魔王様。勇者の双子の妹と出会う!?6
「このゲームはサイコロを振って出た目のミッションをこなします! ミッションは猫をモチーフにしたものでーす! それをしたら大きいお魚カードに変更して行って、最後に一番大きなお魚カードを持ってた人の勝ち!! ビリの人にはネコさんの気持ちを分かってもらうために……この猫耳と尻尾を付けてもらいまーす!!」
エレナは猫耳と尻尾を取り出すと、笑顔で言った。
ボクはそれを見て少しやりたくなくなった。しかし、ボードゲームという言葉が男の子だったころのボクの心を擽る。
「まあ、罰ゲームはボクは負けないから関係ない! 早くしよう!」
「……うん。ソアラがやるならルーもやる」
「じゃあ、決定ね!」
ボクとルシアはボードゲームの椅子に座ると、エレナはにっこりと笑いながらじゃんけんした。
順番はボク、ルシア、エレナの順になった。
「ボクはじゃんけんも最強! なら、行くよ! え~い!」
ボクが気合いを入れてサイコロを振る。
5が出て意気揚々と猫の形をした駒を動かす。
【次の順番まで語尾にニャン!を付ける。
次にサイコロを振る時にお魚カードを引いて昇格する。】
止まったマスに書かれているのを見てボクは真顔になった。
「ほら! ソアラちゃん! 語尾にはにゃんを付けないと!」
「なんでこうなるにゃん……」
ボクが恥ずかしそう顔を真っ赤に染めながらそういうと、今度はルシアがサイコロを振る。
「……えい」
ルシアが出したのは3だ。ルシアが駒を進める。
【釣り人からお魚を強奪するのに成功! 3マス進む。
次にサイコロを振る時にお魚カードを引いて昇格する。】
ルシアはそのマスの指示に従って3マス進んだ。
「わーい。いち、に、さん……」
嬉しそうなルシアがボクの駒を追い越すと、ボクは少し焦りを感じた。
ボクに続いてエレナがサイコロを振った。
出た目は6だった。エレナは駒を進めると止まった。
【次にサイコロを振る人の膝に寝転がって猫の気持ちになる。
次にサイコロを振る時にお魚カードを引いて昇格する。】
エレナはそのマスを見て微笑み自分の太ももを叩いた。
「ほら、ソアラちゃん来て! お姉ちゃんが膝枕してあげる!」
「……でも、ボクが膝枕するんじゃないの?」
「だって、うちを乗せたらソアラちゃんの足が痛くて痺れちゃうでしょ?」
確かにボクの華奢な膝にエレナの頭を乗せると、ボクの膝が限界を超えてしまうかもしれない。




