#6 浮遊剣
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俺「本当にこんな熱帯雨林に建造物なんてあるのか?」
レイン「報告書は複数回チェックが入ってるんだから正しいはず」
熱帯雨林だからずっと蒸し暑いし水を浴びるように飲みながら進む。すると先ほどまで聞こえていた野生の声たちが途端に静かになると開けた場所にでた。そこはひびの入った石で構成されていてツタが隙間からこちらを覗いている宮殿のような場所だった。
俺「ここが入り口?」
レイン「ストップ!」
レインが俺を引き留めた。一体何がと思い下をみるとそこには目視だとよく分からないが、輝く糸がトラップとして敷かれていた。
俺「太古のものだから使われてないはずなのになんでトラップなんか」
レイン「これは特に報告書にもなかったよ。」
俺「いつの情報だそれ」
中へと進んでみると突然つくはずのない灯りがつき始めた。
レイン「この奥に多分いるわね」
中央の広間のような場所に出た。
そこにはわずかに光沢のある剣がいくつか並べられている。まるで用意されていたかのような不気味なまでに。
&sin「威嚇反応を検知しています。備えてください」
すると剣たちが次々と浮遊を始めた。かなりファンタジーな雰囲気だな。
レイン「strangerは右側から攻めて、私は左からいくね」
間が過ぎるといくつかの剣がこちらへ飛んでくる。ある程度は避けられるが正直回避に体力を吸われて攻撃の隙がない。
一本の剣が目の前に現れた。まずいこれはさすがにさばききれない!
衝動的な死を確信した瞬間、カキンッとひものような何かが剣の攻撃を弾いた。
俺「サイン!?お前攻撃できたのか」
&sin「二本のワイヤーだけなら」
俺「なら死角を任せた」
剣に攻撃する隙が出てきた。剣の持ち手より少し上の部分に赤色のコアが輝いてる。
俺「ここだ!」
銃弾はコアを瞬く間に砕いた。
俺「よし!この調子で」
レイン「待って!」
「クリーチャーの様子がおかしい。」
先ほどまでこちらへ猛攻を仕掛けていた剣たちが急に一カ所に集まりだして、縦の円を描くように整列しルーレットかのように回りだした。
&sin「皆さん伏せてください」
円の中心から巨大な剣が飛び出し、頭の上をかすった。
俺「当たったら即死だな」
巨大な剣は後隙もなく、一気にこちらへ方向転換して襲いかかってくる。
俺「サイン、小さいやつの攻撃を防いでくれ」
巨大な剣が急に動きを止めると先端から青い光が見え出す。
俺「サイン、あれはなんだ?」
&sin「未知の高エネルギー反応のようです。避けてください」
SFチックなその光はこちらが避けると同時に電撃のようなモノを放つ。
そんなのありかよ。
再びチャージが行われようとしている。手の打ちようがないと思っていたらレインがこちらへ何かを投げた。
レイン「これ使って」
俺「手榴弾!?」
レイン「あのデカイ剣をよく見て、小さいやつと違って持ち手の部分にコアがないでしょう。だから、あれ自体はクリーチャーじゃないから」
「その手榴弾で破壊して、その間にちっちゃいの処理する」
俺「わかった」
&sinのギアを一つずらす
「サイン、ここからやつへの距離は?」
&sin「約4m、手榴弾を斜め28度の角度で投げれば直撃です」
俺「オラ!」
巨大な剣の中心ぐらいに当たった手榴弾は一気に破裂し目標を粉々にした。
レイン「こっちも終わったよ」
レインの方へ目をやると袋の中に詰め込まれた浮遊剣がギシギシと動いていた。
俺「それどうやったんだ?」
「こっちは破壊するので精一杯だったのに」
レイン「経験が功を奏したって感じ?」
俺「なんじゃそりゃ」
&sin「回収ご苦労様です」
「では次の回収予定のクリーチャーの説明ですが」
俺「休み無しかよ」
&sin「はい。」
レイン「で、次はどこに行けばいいの?」
&sin「ロシア、カレルト湖のほとりにある一軒の小屋です」
「クリーチャーが目撃されてからはその地域周辺に住む人々は避難させられています。」
俺「そんなにヤバイやつなのか?」
レイン「前に一度だけ聞いたことある」
「ナムタルクスだっけ」
&sin「よくご存じで」
「ナムタルクス、TDレベルabnormal、コアに異常をきたしていて、収容が困難なクリーチャーです」
俺「それって回収する意味あるのか?」
レイン「ない、ほぼ破壊だろうね」
次のクリーチャーはこれまでみたことのないTDレベルのクリーチャーだった。世界中飛び回ってるけどプロジェクトはどんだけ財力あるんだよ。
こうしてなんとか浮遊剣の回収に成功した。
すみません!前回の執筆から期間を大きく開けてしまい申し訳ございません!!受験終わりましたのでこれからテンポ良く書いていこうと思います。




