魔王様。勇者の双子の妹と出会う!?3
熱々ふわふわのパンケーキにひんやりとしたバニラアイスとホイップクリームの甘さ。
後から口の中でじゅわりと溶けるバターと甘い蜂蜜がとても美味しい。
「はむっ! もぐもぐ。ん〜、おいしいぃ〜」
ボクは幸せを感じながら落ちそうになる頬っぺたを手で押さえると、満面の笑みを浮かべる。
「はむっ、もぐもぐ。甘くてふわふわ。おいしぃ」
ルシアもリスのように口一杯にパンケーキを頬張って幸せそうだ。
「うふふっ、よかったぁ〜」
ボクたちが夢中になって食べてる姿を見て、エレナは肘をテーブルに付けて頬に手を当てて微笑んでいる。
「本当にかわいいなぁ〜、ソアラちゃんは……」
エレナはうっとりしながら小さく溜息を吐くと、ボクの顔を見て微笑んでいた。
ボク達がパンケーキを食べていると、エレナは思い出したように空中で指を動かしている。
その時、動かしていた指が止まって驚き目を丸くしながら顔を青ざめさせた。
「なに……これ……」
エレナは震える手で見ていたのはボクとルシアのステータスだったのだ。
【ソアラ・ベルゼブブ。性別 女。年齢 10歳。種族 魔族。スキル 淫紋、発情(魔王のみ発動可能)
称号 魔王(代理) 加護 不老不死。無敵(物理、魔法完全無効)不幸体質。
物理攻撃 5
魔法攻撃 5
魔力 9999
物理防御 ∞
魔法防御 ∞
メンタル 1
好きな食べ物 カレーライス、ホットケーキ、ハンバーグ、オムライス】
ボクのステータスを見て、エレナな驚き口を手で覆っていた。
「このステータスありえない……こんなの……こんなの……」
エレナは口を覆いながらプルプルと体を震わせている。
(……こんなの可愛すぎる!! 好きな食べ物がステータスに表示されてる! しかも、カレーライス、ホットケーキ、ハンバーグ、オムライスって……お子さますぎるぅ〜!! しかも、不老不死って……この可愛さが永久保存版って事でしょ!? そんなの最高じゃん!! 不幸体質ってのもポイント高い。こんなのうちがこの子を守護らなきゃ!! まあ……淫紋と発情の項目は同担拒否のうちには理解できないし、絶対に無理だけど、それは魔王とやらを討伐すればいいし。魔王討伐の多額の報奨金でソアラちゃんとの夢のイチャらぶ生活の資金にすればOK!! それより……)
その後のボクとの生活を妄想して興奮気味に机をドンドンと叩きながら心でそう呟いていたエレナに、ボクはドン引きしてエレナを不審者を見るような白い目で見ていた。




