魔王様。スライムで勇者に勝つ?3
魔王城に帰ってボクはセシルに泣きながら抱きついた。
「うぅぅ……セシル……また勝てなかったぁ……」
「あらあらソアラ様……大丈夫です。ソアラ様は頑張ってましたよ……」
「うぐっ……ひぐっ……ひぐっ……」
「よしよし……いい子ですねぇ〜」
ボクはセシルに抱きついて泣いていると、彼女はボクの背中を優しく撫でてくれる。
「よしよし……ソアラ様は良く頑張りましたよ。こんなにスライムで汚れちゃって……ソアラ様。私とお風呂に入りましょうか」
「……うん」
ボクはセシルに抱きつきながら彼女の豊満な胸に顔を埋めた。
「あらあら……今日のソアラ様ったら甘えん坊さんですねぇ……」
ボクは恥ずかしくなって頬を赤らめるとセシルの胸に顔を押し付けた。
「さあ、ソアラ様。お風呂に入りましょう? 私がスライムでベトベトになったお身体を綺麗に洗って差し上げます」
「……ぐすん。うん」
ボクはセシルに手を引かれて風呂に向かった。
浴室に入るとセシルがボクの体を丁寧に洗ってくれた。
あわあわのスポンジでボクのスライムの付いた体を、セシルは優しく丁寧に洗ってくれる。
ぬるぬるのスポンジが体を撫でる感覚が気持ち良くてボクは目を細めてうっとりとしてしまう。
「……どうですかソアラ様。気持ち良いですか?」
セシルがボクの頭を優しく撫でながら耳元でそうささやく。
「うん。気持ちいい……」
「それは良かったです。ではもっと気持ちよくして差し上げますね」
そう言ってセシルはボクの股に泡の付いた手を滑り込ませる。
「……ひゃうっ!」
思わず可愛らしい悲鳴をあげるとセシルがクスクスと笑った。
「あらあら、可愛らしい声が出ちゃいましたね。そんなに私のが気持ち良かったのですか? でも、本当にすごいのはこれからですよ……」
セシルはそう言うとボクの大事な場所を優しく丁寧に何度も洗う。
「あっ、あっ、あっ、だめぇ……そこ……こすっちゃ……んっ! んんっ!!」
ボクはあまりの心地よさに腰砕けになってボーっと天井を見上げている。
今まで体験したことのない。頭が真っ白になって体がふわふわと宙に浮いている感じで戻ってこれない。
「ふふっ、ソアラ様……可愛らしかったですよ?」
「うぅぅ……セシルはいじわるだ……」
ボクは頬を赤く染めて、恥ずかしそうにうつむいた。
そんなボクをセシルは優しく包み込むようにして抱きしめてくれた。
「次は勇者に勝てるように頑張りましょうね……」
「……うん。ボク、がんばる」
ボクは包み込んでくれるセシルの手にボクの手を重ねて次こそは勇者を必ず倒すと心に誓った。




