表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界の村人だったボクは死んで生き返ったら女の子で魔王様!?~魔王のこのボクを辱めるなんて!勇者め!覚えてろよぉー!!~  作者: 北条氏成


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

36/37

魔王様。勇者の双子の妹と出会う!?8

「わー!! ルシアちゃん! かわいい!! 写真撮らせて!」


 エレナはルシアが猫みたいで可愛くて、カメラを取り出してその姿を撮った。


 パシャッパシャッとシャッター音を響かせながら写真を何枚も撮る。


 次にエレナがお魚カードを引いた。


 引いたカードは『タイ』だ。


「タイか! うちはタイ好き! そうだソアラちゃん! 今度美味しいタイを食べれるお店に一緒に行きましょう! ねっ! ねっ!」

「……いかないにゃん」

「え~、ソアラちゃんのいけずぅ~」


 ぐいぐいと抱き付いてボクの頬に頬擦りするエレナを、ボクは両手で押し退ける。


「離れるにゃん! ボクから離れて早くサイコロを振るにゃん!」

「……もう。ソアラちゃんったら、恥ずかしがっちゃってかわいい! そーれ!」


 エレナはそう言ってニヤニヤしながら頬を赤らめるとサイコロを振った。


 サイコロを振って出た目は3だった。


【好きなプレイヤー(猫に)ハグをする。

次にサイコロを振る時にお魚カードを引いて昇格する。】


 ミッションがそんな命令をすれば、エレナが選択する相手は一択だ。


「まあ、ミッションなら仕方ないよね……ソアラちゃん! うちとぎゅーってして!」

「なんでボクなの!? ルシアもいるのに!! じゃんけんしよ! じゃんけん!」

「もう。仕方ないなぁ……」


 ソアラの申し出にエレナは渋々だが、じゃんけんで決めることを了承した。


 しかし、結果は……


「いやぁああ! 絶対にいやにゃん!」

「大丈夫! ほら、いらっしゃい! ソアラちゃん。怖がらなくていいんだよ!」

「やだっ! こっちに来るにゃ! 近づかないでにゃん!」

「逃げないでー! これはボードゲームのミッションだから! 命令だから!」


 そう言ってジリジリと迫って来るエレナ。


「うそだ! 獲物を狩る獣みたいな目をしてるにゃん!」

「それは愛情表現の一種よ! さあ観念しなさい!」


 ボクはエレナがゆっくりとにじり寄ってくるので、必死に椅子から立ち上がって壁際に逃げる。


「ソアラ。がんばれ」

「ルシア助けてにゃん!」

「……」


 ルシアは助けを求められても腕組みして静観している。


 まったく役に立たない!


「うふふふ。ソアラちゃん。もう逃げ場はないわよ?」

「ひっ……」


 ついに部屋の隅に追いやられたボクは震え上がる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