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#2 初仕事

都市部に到着した俺達はひとまず、目的のクリーチャーを探すことになった。

レイン「あれえ?おかしいなたしかこっち方面だったはず」

俺「今日回収するのはどんなクリーチャーなんですか?」

レイン「今日はね比較的個体数が多いとされている種だよ」

クリーチャーは単体じゃないのもいるんだ。だとしたら実はクリーチャーでした!っていう動植物がいてもおかしくないだろう。

そんなことを考えつつ、おそらくクリーチャーがいそうな路地裏に到着した。

レイン「あれかな?」

レインが指差す方向には腐卵臭をまき散らす腐敗した人型のクリーチャーがいた。

俺「ゾンビ!?」

レイン「いや、そんな情報は本部からは聞いてないから多分グールみたいなものだと思う。」

グールってまさにゲームみたいな感じでワクワクする。

「ささっと回収するよ!」

彼女はそう言うと拳銃を握って走り始めた。

レイン「私が合図したらさっき渡したボトルの水をやつにかけて」

俺「はい」

彼女は拳銃でグールの足、そして手足を順番に撃っていく。

レイン「今!」

彼女の指示通りに俺はボトルの水をやつにかけた。グールは少し怯んだようにみえた。水が苦手なのか?アニメとかで聖水がアンデッドに効くというのはあるけどクリーチャーにも聞くもんなんだ

レイン「回収!」

彼女は黒いプラスチックの袋をグールにかぶせる。

レイン「どうだった?こいつは多分弱い方だけど」

俺「ひとりだと多分死んでたと思います」

レイン「まあ、私も水か弱点ってのを過去の報告書から知ってないと無理だったし大丈夫だよ」

彼女に渡された袋の中を見てみると先ほどまで光っていた緑色のコアが黒くなっていた。

俺「コアの色が薄くなってる」

レイン「それは私が手足をを撃ったからだね。」

「クリーチャーはコアのおかげで半永久的に死ぬことはないけど急に複数箇所に攻撃を受ければ回復に時間がかかる。」

「グールは弱いからしばらくは動かないよ」

その割には袋はゴソゴソ動いてる気がするが、まあ大丈夫だろう。

そんなこんなでグールを回収した俺達は深夜も深夜なので人目の少ない場所から森の方へと移動した。

俺「ほんとにここであってます?」

グールとはいえ、人型のクリーチャーを袋に入れて山に運んでるのは死体を埋める殺人鬼と変わらないと思う。

レイン「業者はここに来てくれる予定なんだけど」

「あ、いたいた」

業者は3人ほどの男性だった。清掃員のような格好でマスクと黒いサングラスをしていた。その後ろにはトラックが一台止まっている。

業者「回収お疲れ様です」

レイン「はいこれ、多分nr-11のグールかな」

業者「はい、ではこちらから本部へ送りますね。」

「ところでそちらの方は?」

レイン「彼は、分け合って私の仕事の手伝いをしてもらってるの」

業者「本部へ連絡は?」

レイン「SK管理会から許可を得ているわ」

業者「なるほど」

色々と話した後彼らは去って行った。

俺「あの方々は?」

レイン「簡単に言えば私達の雇い主ってところかな」

受け渡した後俺は帰りながらレインに会社について教えてもらった。

さっきの業者と呼んでいたのは合衆国科学事業spoonsの人だったらしい。spoonsは第三次世界大戦での人命救助ドローンや微量の反重力生成など偉大な功績をあげていて、よく新聞にも載ってた大手企業だ。彼女によるとspoonsは表向きには科学事業の会社としてやっているが、本当は dkcRプロジェクトというらしい事業らしい。

レインはプロジェクトから対象のクリーチャーの情報を集めたり、回収して、プロジェクトに届け、その分の報酬をもらう。こんなシステムで回しているらしい。

レイン「てなわけで、私の仕事を手伝って貰ってるから君もプロジェクトの社員ではあるよ」

俺「名前もないのに就職できちゃってるのは謎なんですが」

レイン「それは私が上層部に全部説明してるから大丈夫だよ」

談笑してるうちに宿に着いた。宿は都市部に近いからか普通に綺麗な景観になっている。文明の中心地は再建が早いなと感じる。

受付「部屋はどうされますか?」

レイン「ひとり部屋で」

俺「え?」

レインは食い気味に答えた。

俺「それだとレインさんと一つ屋根の下になってしまいますが」

レイン「いや、普通にお金ないから。グールは既知のクリーチャーだからそんなに報酬でないんだよ。」

一理ある。けど、さすがに二十歳2名が一部屋には窮屈じゃないか。思うことはあっても俺は決して言わなかった。

借りた部屋は全体的に木造で床の色も温かみがあった。

レインと俺はとりあえず、ベッドに腰掛けた

レイン「今日はどうにかなったけどこれからはもっと強いクリーチャーと遭遇すると思う」

「だから、君も護身の意味もかねてこれを渡しておくね」

そう言いながら彼女は僕に次々と武具を渡していく。

得た武具

a02(ピストル)

小口径(40発分のマガジン)

鉄のナイフ


レイン「これはプロジェクトのクリーチャー回収者の最低備品と同価値はあるよ」

今思うとグールと戦う前に欲しかったけれど、あの時はあの時でどうにかなったのだから今更いいか。

俺「ありがとうございます!」

レイン「じゃあ、明日も早いから寝よっか」

俺「ベッド一つしかないですけど」

レイン「私は床でいいよ」

俺「え?いやそれなら自分が」

レイン「大丈夫、こういうのには慣れてるから」

俺「...わかりました」

ひとつの部屋で女性を床に寝かせるとかいう鬼畜にしか見えない夜を過ごすことになりました。


記憶の旅はまだまだ続きそうです

ちょっと一話に比べて内容が多くなってしまいました。描写が自分の構造に追いついてないのでこれから上達出来ればと考えています!

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