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異世界の村人だったボクは死んで生き返ったら女の子で魔王様!?~魔王のこのボクを辱めるなんて!勇者め!覚えてろよぉー!!~  作者: 北条氏成


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魔王様。勇者の双子の妹と出会う!?10

 今回のボードゲームの勝者はボクだった。ゴールした時にボクが持っていたお魚カードは最高のクジラだった。


「やったー!! ボクが一番だ!!」


 嬉しくボクが両手を上げると、エレナは祝福するように拍手した。


 負けたのはルシアだった。


「……ルーが負けた……」

「最下位はルシアちゃんね! なら、罰ゲームだね!」

「ふっふっふっ……なら、ルシアにこの猫耳を……」

「……あっ、ソアラちゃんはそのままで……」


 ボクが付けていた猫耳を外そうとすると、エレナがそれを止めた。


「罰ゲームは人数分あります!」

「……はっ?」


 エレナがそういうと、ボクはぽかんと口を開けて呆然とした。


 何故、罰ゲームはひとりだけなのにコスプレの衣装が人数分あるのか理解できなかったが、実際にエレナが人数分の衣装を持ってきた。


「罰ゲームだから、ルシアちゃんも服を脱いでこれに着替えてね!」

……罰ゲームなら、しょうがない……」


 ルシアはされるがままに服を脱いで裸になると、エレナの持っていたビキニに着替えて猫耳と尻尾を付けた。


「ほら、ルシアちゃんとソアラちゃん。並んで! 並んで!」

「うん」

「なんでボクまで……」


 エレナに言われ仕方なくルシアの隣にボクが座る。


「ほら、2人とも! にゃーって言って、にゃーって!」

「にゃー」

「……に、にゃー」

「キャー!! かわいい!!」


 何故かノリノリのルシアと仕方なく同じポーズを取って、黄色い悲鳴を上げているエレナに写真を撮って最後にはエレナ本人も着替えて参加していた。


 もうボードゲームの罰ゲームではなく、単なるハレンチな格好で猫のコスプレ撮影会になってしまっていた。


「ほら、ルシアちゃんもソアラちゃんもカメラに向かってピースして! いえーい!!」

「……ピース」

「……うぅ、ぴーす」


 ノリノリでカメラに向かってピースするエレナとルシアとは対照的に、恥ずかしさで顔を真っ赤に染めたボクも遠慮がちにピースする。


 そこに突然、見慣れた金髪に赤い瞳のメイド服を着ている少女がねじれた空間から現れた。

 

「はぁ……ソアラ様。なにをしているのですか?」

「ひゃ! ひゃわっ! セ、セシル!? み、みないでぇ~……こんなボクをみちゃやだぁ~」


 呆れ顔をしてビキニ猫耳カチューシャ姿のボクは胸と股を腕で隠して羞恥心で死にそうになりながら涙目で叫んだ。


「……あんた誰? うちのソアラちゃんに気安く話しかけないでくれる?」

「こちらこそ……私のソアラ様になにをさせてるんですか? この雌猫が……」


 互いに殺気に満ちた瞳を向けたエレナとセシルの間に激しく火花が見えるをボクは感じていた。


 部屋の中には一触即発の重苦しい雰囲気が流れている…… 

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