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魔道具作成

辻褄が合わなくなってきたので少し変えてます。

何処を変えたでしょうか。気付く方はご苦労様です(読み直して戴いたという意味で。)

「さて、始めるか。・・・」

基礎魔力168

召喚物


名前

ミルキ   埋伏、潜伏虫型  ベース50

      鑑定眼10

      捕縛術10

      眷属支配10

計80


残り88


「こいつなら後後俺たちが使うときも便利だろ。唯の魔道具では、使う奴の魔力もいるからな。やはり生命体の方が知恵がある分役に立つ。」


「ですが、これを渡せと言われたらどうしますか?一応依頼の品ですし。」


「その時は言われたように、唯の魔道具を作って渡せばいい。魔力を持つ物でなければ、一律一で鑑定眼を付けても11なのだ。残りの魔力量でも十分だ。・・・召喚物決定。っと、よし、イメージ道りアリンコの姿のなってるな?OK。」


そして、今度はパソコンからチョロチョロとちっこいアリンコが歩いてこちらに向いて挨拶してきた。


「こんばんわ~。ワイはナンバー004、正式名称ミルキや。一応情報収集型いう事でビーはんの管理下に入りますが。どうやら今回は別命みたいですな?まあええわ。ほな、依頼主のとこへ案内と言うかもってってんか。」


・・・情報収集型は皆関西弁なのか?俺は関東出身なんだが・・・。


「・・・よし、ジェシカ。こいつをタブラルの元へ連れて行き、事情を説明してどうするか決めさせて来い。」


「了解しました。ミルキ、私の肩に上がってきなさい。連れて行きます。」


「了解や。」


いって、アリンコがジェシカの足元から服の中に入り、肩口から出てきた。


・・・何処を通って上がったのか気になるが。まあいいか。


そうしてジェシカたちはタブラルの元へ報告に行った。


「では俺たちは、もう一つ。残り魔力96でナノサイズのビーの眷属を84体作るか、相互情報交換と念話、護身術のつかえる、人型の読書用ガーディアンを作り、余った魔力でビーの眷属を作るか決めようと思う。」


「私だったら、眷属かな?本を読んで記憶させるのなら、リナリスさんに貰った魔道書をランスロットに覚えさせて、その覚えた内容を魔道具製作用のガーディアンにコピーすれば、大ちゃんが知らなくても問題なくなるし、従者の役割に近くて役割分担が可能になるんだから。今のままじゃ、主の筈の大ちゃんに甘え過ぎだと思う。」


・・・ほー、そういう考え方もあるのか。  確かに一理ある。


「なるほど、それなら私も異論有りません。情報自体はビーが管理するわけでなく、母が管理していますから。母にいったん総括され、私たちにリアルタイムで更新され、私達の誰かがマスターに報告する。そういった流れなら確かに安全です。100体近くいれば数が足らないと言った状況には中々ならないでしょう。後はマスターの判断です。」


・・・ここまで来れば決まりの様な気がするんだが。 まあ気にしたら負けか。


「では、造るか。・・・」


基礎魔力96


召喚物  ナノサイズ情報収集用端末  ベース1  数84


計84


残り12


「これで良し。ランスロット、ビーにこれから端末を作るから探索範囲が拡大したか確認してくれ。・・今思ったが携帯とは別に装備型の念話用魔道具も作った方がよさそうだな。いや、寄生型にするか、俺が使えないと意味がないし。明日にでも作るか。・・・では、召喚物決定。OK。」


これで、見えないが小さい端末が出来たはずだ。


「マスター、反応ありました。感度良好だそうです。一応ビーが見た映像は、母に記録されているので何時でも見られるとの事です。」


「では、後はジェシカたちの連絡を待つか。その間に魔道書で勉強でもしようか。ランスロットは遥と一緒にタブラルからもらった、資料を見ていてくれ。」


「了解です。」


「解った。」








一方ジェシカはタブラルに先ほどのやり取りの判断を聞いていた。


勿論、他の者もいる。


「なるほど、後々に自分たちにも使いやすいように作ったわけですか。・・・良いんじゃないですか?兄さん。とりあえず、今やるべきことに合った魔道具はこういう物なのですから、ここは貸して貰うと言った方法を取りましょう。」


