#7 遠方へ
俺「レイン、これどこまで歩くんだ?」
レイン「仕方ないね。国際的な緊張が高まってて上空にプロジェクトのヘリ飛ばせないんだよ」
現在、ロシアのタイガ地帯を俺達は歩いている。本当に凍えるような寒さだ。洒落にならないくらい。
&sin「目標地点までおよそ20kmぐらいですね。」
「あ、でもこれは直線距離の換算でして、実際の人間用のルートであると...」
俺「やっぱミュートにしないとだめだこいつ」
そんなこんなで結構な距離を歩くことになった。
到着後
レイン「いるね、あいつだ」
レインは双眼鏡でクリーチャーを捉えている。
&sin「こちらはまだ認識されていなようです」
俺達から100m離れた距離に全身が光り輝くクリーチャーがいた。もはやシルエットでしか見えないレベルの光源だった。
俺「あれにどうやって攻撃すると?」
レイン「これ掛けて」
レインは俺にサングラス?のようなものを渡してきた。
俺「これは」
レイン「遮光グラス、1回かけてみなよ」
掛けてみると、クリーチャーの光がやや抑えられ、体の真ん中あたりにひときわ位丸を見つけた。
俺「あれがコア?」
レイン「多分そう、見たかんじ報告書でもそんなかんじだったから」
&sin「やつの攻撃は主にオーラのようなものであり、実体はないです。」
「ですから、慎重に隙を狙う必要があるでしょう。」
レイン「まあなんでもいいや」「いくよ!」
俺「あ、待って、」
&sin「ここは素晴らしいコンボを使いましょう」
俺「教えてくれ」
&sin「手榴弾を最初に投げてください。」
「次にa02で2発入れます。」
「そしてそこからレインさんへと私が通知を入れます。」
俺「確か報告書によるとナムタルクス唯一の弱点は視界が集中型であることだから」
&sin「そういうことです。」
オーラの攻撃をかわしながら手榴弾を投げた。爆風でナムタルクスはこちらを見れていないようだ。そこへ2発弾丸を撃ち込む。弾丸はナムタルクスの体の光に包まれると瞬間的に溶かされた。
俺「こんなんどうやって倒すんだよ」
&sin「レインさん!今です!」
レイン「これでどうだ!」
レインが何かのスイッチを押した。
俺「地雷?!」
レイン「先に仕掛けておいたの」
地雷が閃光の如く爆発し、瞬く間にナムタルクスを吹き飛ばした。
俺「やったか?」
&sin「それフラグです」
床が急に光出すと光の亀裂がレインへと向かい、突き出た。
レイン「ッッ」
レインはかろうじて受け身を取ったようだが型を光のオーラが貫通した。
俺「レイン!」
&sin「stranger次です、次の攻撃が来ます!」
光の亀裂が次々と現れてはオーラを突き出していく。まるで隙がない。
俺「こんなのありかよ」
捌くのもだんだん難しくなってきた。ここはレインからもらったテラグレネードを投げ込むしかない。
ナムタルクスを見ている限り亀裂を生み出している間は、サーモグラフィーで見ても温度がやや下がっているそれも中心部が。
俺「これなら、溶かされずに通るはずだ!」
思いっきりグレネードを投げる。
ピッピッピピピピと放射状のリズムを刻んでナムタルクスの近くで爆発した。が、目の前に映った光景は奇妙なものだった。爆発した直後で空中に硬直している。それをナムタルクスは自らの中へと取り込んだ。
俺「打つ手なしか」
そう呟くと光の亀裂がこちらを捉えようと差し込んでくる。レインの方へ目をやると倒れ込んでいるようだった。その瞬間意識が途絶えた。
&sin「(緊急要請を発信します)」
???「おい」
「おい、大丈夫か?」
??「こっちにも倒れてる」
???「起きろ、回収員」
ハッと目が覚めたら目の前には秋の紅葉のような深いオレンジ色の髪の美少女がこちらを覗き込んでいた。
???「これは、派手に戦ったね」「あ、でも安心して、私たちはプロジェクトの者だから」
俺「レインはっ?」
???「あぁ、君と一緒に倒れてた子?ならあっちにいるよ」
何が何だかわからない。
&sin「私が緊急要請を入れました」
俺「ちゃんと使えるんだなお前」
&sin「なんだと思っているのですか、私はあなたのアシスタントであr」
とりあえず、頭に響いて痛かったからミュートした。
俺たちは回収に失敗したようだ。幸いにもクリーチャーはここを去ったらしい。ただ、助かってよかった。と今は思っている。
俺「疲れた」
そしてまたもや気絶した。
3月忙して全然更新できてなくてすみません。久しぶりの続きです。次回新キャラです




