表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界の村人だったボクは死んで生き返ったら女の子で魔王様!?~魔王のこのボクを辱めるなんて!勇者め!覚えてろよぉー!!~  作者: 北条氏成


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

44/46

どうする?魔王様。最強勇者 対 最強メイド?6

 そこにエレナが閃いたように手を叩く。


「そうだ! なら、こうしましょうよ! 今日は帰って、明日またソアラちゃんとルシアちゃんがうちのところに遊びに来る! ジュースとお菓子を用意して待ってるから!」

「分かった。それなら……」

「……それは認めません」


 ルシアは納得したが、その提案をセシルが拒否する。


「ルシア様はいいとしても、ソアラ様が一緒に行くのは認められません」

「なんでよ! あんたはただソアラちゃんを独占したいだけじゃない!」

「……あなたからは危険な感じがします。私のソアラ様が雌猫の毒牙に晒されるのを放置はできません」

「なら、うちだって! ソアラちゃんを帰さない!」


 立ち上がったセシルとエレナが再び向かい合って激しく火花を散らす。


 そんな2人をボクは瞳に涙を溜めながら見つめた。


「……けんかしちゃダメだよ」


 ボクの顔を見たセシルとエレナは慌ててボクに近づく。


 そして、セシルとエレナはそれぞれ左右から優しく今にも泣き出しそうになっているボクの頭を撫でた。


「ソアラ様。分かりました……なら、条件があります」

「……じょうけん?」


 ボクが小首を傾げるとセシルは優しい眼差しでボクの顔を見ながら頷く。


「はい。ここに来る場合はソアラ様やルシア様だけじゃなく、私が一緒に同行します。それならこの雌猫の所に行くことを許しましょう……」

「なっ……あんたが一緒とか聞いてない!」

「私が一緒だとなにか不都合でも?」

「……それは、そのぉ〜」


 エレナは動揺した様子で視線を逸らしながら指先をちょんちょんといじっている。


「許可できないのなら、ソアラ様のことは諦めて下さい……あなたのような性格破綻者と一緒にいるのはソアラ様の教育上、好ましくありません」

「誰が性格破綻者よ! あんただってロリコンの変態じゃない!」


 セシルとエレナがボクを挟んで再び激しく睨み合う。


「……よろしいですね?」

「分かったわ……ソアラちゃんに会えなくなるのを考えれば、あんたが来るくらいどうってことないわよ!」


 エレナは渋々その提案を受け入れた。


 ボクはセシルとルシアと一緒にセシルの開けた空間転移の裂け目を通って魔王城に帰還した。


 魔王城に着くと、セシルが作ってくれたカレーを食べる。


「さあ、ソアラ様。野菜と果物をたくさん使ったビーフカレーです」

「やったー! カレーだ!」

「……カレーは好き」


 ボクとルシアはスプーンを握りしめると、目の前の皿に盛られたカレーに目を輝かせる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