「そうだな、仕方ないか。・・・解った、大作には貸し出しでいいと伝えてくれ。後何かあるか?」


「それでは、少し尋ねますが、今ランスロットが読んでいる資料の中に、4大貴族に関しての記述が有りますが、今いないのは何か理由があるのですか?」


「なにか、凄いことを聞いた気がするが、まあいい。質問の答えは、今がちょうど4公爵が王都を留守にしていて守りが薄い時期だからだ。本当は今みたいな事にかかずらわっている訳にはいかないんだが、仕方ない。あと一月で4公爵は戻るはずだ。ゼリスの処分は4公爵も交えて行う。お前に伝えれば大作たちに伝わるのならば、伝えておくが、あいつ等はその権力もそうだが、実力もある。だから、全員が一度に王都を離れるなんて愚を冒すのも皆渋っていたのだが、何故かあいつ等の領地で一斉に魔物が出現したらしい。まー、あいつ等に限って万一の事も無いだろうが、魔物の数が多ければ留守の期間も長引くから厄介なことだ。こんな時に帝国の内戦があって本当に良かったが、もしかしたら、ロイドの奴がなんかしたのかと疑ってしまう。あ、ロイドってのは資料にも載せてるが4公爵の一人で、全ての風を操る通称「サトゥ ウインダル」と呼ばれてる。要は一番の風使いって奴だ。他の4公爵もそれぞれ得意な魔法では他の追随を許さん凄腕ばかりだ。・・・帝国にも似たような奴がいるみたいだがな?」


「そんな話より、早くミルキさんに見張って貰う場所を確認しましょう。ミルキさん付いてきてください。」


「了解や。ほな、ジェシカはん。またな?」


「ええ、連絡は満つに願います。」


「分かっとるがな。」


そうして、城内でのネズミ取りが始まった。






 

大作らはジェシカからランスロット経由でタブラルの依頼了解を聞き、残りの魔力が1になるまで端末を作りその日は4人で同じ部屋で寝ることにした。

勿論、遥は真ん中で自分で蜃気楼を作り姿を隠した。(ランスロットは用心のためと常に大作と遥を護衛の序に見ていたので、遥の着替えの際にバッチリと裸を見ていた。)

遥も確実に熟練度を上げているのだった。

大作は昨日と同じようにジェシカにマッサージをして貰いながら眠りについた。




翌朝起きた大作はパソコンを開きその変化に驚いた。


なんと、魔力量が800になっているのだ。理解度も、魔道具の知識を取入れたからか一気に150までになっていた。熟練度は7と少しは上がり幅が出てきたが、まだまだこれからのようだ。


そして、そういえば、と気になったことをランスロットに聞く


「ランスロット、闇の魔法は使えるか?」


寝ながらだったのだがランスロットはきちんと大作の前に片膝をついて座り


「はい、光と闇が使えますのでブラックホールとホワイトホールを形成し中に魔道具や機械、電子機器を入れて置くことも可能です。更に大作様に小型の大容量記憶装置を作っていただき、それに、母の機能をコピーして貰う事で、万が一の状況にも対応できます。別々に保存しておけば代わりの機体もすぐに取り出すことが出来ます。」


ほー、こいつもなかなか考えてるな、感心感心。


「では、記憶装置だけ作ろうか。機体は流石にまだ魔力に余裕がないからな。では・・・」


基礎魔力800

召喚物  超小型大容量記憶装置  数10


計10

残り790


「・・・ほい、これを頼む。で、1個は常に持って万一に備えて置け。」


「解りました。」


「で、これから、お前と同型の少し違うタイプを作る。謂わば守り主体だ。では・・」


基礎魔力791


召喚物     守備隊近衛人型  ベース50

名前      結界魔法100

ガウェイン   戦闘魔法100

        体術全般100

        精霊魔法100

        陰陽術100

        魔道具使い10

        鑑定眼10

        

計570


残り221


「こんなとこだな。普通の魔法より結界や陰陽術の方が守りには長けているからな。コスト面があるからどうしても絞るようになるが。」


「仕方がないでしょう。残りは もう一体の移動用の魔道生命体に取っておかなくては。」 


「そうだが、さて、先ずは先に召喚するか。召喚物決定。・・・よし、これもイメージ道理だ。」


「・・・確かに私と似ていますが。・・・これはあまり見分けが付きませんね。」


「一応髪と目も違うようにしてるがな?まあいいさ。OK。」


そして背後に現れて自己紹介をするのだが無口すぎて分からない。・・・まあ守りを任すから良いが。


「ガウェイン、お前には俺と遥の守護を任す。必然的に傍にいる事が多いために鑑定眼を付けているから色々頼むぞ。」


「・・・・・」


ガウェインが頷いて了承の意を示す。


「・・・・まー、解ってるならいいさ。では次に飛行型の魔物という事で鳥型でいく。では・・・」


基礎魔力278


召喚物    飛行移動鳥型   ベース50

名前     体伸縮魔術10

ルード    基本魔法全般100

       魔道具使い10

       王者の波動10

       眷属支配10

       人型化魔術10

計200

残り78


「これでいいな。こいつなら建物内でも大丈夫だろう。」


「ええ。それに、移動が空も可能に成れば色々と便利そうですね。ですが、良いのですか。大作様の計画では後の方に成りますとこの者の出番は少なくなりますよ?」


・・・そうなんだよなー。  しかし、現状ではかなり使える奴だし。


「ま、今はこれでいいさ。とりあえず、召喚物決定。・・・お、これが鳥型か。言うなればフェニックスだな。我ながら良いイメージだ。OK。」


・・・うん、凄く自然にパソコンから出てきた。・・・ここまで小さくなれるとは・・・。


「我、ルード。主、従う。命令、待つ。」


「「「・・・・」」」


・・・俺、何を想像して作ったんだ?関西弁と言い、無口と言い、片言と言い。・・頭がいてえな。


「・・まーいい。とりあえず人型になってみてくれ。」


「了承」


そして、150位の可愛らしい女の子が現れた。・・・何故か黒髪黒目だが。鳥形は赤い炎なのに。


「とりあえず、平時はお前が遥の傍で人形になってろ。アイツは妹好きだから、堂々と傍にいて護衛できる。もし、俺と遥が別れて行動する事になれば、アイツの護衛はお前だからな。しっかり頼むぞ。」


「了承」


・・・ん?そろそろ遥が起きそうだな。説明でもするか。


「おーい。遥、一応お前用の護衛を作ったから。実はな・・・」



そうして、遥にガウェインらを紹介し、起こしに来たエレナにジェシカを厨房に案内させて、俺と遥の朝食を作って貰う事にした。



そして、事件が起こった。










場所は王城の厨房。丁度ゼリスが王族の誰かが使用人に命じて朝食を取に来させたところを、変化薬でその使用人に成りすまして、家族の所へ行き人質を取ろうと潜んでいたところだった。


しかし、間の悪いことに場所を聞いたジェシカが厨房へ入り、ゼリスと顔を合わせてしまった。


「くそ!なんだって新顔が来るんだ。こうなったらこいつを人質にするか?いや、かなり別嬪だから、使用人なんだし、襲うのもありだな。」


そう言ってにじり寄ってくる男に疑問を抱いたジェシカは


{ランスロット、ミルキに確認してください。目標は発見できたか。}{いや、まだらしい。非常用の隠し通路以外の通路は正面玄関以外通行禁止にしたらしいが。出口は厨房らしいが、・・・まさか。見つけたのか?}{そのようです。今、人質がどうの、襲うかだの、言ってますから間違いないでしょう。どうしますか?私には鎮圧力は皆無ですが。}{いや、なるべく引き止めろ。今、タブラル殿が王と共にそちらに向かうと連絡があった。もう少しで着くはずだ。}{解りました。}


