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笑顔の雪だるまたち

これは創作における新しい物語です。皆さんに楽しんでいただければ幸いです。

レイジとマタサブロウは、生まれてからずっと兄弟のように育ってきた。

レイジの母・ゆうとマタサブロウの母・涼子りょうこは、どちらも未亡人である。

二人の父親、ユキチとマコトは親友同士であり、共に神経科学の研究機関に勤めていた。だが、レイジとマタサブロウが幼い頃、共に亡くなってしまった。


父たちの死後、優と涼子は、彼らが生前に購入していたロサンゼルスの家へと移り住んだ。

「アメリカンドリームの地で、家族みんなで暮らす」――それが、ユキチとマコトの夢だったのだ。


父親たちの記憶はほとんど残っていないが、レイジとマタサブロウには忘れられないものがある。

それは、幼い頃によく聞かせてもらった子守歌だ。


その歌の一節が、時折、夢の中で蘇る。

だが、目が覚めた途端に――また忘れてしまうのだ。


優と涼子は小柄な熟女で、モデルのような体型ではないが、穏やかで柔らかい母性の魅力にあふれていた。

四人は、父親たちの不在にもかかわらず、笑顔の絶えない温かな家庭を築いてきた。


それでも、母たちの胸には、言葉にできない空虚が残っていた。

それを知っているからこそ、レイジとマタサブロウは「いい子」であろうと努めていた。


ある日、レイジがマタサブロウに言う。「話したいことがあるんだ」

張り詰めた空気の中、二人は向かい合う。


「実は――君のお母さんのことが、ずっと……好きだったんだ」


同時に口に出したその言葉に、二人は絶句した。


その頃――遠く離れた大阪。

ある企業「コグノコープス」の会議室では、重役たちが集まり、緊迫した空気の中で会議が進んでいた。


その時、議長席に座る会長・長門ココロが口を開く。


「諸君――ついに、彼らを見つけたぞ」



楽しんでいただけたら嬉しいです。この物語の次のエピソードを近々アップロードします。

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