魔王様。メイドになるにゃん?6
【ソアラ・ベルゼブブ。性別 女。年齢 10歳。種族 魔族。スキル 淫紋、発情(魔王のみ発動可能)
称号 魔王(代理) 加護 不老不死。無敵(物理、魔法完全無効)不幸体質。
物理攻撃 5
魔法攻撃 5
魔力 9999
物理防御 ∞
魔法防御 ∞
メンタル 1
好きな食べ物 カレーライス、ホットケーキ、ハンバーグ、オムライス】
それを見たエクセリアはソアラのステータスを見て驚いた。
(普通じゃない。種族が魔族でスキルが淫紋と発情? なにこれ、魔王付きのサキュバスかなんかなの? しかも加護が不老不死はいいとして、不幸体質と無敵!? 物理と魔法の完全無効!?)
さっき転んだこと最初に平原で会った時に放った斬撃を受けても服が吹き飛んだだけで体は無傷だったことをエクセリアは思い出した。
このソアラのステータスを見ていればなんとなく辻褄が合う。
メガネを掛けた痩せた男性はエクセリアの方を見て心配そうに声を掛けた。
「どうしたのですか?」
「えっ! なんでもないです! ちょっと疲れちゃっただけですよ!」
エクセリアはそう言って笑って誤魔化した。
それから時間が経過すると、ご主人様達は料理を全て平らげてお勘定をして帰る。
「エクセリアたん! とても美味しいかったですぞぉー」
「ご満足いただけたようで何よりです! いってらっしゃいませご主人様!」
エクセリアはメイドの制服を着たままぺこりと頭を下げると、痩せたメガネの男性は満足そうに微笑んだ。
「ソアラたん! 我が輩、ご満悦ですなぁ〜。また、来ますからなぁ〜」
「はい! また、会いましょう! ご主人様、いってらっしゃいませー!」
最初は引っ込み思案な感じだったが、小太りのメガネを掛けた男性はソアラに手を振ると、ソアラも嬉しそうに笑いながら元気に手を振った。それを見た小太りのメガネを掛けた男性は満足気に帰って行く。
それから暗くなって店が閉店するまでエクセリアもソアラも働いた。
「今日はお疲れ様にゃん! また、忙しい時やお金を稼ぎたい時は来て働いてほしいにゃん! はい。これは本日分の給料にゃん!」
「お疲れ様でしたー! また、お金なくなったらきまーす!」
「わぁ〜、ありがとうございます!」
スーツにサングラスを掛けた筋骨隆々の店長から、エクセリアもソアラも給料を受け取った。
ソアラは手の平に置かれている一枚の金貨を見て瞳を輝かせる。
汗水垂らして働いて得たお金だ、感動はひと塩である。




