膨らました。


「ふふ、ごめんなさいね

私ったら嬉しくて、少し舞い上がっちゃったわ。だってユティ可愛いのに凛々しいんだもの、仕方ないでしょ?」


クレアは、言葉通り嬉しくて仕方なさそうに先程から笑顔のままだった。


「もう、母様は仕方ないですね。さ、続きやりましょう!」


ユーテシアは慣れてきたのか、満更でもないといった表情で言った。


「はいはい。じゃあ再開しましょうか」


そう言ってクレアはまた魔力の循環を再開させた。


2人の修行はメイブがお昼ご飯に呼びに来るまでずっと続けられた。



読んでいただきありがとうございます!

話のテンポが悪くて申し訳ないです。書いていればなれてくると思うので今は温かい目で見ていただければ幸いです。

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