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異世界の村人だったボクは死んで生き返ったら女の子で魔王様!?~魔王のこのボクを辱めるなんて!勇者め!覚えてろよぉー!!~  作者: 北条氏成


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どうする?魔王様。最強勇者 対 最強メイド?4

 食堂に着くとメイド達が朝食を運んで来てくれる。


 今日は目玉焼きとパンとコーンポタージュでサラダも付いている。


 フランも朝食を食べると、それを見て私も食事を始める。


 食事を終えると、フランが私の方を見て話し出した。


「……アリシアお姉ちゃん。今日はポーションの精製をするの?」

「ええ、そのつもりだけど……」

「材料があれば、あたしだけでも作れるから……アリシアお姉ちゃんは休んでて」


 フランは倒れた私のことを心配して言ってくれているのだろう。


 だが、私はアレクの役に立ちたくてこの仕事を受けたのだ。


 だから、倒れても頑張ってやらないと、アレクに心配させないように自分にできることを精一杯に……


 私はそう思いながら、心配そうに見て来るフランに提案した。


「いいえ……その必要はないわ。フランちゃんも私と一緒にやりましょう!」

「……いいの? アリシアお姉ちゃん。倒れたばかりで疲れているんじゃない?」

「ええ、だから今日は、少しずつやっていきましょう」


 私がにっこりと微笑むと、フランも微笑み返す。


 食堂を出て私とフランは広場にある神秘の種を取って瓶に入れると、ポーションを調合用の部屋に移動した。


 瓶の中の神秘の種を一つ一つ水の入った瓶に移していく。


「これでよし! フランちゃん。薬草をすり潰して頂戴!」

「……うん」


 頷いたフランは皿の中で薬草をすり潰した。


 私も薬草をすり潰すと、フランと一緒に大量の薬草をゴリゴリとすり潰していく。


 殆ど薬草をすり潰し終えると、それをさっき水と神秘の種を入れた容器の中へ入れていった。


 それを棒でかき回して中の薬草と液体を布でこして分けたらポーションの完成だ。


「……できた」


 私は出来上がったポーションを見つめて微笑む。


 フランも同じように微笑んだ。


「この調子でどんどん作りましょう!」

「うん!」


 それから私達はポーションの製作を続けていると夕方になり、窓から西日が射し込むようになった頃にポーションを作るのをやめた。


「よし! 今日の分はこれでおしまい!」

「……うん。今日はたくさん作ったね」

「そうね。今日作った分を兵舎の方に運んで来るから、フランちゃんは休んでて!」


 フランは頷いて部屋の端に置かれたソファーに座った。


 私はたくさん瓶の入った木箱を持つと、ソファーで手を振るフランに微笑んで部屋を出た。


「よいしょ……よいしょ……」


 兵舎に向かう途中に箱に一羽の小鳥が舞い降りてきた。


 チュン!チュン!


「あっ、小鳥さん。どうしたの? お腹が空いたの? でも、ごめんね。今は食べ物を持ってないの……また、後で部屋に来てね!」


 私がそういうと、小鳥が飛び立っていった。


 それを見送ると私は再び歩き出した。

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