「・・・おい!おい!貴様、聞こえていないのか!新顔のくせに生意気だな。俺の呼びかけに返事もせんとは。とにかく、お前には人質になって貰うぞ。本当は姉のどっちかがよかったんだがな。でも、お前でも美人だから、手土産には丁度いい。こい、今からお前の主になる者の所へ案内してやろう。」


「何を言っているのです、貴方は。馬鹿ですか?私の主は大作様のみです。貴方などについて行く訳がないでしょう。馬鹿も休み休みいいなさい。」


ジェシカの言葉で頭に血が上ったゼリスは勢いに任せてジェシカに襲いかかった。


・・・だが、間一髪。タブラルが制止した。


「そこまでだ、ゼリス。大人しく捕まれ。お前の背後関係を虱潰しに調べて、毒の出所なども聞かなければならん。」


そこまでタブラルが言ったとき、ゼリスは懐から何かの薬を取だし


「今捕まったのでは、俺は終わりだ。という事で逃げさせてもらう。」


そういうと、ゴクッゴクッゴクッと薬を飲む


「おおー、何か知らんが力が湧いてくる。これなら、逃げなくてもココの連中ごとき皆殺しにできそうだ。」


そういって、タブラルの方を向き


「まずは、兄貴。てめえからだ。くら・・・」


ジューーー! と高熱原体がゼリスの足元を通り過ぎ、気付いたときにはゼリスの右足は膝から先が無くなっていた。

突然、体が傾いて踏ん張りが効かない事に驚いて自分の身体を見たゼリスがここで漸く自分の体の異変に気づき「ぎゃーー!」と悲鳴を上げる


そして、後ろから声が聞こえる。


「うっわー、えげつないねー。こりゃー下手な魔法より凶悪だわ。」


「確かに、物凄い威力です。流石は大作様、残りあれだけの魔力でこれだけの純粋な電熱を生み出す熱電磁砲を作り出せるとは。感嘆の極みですね。」


「俺もここまでの威力になるとは想像してなかったよ。しかも、エアーガンと違い反動がごくわずかな分扱いやすい。難点はコイルが長持ちせん事くらいか。そこは要改良だな。今度は電磁石の生み出す電磁力で連射が効く伝導電磁砲を作るか。純粋な科学技術だから魔力は要らんから、材料を出す(召喚する)だけで良いから、簡単だぞ。片手サイズなら魔力は5もあれば足りるからな。」


などと話していると、先ほどのゼリスが消えた片足に氷で義足を作り、再びタブラルに襲いかかった。

それを見てタブラルのに来ていたジェイドが精霊魔法で、俺が教えた空気の操り方で、呼吸を止め、身動きを封じて鉄の鎖で縛って行った。


「よし、もういいぞ。後は交代で見張り、何かしらの情報を得られればいいが。喋らなければ拷問するだけだ。お前たちについてもあの魔道具は役に立たなかったが、ガーディアンの方が仕事をしてくれたので礼を言う。資料は好きにして良いし、あの部屋もこの城にいる間の客間として利用してくれて結構だ。後でギルドの方にカイルを付き添わせ、依頼の受諾と達成を同時にやれば王族からの依頼は一先ず終わりだ。今回は助かった、じゃあな。今から背後関係を調べるのに忙しくなる。」


そういって、タブラルはカイルらと仕事場へと戻って行った。


「俺たちもジェシカの飯を食べた後、さっきの部屋へ行って、とりあえず俺用の寄生型の念話用魔道具を作るか。残り97だから性能はあまり付けられんが。」


「いいんじゃない?私はともかく大ちゃんには必要でしょ。色んな意味で。」


遥も同意し、先ほどの部屋へ戻って行った。







ある倉庫の中


「ふう、やはり失敗しましたか。まあ、大した情報は与えてないので調べられても痛くも痒くもないですが。それでは、我がロードの元へ戻るとしますか。帝国までおよそ一週間、どこまで皆が頑張ってくれてるか心配ですね。十人衆が半分も揃ってないのではロードもきついでしょうし、頑張りますか。・・・はあ、王国を潰せなかったことを叱られたら辛いですね。泣かない様にしなければ。」


そういって、少女は北へと帰って行った。











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